音楽ナタリー Power Push - ドレスコーズ

ファンと志磨遼平が考える理想のドレスコーズ

2012年にバンド編成で始動したドレスコーズは、現在志磨遼平のソロプロジェクトとなり、さまざまなゲストアーティストを迎えたフレキシブルな体制で楽曲制作やライブを行っている。今回音楽ナタリーでは、5月11日にライブBlu-ray / DVD「SWEET HAPPENING ~the dresscodes 2015 "Don't Trust Ryohei Shima" JAPAN TOUR~」がリリースされることを記念して、“読者が見てみたいドレスコーズ”のバンドメンバー編成をTwitterハッシュタグ「#ドレスコーズナタリー」で募集する企画を展開。読者から寄せられた“見てみたいドレスコーズ”を志磨本人にぶつけてみた。

取材 / 田中和宏 文 / 倉嶌孝彦 撮影 / 上山陽介

さすがドレスコーズを聴いてるだけある

──皆さんのツイートをご覧になった感想はいかがでしたか?

志磨遼平

ツイートを見てると、ドレスコーズを聴いてくれてる方たちの音楽の趣味がよくわかるんですよね。例えば、はっぴいえんどとかティン・パン・アレーとかっていう投稿もいくつかあったのは驚きでした。

──意外だったんですね。

そうですね。こういうご趣味の方がドレスコーズを聴いてくれてるんだっていうのは意外でした。もうちょっと僕と同世代のバンドが好きな方が多いのかと思ってましたから。

──投稿の中にはすでに一緒にステージに立ったアーティストとの再演が観たいという声も多かったですね。

うれしかったですね。僕の人選が間違ってなかったということの証明ですから。毎回いいライブを皆さんにお観せできてるという自信につながりました。にしても皆さん音楽の趣味がいいですね。さすがドレスコーズを聴いてるだけある(笑)。

一人っ子のよくない典型

──まず今回のハッシュタグ「#ドレスコーズナタリー」を使って真っ先に反応してくれたのが、ベーシストとしてアルバム「オーディション」や、その後の全国ツアーにも参加していた有島コレスケさんでした。

実はこの直後に僕も「全パート志磨」っていうツイートをしてて。これ、一人っ子のよくない典型ですね(笑)。「バンドやりたい」とか言っといて、結局自分一人で完結してるやないかっていう。

──そうは言いつつ、コレスケさんも志磨さんもいろんな方とバンドを組んでいますよね。

僕もコレスケくんもバンドは好きなんですよ。ただ、やっぱり一人っ子ゆえの性みたいなのがあって、遊びを全部自分で完結させちゃうところがあるんですよね。例えば僕は小さい頃のごっこ遊びで1人何役も演じていたりして。草野球よりボールを壁に当てる「壁当て」のほうが楽しかったくらいですから(笑)。自分の中にストーリーを1本立てて、その通りに進めたがるところがあるんですよ。そのストーリーが変化していくことを面白がれるようになるには時間と訓練が必要でしたね。

リリーさんとうまく女を愛せない男同士の歌を

僕が面白いと思ったのはこの方のツイートですね。

長岡さん、伊賀さん、大地さんに、環ROYくんがラップっていうのが非常に面白そう。この編成だったらなんでもできそうですけど、スムース系のエロいR&Bっぽい曲とかバッチリハマりそうですね。伊賀さんと大地さんは高田渡トリビュートライブでご一緒しましたが、歌に対して非常に的確なリズムを出してくれるプレイヤーですし、長岡さんとは「1」(2014年10月発売)のときに一緒に曲を作ったこともあるし。ぜひやってみたい編成ですね。

これはイメージが湧く編成ですね。ものすごく湿った昭和歌謡みたいなのを3人でやりたいです。あ、これベース&ボーカルなんや僕。

──投稿者の方は何度かツイートしてくれていて、志磨さんの担当も細かく考えてくれていました。

もちろん、ベース&ボーカルでもやりますよ。この3人だったらこういう曲を書こうっていう音楽的なイメージがすぐ湧いてくる、いい編成だと思います。Aマイナーで始まるような場末感漂う歌謡曲をリリーさんと歌いたいですね。うまく女を愛せない男同士の歌みたいなやつを(笑)。

ライブDVD / Blu-ray「SWEET HAPPENING ~the dresscodes 2015 "Don't Trust Ryohei Shima" JAPAN TOUR~」 / 2016年5月11日発売 / EVIL LINE RECORDS
Blu-ray Disc 5616円 / KIXM-230
DVD 4104円 / KIBM-563
収録内容
  1. HEART OF GOLD
  2. スローガン
  3. ボニーとクライドは今夜も夢中
  4. jiji
  5. もあ
  6. 愛さなくなるまでは愛してる(発売は水曜日)
  7. Lily~ダンデライオン
  8. それすらできない
  9. トートロジー
  10. あん・はっぴいえんど
  11. ゴッホ
  12. 愛する or die
  13. 犬ロック
  14. ビューティフル
  15. みなさん、さようなら

<アンコール>

  1. 愛に気をつけてね
Blu-ray Disc特典映像
  • "Don't Trust Ryohei Shima" JAPAN TOURダイジェスト映像
ドレスコーズ
ドレスコーズ

2012年1月1日に志磨遼平(Vo)、丸山康太(G)、菅大智(Dr)の3名で初ライブを実施し、同年2月に山中治雄(B)が加入する。6月には大阪、名古屋、横須賀で「Before The Beginning」と題したツアーを突如開催。7月に1stシングル「Trash」をリリースし、タイトル曲は映画「苦役列車」主題歌に採用され話題を集めた。12月に1stフルアルバム「the dresscodes」、2013年11月にフジテレビ系アニメ「トリコ」のエンディングテーマ「トートロジー」を含む2ndフルアルバム「バンド・デシネ」を発売。2014年9月にキングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSへの移籍第1弾作品として5曲入りCD「Hippies E.P.」をリリースし、同時に丸山、菅、山中の脱退を発表した。ドレスコーズは志磨の単独体制となり、同年12月にフルアルバム「1」をリリース。2015年10月、ピエール中野(凛として時雨)、會田茂一、沙田瑞紀(ねごと)ら多数のゲストプレイヤーを迎えて制作した4thアルバム「オーディション」を発売した。2016年5月にライブツアー「Tour 2015 "Don't Trust Ryohei Shima" JAPAN TOUR」のファイナル公演の模様が収録されたBlu-ray / DVD「SWEET HAPPENING ~the dresscodes 2015 "Don't Trust Ryohei Shima" JAPAN TOUR~」がリリースされる。