デジナタ連載 「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”」須賀健太×影山達也|烏野の“黒”と相性ばっちり?4Kビエラで名場面を振り返る

烏野の“黒”を有機ELで(須賀)

──続いて、2幕の和久谷南戦で印象に残っているシーンを振り返っていけたらと思います。

須賀 2幕は、やっぱり日向と中島(猛)の“小さな巨人”対決のシーンかな。フライングがあるのでハーネス付きのパンツを穿いてて、地味にきつかったんです。あとは人の上を飛ぶ新しい“変人速攻”だったり、伊達工のダンスを取り入れたパートだったり。

影山 俺は(縁下力役の川原)一馬くんのシーンかな。「サッ 来ォォオい!!!」って叫ぶところと、鏡に向かって自問自答する場面。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”」より、和久谷南高校の面々。©古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会 「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”」より、鏡に向かって自問自答する縁下力(川原一馬)。©古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

──熱量が伝わるシーンですよね。観てみましょう。

影山 鏡のシーン、このテレビで観たらますますすごい。

須賀 黒が映えますね。有機ELすごい(笑)。

影山 和久南戦が終わったあとのマートさん(編集注:嶋田誠役・山口賢人の愛称。嶋田誠の実家が嶋田マートを営んでいることにちなみ、こう呼ばれている)の芝居、すっごく覚えてる。このときシースルースクリーンの裏で待機してたんですけど、マートさんしか見てなかったですね(笑)。

須賀 ここのマートさん、面白いくらい山口(忠)のことしか見てないんだよな(笑)。

影山 しかも誰よりも汗かいてるし!

須賀影山 ははは!

──「4K有機ELビエラ」を使って、「はじまりの巨人」をご覧になってみていかがでしたか?

須賀健太

須賀 本当に劇場にいるような感覚になって、1公演やり切ったくらい疲れました(笑)。舞台用に大きめな芝居をしているので、映像で観たときにどう見えるのかな?と思っていましたが、これだけ臨場感があるといい意味で浮かないなと。演劇「ハイキュー!!」では、“白コート”と呼ばれるアンサンブルもキャストがやってるんですけど、これだけ高画質だと誰がどのシーンで白コートをやっていたかまではっきり見える。あとは、役者の汗や涙が流れるところまでしっかり見えるの、すごくいいですね。

影山 自分の家のテレビだったら絶対ここまで見えないもん(笑)。細部まで見られるので、楽しめる材料がより増えました。いいですね! 有機EL。

須賀 そうやって覚えた単語ばっかり使う!

影山 テレビ欲しいなー。

須賀 家のテレビがこれだけ大きかったらいいよね。

──演劇「ハイキュー!!」ファンの方にもぜひ「4K有機ELビエラ」で観ていただきたいですね(笑)。

須賀 そうですね。有機ELで、パキッとした烏野の“黒”を観ていただければと思います。

いち出演作とは違う、思い入れのある作品(須賀)

──10月20日に開幕する「最強の場所チーム」についてもお伺いできればと思います。これまで演劇「ハイキュー!!」の音楽を担当してきた和田俊輔さんが、今回は生演奏で参加されますね。

須賀 一緒に稽古してみて、改めて「和田さんって天才だな!」と。そう言えばこの前、「まだセリフがないのでがんばります」って言ってました(笑)。

影山達也

影山 (和田のトレードマークの)大きいハット被った大学生の役とかどうかな?

須賀 ははは! あと、17年の「勝者と敗者」ぶりに演劇「ハイキュー!!」に戻ってきた青葉城西のメンバーが、この1年半の間に俳優としてそれぞれが経験を積んで、すごく成長しているなって感じました。

──「最強の場所チーム」の公演で、烏野の皆さんは演劇「ハイキュー!!」を卒業されます。須賀さんと影山さんにとって演劇「ハイキュー!!」は、ご自身にどんな影響を与えた作品でしたか?

影山 これだけ長い間、大所帯の現場にいさせていただいたのは、今回がほぼ初めての経験で。公演を通してお客様からいただくものも多かったですし、時間の大切さを改めて感じた作品でした。烏野のみんなとは一緒に汗をかいて、楽しさも苦しさも全部共有して……同じ釜の飯を食った仲間と言うか、学校の同級生みたいな感じで、今後もそういう存在であり続けるんじゃないかと思います。

須賀 「ハイキュー!!」を楽しみたいのであれば原作を読めばいいし、バレーを楽しみたいのなら実際に試合を観ればいい。でも僕らは「なぜ役者が『ハイキュー!!』をやるのか?」ということを考えながら、演劇でしかできない表現や、舞台ならではの面白さを模索して、「これが一番面白い」と言えるものを作るためにその都度がんばってきました。役者が役者としてだけ現場にいるのではなく、それぞれの役者がクリエイティブな視点からより深く作品と関わっているので、演劇「ハイキュー!!」は、いち出演作とは違った思い入れのある作品になりました。ここ数年、演劇「ハイキュー!!」が生活の基準になっていたし、日向翔陽として生きている時間が長かったので、まだ想像がつかないところはあるけれど、最後は笑って終われたらいいなって思います。

左から須賀健太、影山達也。

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