音楽ナタリー Power Push - GLIM SPANKY × 南石聡巳 meets h.ear go
ハイレゾ音源で聴く名盤10選
臨場感あるハイレゾの音楽を、ファッショナブルかつ気軽に楽しむスタイルを提案するソニー h.earシリーズ。このラインナップの1つであるh.ear go(SRS-HG1)は、ハイレゾ音源の魅力を十分に表現する再生周波数を実現したワイヤレスポータブルスピーカーだ。また本機は、Bluetoothで接続したウォークマンやスマホの音楽をワイヤレスで再生できるも魅力。SBC、AAC、apt-Xのほか、ソニーの独自規格であるLDACでのコーデックに対応するので、ワイヤレス環境下でもハイレゾ相当の音質で楽しむことができる。
今回音楽ナタリーではh.ear goの実力を探るべく、GLIM SPANKYとレコーディングエンジニアの南石聡巳氏に試聴をしてもらった。2組は「ハイレゾで聴きたい名盤」を計10作品選び、それぞれのハイレゾ音源を10月29日に発売されるWalkman NW-A30で再生。Bluetooth接続によるワイヤレス環境でh.ear goの音質をチェックした。Walkman NW-A30はBluetooth経由で従来比最大約3倍の情報量を伝送でき、ワイヤレスでもハイレゾ相当*の音質で楽曲を再生できるLADCに対応した新商品だ。なお16bit / 44.1kHzのCDクオリティの音源もh.ear goで出力して、ハイレゾ音源との違いもチェックしている。サウンドメイキングにこだわりを持つ3人が感じた率直な感想を通して、本機の実力を掘り下げていこう。
なお、ハイレゾ音源の再生に使用したWalkman A30シリーズはBluetooth®経由で従来比最大約3倍の情報量を伝送でき、ワイヤレスでもハイレゾ相当*の音質で再生できるLDACに対応。3.1inchの大画面タッチパネルを搭載することで、音楽をスムーズに楽しめる高い操作性を実現している。
*ハイレゾ音源を990kbpsで伝送する場合
取材・文 / 三橋あずみ 写真 / 横山マサト 動画 / オオタシンイチロウ
h.ear go(SRS-HG1)
価格:オープンプライス
スピーカー:直径35mm(フルレンジ)×2
エンクロージャー方式:パッシブラジエーター方式
周波数帯域:60Hz~40kHz
実用最大出力:24W(12W+12W)
電源:リチウムイオンバッテリー、AC電源
消費電力(AC電源使用時):約12W(内蔵充電池充電中)、約0.2W(待機時、Bluetooth / ネットワークスタンバイ機能オン)、約0.2W(待機時、Bluetooth / ネットワークスタンバイ機能オフ)
電池持続時間(Bluetooth接続時):約12時間
最大外形寸法(幅×高さ×奥行き):約204(W)×62(H)×60(D)mm
質量:約790g
付属品:マイクロUSBケーブル、USB ACアダプター
Walkman A30シリーズ
容量:【NW-A37HN】64GB / 【NW-A36HN】32GB / 【NW-A35HN】16GB / 【NW-A35】16GB
信号圧縮方式(音声):MP3 / WMA / ATRAC / ATRAC Advanced Lossless / WAV / AAC / HE-AAC / FLAC / Apple Lossless / AIFF / DSD(DSF, DSDIFFフォーマット対応)
信号圧縮方式(ビデオ):-
信号圧縮方式(静止画):-
ディスプレイ:3.1型、WVGA(800×480ドット)
Bluetooth機能:
・ 通信方式 : Bluetooth標準規格 Ver 4.2
・ 使用周波数帯域 : 2.4 GHz帯(2.4000 GHz-2.4835 GHz)
・ 変調方式 : FHSS
・ 対応Bluetoothプロファイル
- A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
- AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
・ 対応コーデック / LDAC
本体動作対応OS:Windows Vista(Service Pack 2以降)/ Windows 7(Service Pack 1以降)/ Windows 8.1 / Windows 10 / Mac OS X 10.8~10.11
最大外形寸法(本体):55.9(W)×97.5(H)×10.9(D)mm
重量:約98g(充電池含む)
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- GLIM SPANKY「Next One」
- アナログ盤 / 2016年10月26日発売 / 3564円 / Virgin Music / TYJT-59001
- ハイレゾ版
SIDE A
- NEXT ONE
- 怒りをくれよ
- 闇に目を凝らせば
- grand port
- 時代のヒーロー
SIDE B
- 話をしよう
- NIGHT LAN DOT
- いざメキシコへ
- 風に唄えば
- ワイルド・サイドを行け
GLIM SPANKY(グリムスパンキー)
松尾レミ(Vo, G)、亀本寛貴(G)による男女2人組のロックユニット。2007年に長野県内の高校で結成。2009年にはコンテスト「閃光ライオット」で14組のファイナリストの1組に選ばれる。2014年6月に1stミニアルバム「焦燥」でメジャーデビュー。その後、スズキ「ワゴンRスティングレー」のCMに、松尾がカバーするジャニス・ジョプリンの「Move Over」が使われ、松尾の歌声が大きな反響を呼ぶ。2015年7月には1stアルバム「SUNRISE JOURNEY」をリリースした。7月20日に2ndアルバム「Next One」を発表。このアルバムには映画「ONE PIECE FILM GOLD」主題歌の「怒りをくれよ」、映画「少女」主題歌の「闇に目を凝らせば」などが収録されている。
南石聡巳(ナンセキトシミ)
1990年代にレコーディングエンジニアとしての活動を開始。Blankey Jet City、blood thirsty butchers、THE HIGH-LOWS、ギターウルフ、eastern youthなどのロックンロールバンドのほか、YUKI、Chara、木村カエラなどのレコーディングを担当。硬派なロックサウンドを得意としながら、若手からベテランまで幅広いアーティストを手がけている。GLIM SPANKYの作品では、アルバム「Next One」などでその手腕を発揮した。