新曲は16人編成になっていろんなパワーが生まれた

──いよいよ4thシングル「１！２！３！４！ ヨロシク！」が発売されます。「青空片想い」や「ごめんね、SUMMER」とはずいぶん曲調が違いますね。

矢神　めちゃくちゃ明るくないですか？

──今まで以上に元気な曲だと思います。

矢神　「青空片想い」や「ごめんね、SUMMER」はさわやかだったけど、今度はめちゃくちゃ元気で。これからの季節、この曲を歌って踊って体をあたためてほしいです！

──今回から選抜メンバーが16人に増えましたが、「青空片想い」「ごめんね、SUMMER」の7人時代と比べてどこが大きく変わりましたか？

松井　7人のときはすごくキュッとまとまってる感じでしたが、今はそれが大きくなって16人の中でいろんなところでいろんなパワーが生まれてるっていうか。パワフルな桑原みずきちゃんが新しく選抜入りして、（松井）珠理奈と一緒にグイグイ引っ張ってくれてるので、今までとは違った色がどんどん出てくるんじゃないかと思ってます。

──ビデオクリップもパーティ感の強い仕上がりで。実際に学校の体育館を使って撮影したんですよね。

向田　そうです。その学校の生徒さんが、実際に振りを覚えて出演してくれています。

矢神　もちろんサンバの格好した人は生徒さんじゃないですよ（笑）。エキストラさんたちを最初に見たときはどんな内容になるのかと思ったけど、最終的には私たちの想像を超えた素敵な内容になりました。

松井　今回はカット数が多くてめまぐるしく場面が変わっていくので、何回観ても楽しめる作品になっていると思います。例えば今回はこの子を探そうとか、次は別の子に注目しようとか目的を持って観てみると、目当ての子が気づかないところでチラッと映ってたり面白いことをしてたりすると思うので、そういうふうにも楽しんでもらえたらうれしいです。

「セリフのある曲って、実は昔から憧れてたんです」

──今回の曲はセリフのパートがあって、そこでまた耳を惹きつけられます。玲奈さん、矢神さん、向田さんは実際にセリフを担当してますね。

矢神　セリフのある曲って、実は昔から憧れてたんです。

松井　わかる！

矢神　小学校の頃、アイドルの出ているテレビ番組でセリフが入ってる曲を聴いて「これ、いい！」って思ったんです。いつかこういうのやってみたいなって考えていたので、夢が叶いました（笑）。

──玲奈さんもセリフのある曲に憧れてたんですか？

松井　AKB48さんの「小池」という曲で篠田（麻里子）さんがセリフパートをやっていて、私もそれにすっごく憧れてたんですよ。だからSKE48でもいつかセリフのある曲をやりたいなとずっと思っていて。今やってるチームS「制服の芽」公演の「枯葉のステーション」にも曲中に留守電のセリフパートがあるんですけど、最初は「やっとセリフのある曲がもらえた、毎回公演でセリフを言えるんだ！」と喜んでいたら、スタッフさんに「それ全部録音して流すやつだから」って言われてすごくショックを受けたんです（笑）。だから今回は本当にうれしくて。ガールズトークの断片をポンと持ってきたようなセリフなので、口にしてもすごく楽しいですし、ファンのみなさんにもカラオケで歌うときに言ってほしいです。

向田　それはちょっと聴いてみたいかも（笑）。

松井　ああいうのって、言ってるほうもちょっと恥ずかしいんです。だから、同じようにファンの方が言ってるのを想像するとワクワクしますね。

──セリフのレコーディングはすんなり進みましたか？

松井　セリフが3パターンくらいあって、それを全部録った中からひとつが採用されたんですけど、やっぱり難しかったですね。「自然にガールズトークしてるように」ってスタッフさんがアドバイスをくれるんですけど、テンションを上げるのも大変だし。演技とも全然違う感じでした。

矢神　誰も相手がいないのに、ひとりマイクに向かってセリフを言うからね（笑）。

──木本さんはこれが初めてのレコーディングでしたが、やってみた感想は？

木本　曲はしっかり覚えたんですけど、音程を間違えないように気をつけるので精一杯で。「これで合ってるのかな？」って不安だったんですけど、最後は「まぁとにかく歌えーっ！」って。

矢神　ははは、勢い！（笑）

向田　一緒にレコーディングしたんですけど、上手でしたよ。