「恋する▽ヴァンパイア」は、桐谷扮するヴァンパイアの少女キイラが幼なじみで初恋の相手と8年ぶりに再会し、“ヴァンパイアと人間の恋”に悩む姿を描いたラブストーリー。劇中で戸塚はキイラの幼なじみの哲を、田辺と大塚はキイラの育ての親である夫妻を演じている。
完成した映画の感想を尋ねられた桐谷は「ヴァンパイアの映画は怖くて暗いイメージがあったんですけど、この映画は撮影していてもセットや衣装がとてもかわいくて。完成したらどうなるのか楽しみにしていました」と答える。また、自身が演じた主人公のキイラについて「まっすぐで一生懸命で、恋にも一途で1人の人を思い続けられるピュアさがあって。それだけ強く思っていられる人と出会えるって、うらやましいなと思いながら演じていました」と語った。
戸塚が演じるキイラの初恋の相手、哲は冴えない青年からキイラとの再会を経て洗練されていくという役どころ。哲について戸塚は「最近の映画の中の男の子とは正反対だと思います。自分自身頼りない部分もあるので、そういうところはシンクロしてたかな……と」と感想を述べる。さらに序盤に登場する、いかにも冴えないファッションの“ダサ哲”を演じた感想を「自分としては抵抗はなかったです。むしろその後、カッコよくなってからの“アフター哲”のほうが抵抗がありました」と語り、笑いを誘った。
劇中でパン屋の夫婦を演じ、実生活でも夫婦である田辺と大塚。田辺は自身が演じた夫、力彦を「あんまり映画の中で活躍してたって感じではないんですけども(笑)、僕は普段もそうなんですよ。なんとなく家族を守るっていうか……」と実生活と重ねて苦笑いする。その言葉に大塚は「こう言ってますけど、結構活躍してくれてるんですよ。ときどき電球替えてくれたりとか(笑)。まあ、大きく全体を見てくれてるんだと思っています」とフォローを入れていた。
主題歌「コロニー」を歌う三戸は、劇中でもこの曲を戸塚と共に披露している。そのシーンについて尋ねられると、「戸塚さんに最初にお会いしたのが、さっきおっしゃってた“ダサ哲”の格好のときだったんですよ。だから最初は戸塚さんだってわからなくて(笑)」と振り返る。そして主題歌について「私が生まれて初めてレコーディングした曲が映画の主題歌になって、とてもうれしいです」と笑顔で語った。
今作が初監督となる鈴木監督は「どうしても入れたかったシーン」として、横浜の元町で撮影したというミュージカルシーンを挙げ「雨が降って予備日がなかったんですけど、強引に撮りました」と語る。このシーンについて桐谷は「ダンスが本当に苦手なので『なんでミュージカルシーンがあるんだろう!』ってずっと思ってたんです」と撮影までの不安を明かすが、戸塚は「苦手ってずっとおっしゃってましたけどとんでもない! もうダンサーですよ!」と、桐谷のダンスを絶賛。桐谷も「戸塚さんがアドリブでバク転を入れてくださって。現場がものすごく盛り上がりました」と戸塚を褒めたたえた。
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