ライブ配信のお供は宿儺の指!?

──何度もくり返し舞台「呪術廻戦」を楽しみたい方や、劇場で観劇できない方に向けて、7月15日の東京公演初日と8月14日の大阪公演最終日の計3公演が、U-NEXTにて独占ライブ配信されます。いずれの公演も見逃し配信が行われるほか、マルチアングル配信となり、スイッチング映像と全景映像を自分で切り替えながら視聴することが可能となっています。

和田　どのアングルで撮影された映像を観るか、自分で選べるんですか!? すごい時代になりましたね。僕としては、舞台装置に注目して全景映像を観てほしいなと思います。足音がけっこう響くので、そういった部分にも注目してもらえたら。

豊原　スイッチング機能を使って、俳優さんたちがどういう表情をしているかを観てもらえたらうれしいですよね。

泰江　そうだね。アンサンブルの方々もいろいろな動きを取り入れながら呪霊を表現しているので、まずは全景の映像を観てから、自分の観たいアングルをチョイスして、何度でもご覧いただけたらと思います。

佐藤　このキャスト陣が出演していることからもわかるように、今回いくつか歌唱シーンがあるんですよ。配信を通して、皆さんのパソコンやスマートフォンが壊れるくらいの音圧を届けられたらと思います。それが目標ですね。

一同　えっ!?（笑）

佐藤　端末が壊れずにカーテンコールまで観ることができるのか……勝負です。

泰江　どんなところでお客さんと勝負してるの!?（笑）

一同　ははは！（笑）

──映画鑑賞をする際のお供と言えばポップコーン、コーラなどが定番ですが、舞台「呪術廻戦」のライブ配信を視聴するにあたって、オススメしたいお供は何ですか？

豊原　……宿儺の指？

一同　ははは！

佐藤　「呪術廻戦」のコラボソーセージを作ってもらおう（笑）。

泰江　袋を開けたら全部指だったら怖いでしょ！（笑）

佐藤　ははは！ 「呪術廻戦」で食べ物にゆかりのあるキャラクターっていたっけ……？ あっ、狗巻棘か。

和田　おにぎりね。

佐藤　のどあめはどう？ 笑いすぎて、のどから血が出る可能性があるから（笑）。

和田　「のどから血が出る舞台」なんてキャッチコピーが付いてたら誰も観てくれないって！（笑）

泰江　のどから血は出るし、電子機器は壊れるし……（笑）。

一同　ははは！

佐藤　俺、正解見つけました！ 呪骸のぬいぐるみだ。

一同　おお！（拍手）

佐藤　呪骸を起こさずに舞台を観続けられるか。

和田　それだ！

佐藤　……といった感じで、笑いあり、手に汗を握るアクションもあり、心にグッとくる歌もあり、最後には目頭が熱くなる展開もありの、顕作さんワールド全開の作品になっているので、ぜひとも劇場や配信でご覧いただいて、一緒に「呪術廻戦」の世界に浸っていただけたらと思います。

三浦涼介が語る、舞台「呪術廻戦」の見どころは？

──どのようなことを意識して、五条悟役という役にアプローチしたいと考えていますか？

原作ファンの方々がたくさんいる中、自分自身はこの作品で何ができるんだろう？ 何を伝えられるんだろう？ そんなふうに自問自答しながら、単に「現場が楽しい」とか、そういうことでは乗り越えられない、自分的“壁”と闘っていきたいなと思います。ある意味、原作という答えがあるぶん、資料として原作を読んでしまえば、ヘアメイクや衣裳を味方に付ければ、最初の一歩が二歩にも三歩にもなるような要素がたくさんあるので、いかにキャラクターを実在させられるか？ 心を動かして、キャラクターを愛することを常に諦めず、アプローチしていきます。

名シーンも、原作の1コマから飛び出てきたら感動的だし、名ゼリフも人の身体から出てきたら、心がグッと熱くなると思うので、その感覚を体現していきます。

──劇場で観劇する際、配信で視聴する際、それぞれの注目ポイントを教えてください。

お稽古場では、キャストさんのテンポ感に感動すら覚えます。もちろん自分自身も出演するわけですから、自分の出るシーンの準備もあるわけですが、それでもギリギリまで役者の皆さんの芝居を観ています。テンションが上がるので。

劇場で楽しまれる方には、音楽、芝居、キャラクター、セット、さまざまな部分をお楽しみいただきたいですね。どこをとっても楽しんでいただけるように、僕も精一杯がんばります。

そして、配信も東京・大阪と決定したのですが、そちらではスペシャルな楽しみ方ができるようですね。劇場ではもちろん観ることのできない角度からも、ご自身のスイッチングで全景を観ていただけるようです。