アプガ×PASSPO☆、教え子14人で竹中夏海に感謝のツーマン

アップアップガールズ（仮）、PASSPO☆が9月11日に東京・新宿BLAZEにて「たけなかさんの 愛しい教え子 フェスティバル～俺たちのTIFはまだ終わらない～」と銘打ったツーマンライブを開催した。

これは2組の振り付けを担当する竹中夏海が発起人となり実現したツーマンライブ。今までイベントで何度も顔を合わせてきた2組だが、ツーマンライブ形式は初となり、フロアはこの日を待ち望んだお互いのファンで埋め尽くされた。

オープニングではライブの順番を決めるための綱引き勝負を実施。以前PASSPO☆は所属事務所のグループが一堂に会したイベントで綱引きを行い、圧倒的な強さを見せつけて優勝した経験を持つ。だが相手は“アスリート系アイドル”を自称するアプガ。彼女たちはグループでの綱引きの経験こそないものの、この勝負のためにアプガのトレーニングを担当している足立光トレーナーの指導のもと特訓を行ってきたことを明かす。大きな緊張感が会場を包み込む中、竹中の合図で綱引きがスタート。序盤はPASSPO☆がリードするが、アプガが後半で驚異の巻き返しを図る。序盤ですべての力を使い果たしたPASSPO☆はアプガの追撃にあえなく撃沈し、綱引き勝負はアプガが勝利を収めた。試合後、アプガは最初に相手を疲れさせるため力を温存していたことを明かし、放心状態のPASSPO☆をしり目に勝ち名乗りを上げた。

綱引きに勝利したアプガは先攻をチョイス。彼女たちは「踊るよー！」とオーディエンスを煽りながら、今夏さまざまなライブで披露してきたサマーチューン「アッパーレー」でライブを勢いよく開幕させる。また「全力！Pump Up!!」ではPASSPO☆の岩村捺未、森詩織を加えて9人でフロアを熱くした。さらに「美女の野獣」をPASSPO☆とのコラボでパフォーマンスし、14人の“野獣”がステージをところ狭しと暴れ回った。歌唱後、玉井杏奈は岩村に対して「野獣というより小熊」と評しフロアをひと笑いさせた。

「ジャンパー！」「チョッパー☆チョッパー」という鉄板の流れでパッセンジャー（PASSPO☆ファン）をも引き込んだアプガは、ラストに竹中が大好きだという「End Of The Season」をしっとりと届けた。佐藤綾乃は「アプガをアスリートとして磨き上げてくれたのは竹中先生。今日はこういう機会を設けてくれてありがとうございます」と竹中に感謝の気持ちを伝える。さらに森も竹中に対して「竹中先生はアプガが武道館に連れていきます！」と宣言した。

アプガからのバトンを受け取ったPASSPO☆は「WANTED!!」でライブをスタート。パッセンジャーはここぞとばかりにクルー（メンバー）と息の合ったダンスを行いアプガファンを圧倒する。MCでは岩村が関根梓に「ひと目見たときから関根梓さんのことが大好きでした！ 多くは望まないのでこれからも関根梓イチ推しでお願いします！」と告白し、オーディエンスの歓声を浴びた。また森詩織は担当カラーが同じ黄色ということもあり、アプガの佐保の挨拶である“空手の型”にリスペクトを表してバスケのドリブルの型を披露した。

「HONEY DISH」「Love Diary」「Cosmic You」とノリのいいナンバーが続いたあとは、岩村、森詩織、藤本有紀美、安斉奈緒美によるPASSPO☆の派生ユニット・はっちゃけ隊 from PASSPO☆が登場。ここではアプガから佐藤、森咲樹が加わり6人で「気分はサイコー！サイコー！サイコー！」を届け、オーディエンスとともに何度も「サイコー！」と絶叫した。続けてクルーはアプガとともに「マテリアルGirl」を披露しフロアを熱気で満たす。さらに「向日葵」では佐保が参加するなど次々とコラボし、ラストは代表曲「少女飛行」で締めくくった。

アンコールでは感謝の気持ちを込めて竹中を全員で胴上げ。拍手が巻き起こる中、竹中からの「私が好きなアイドルソングで締めます！」という提案により7人祭の「サマーれげぇ！レインボー」を全員で歌い上げ、この日のツーマンライブの幕を閉じた。