TOKYO MX発の賞レース「のむシリカpresents MXグランプリ~異端芸人決定戦~」の決勝が本日9月6日に放送され、
TOKYO MXが開局30周年を記念して、初めて開催する賞レース「MXグランプリ」は、芸人やマネジャーが推薦する型破りな芸人たちが“尖りすぎるネタ”と“激ヤバな個性”で競い合う大会。4度の予選ラウンドを経た決勝には池城どんぐし、
決勝では
“いけあず”なるアイドルになりきるネタで栄冠を掴んだ池城どんぐし。大会後も呆然とした様子で「めっちゃミラクルが起こったなと思います。ビックリしました」とコメントし、今後について聞かれると「せっかくいただいた“異端芸人”という称号なので、ほかの賞レースとは違うチャンピオン像になれたら。テレビに出たいですけど怖いです。僕なんかが出て大丈夫ですかね?」と話していた。
池城どんぐし コメント
──優勝した感想は?
めっちゃミラクルが起こったなと思います。ビックリしました。
──ネタの自信はありました?
予選でやったネタが一番強いやつだったので、決勝をどうしようかなと思ったんですが、4月ラウンドで勝てたので時間があってよかったです。いろいろ考えられました。
──最後のネタは新ネタですか?
はい。お客さんが1人しかいないライブでやったりはしていました。地下の地下でかけて、芸人から意見をもらって改良しました。
──大会中に手応えは感じましたか?
今日は最後まで優勝するとは思わなかったです。最終決戦もふとっちょ☆カウボーイさんがウケているのを見て、心が折れかけていました。
──優勝賞金100万円の使い道は?
親にプラダを買ってあげることも考えてますが、“いけあず”の衣装をもっとよくしたいです。
──副賞でMXの番組に出演することもあると思いますがいかがですか?
臆病なので、平場がとにかく苦手で。「5時に夢中!」は(事務所の後輩の)ヒコロヒーのいる曜日に出たいです。
──今後はどんな芸人になりたいですか?
今後どうなっていくんですかね(笑)。せっかくいただいた“異端芸人”という称号なので、ほかの賞レースとは違うチャンピオン像になれたら。テレビに出たいですけど怖いです。僕なんかが出て大丈夫ですかね? ……あと僕のWikipediaの記事がないので、作られて、1行目に「MXグランプリ王者」と書かれていたらカッコいいなと思います。
──普段はどこに行けばどんぐしさんを見られますか?
松竹芸能の事務所ライブで、ピラミッドの一番下くらいにいます(笑)。あとは浅草の近くの蔵前というエリアでお客さんが1人か2人くらいしかいないライブに出ていて、そこでチャレンジングなネタをかけたりしているので、そこに来てくれれば攻めたものが見られると思います。
審査員 コメント
──大会を終えた感想は?
ケンドーコバヤシ:採点はめちゃめちゃやったけど、意外と結果はちゃんとしていた(笑)。
チュートリアル徳井:お笑いって、むちゃくちゃやっていても結果は案外ちゃんと出るんですね。
ヒコロヒー:どう扱われていいのかわかられていない皆さんが評価されているのは“豊か”だなと思いました。
ハリウッドザコシショウ:来る前は「全員スベるんじゃないか」と思ってたけど、お客さんが温かくて、ウケていてよかったです。
──人間性の採点はどのあたりを評価したのでしょうか?
ザコシ:「真面目に手紙を読め」というコーナーで、それを茶化す奴はマイナス。虹の黄昏も無理して真面目にやってたと思いますけど、それがよかったですね。
──最後は話し合いで優勝者が決まりましたが、どのあたりがポイントだったのでしょうか?
徳井:割と全会一致ではありました。
マヂカルラブリー野田:ずっと(観客に)晒されていたので、あんまり話し合いはできなかったですけど。
ザコシ:1回、裏に引っ込みたかったよな(笑)。
ヒコロヒー:でも池城どんぐしさんが平場でやった“立体日の丸”はかなり我々の心を掴みました。
ザコシ:ハマってましたね、どんぐしが。
徳井:「M-1」でも「今日こいつらの大会やな」みたいなことが起こるけど、まさかそれがこんなところでも起こるとは(笑)。
ケンコバ:ミルクボーイ的な(笑)。
──「この芸人と共演したいな」という人は現れましたか?
ケンコバ:それがいないんですよね。
野田:僕もいないです。
ケンコバ:ここで出会った縁で、よそでも世話係みたいに扱われるのはすげえ嫌やなと(笑)。
徳井:僕は承子クラーケンと会うのが2回目だった。1回目は、はなしょーとして「THE W」に出ていたときで、僕が司会をやっていたんですよ。2回目がここで、お互いいろいろあったんやなと思いました(笑)。特別な思いで見ていました。3回目がどうなっているのか、ああいう闇堕ちした芸人がどこまでいくのかは見てみたいです。
──第2回はありそうですか?
ケンコバ:俺としてはやりたいんですけど、メンツが変わらなさそうで嫌やなと(笑)。またみんな来るんちゃうか?
──池城どんぐしさんに期待することは?
野田:アイドルとして乃木坂46を超えてほしいです。
ケンコバ:本人に任せます。司法書士をがんばるのもよし、世に打って出るもよし。
ヒコロヒー:同じ事務所の先輩なので、ペースを崩さずにやっていってほしいです。
ザコシ:よその番組に呼ばれたときに大恥をかくと思うので、自分の中で引き締めていったほうがいいと思います(笑)。
プロデューサー陣 コメント
──大会を終えた感想は?
北澤史隆プロデューサー:結果的にいい大会になったんじゃないかと。MXとしては初めての賞レースでしたが、変わった趣向のものになりました。誰かしらの心を打った大会にはなったんじゃないかと思っています。
山本雅士プロデューサー:予選をやっていく中で、世間的な盛り上がりや芸人さんたちの評判も上々だったと思います。地下芸人上がりの三四郎・小宮さんやウエストランド井口さんも「いいよね」と褒めてくれたので。埋もれている芸人さんたちに脚光を浴びせられることができたのもよかったです。
──第2回の開催の可能性はありますか?
山本P:スポンサーに聞いてみてですね(笑)。あとは会社の評判も。今日は社長も来ていたので、「よかったよ」と言ってもらえたらいいですね。ケンコバさんも先ほど「2回目があったらいいね」と言っていたので。せっかくやったので、このフォーマットを生かして、「異端芸人」ではない新たな「○○芸人」をやってもいいかもしれないです。
──大会のMCをケンドーコバヤシさんに据えた理由は?
北澤P:芸人に対する愛が深そうだったからです。地下芸人さんたちのネタに心の底から笑ってくれるタイプというか。
山本P:あとケンコバさんがMXの番組に出たときの視聴率がすごくいいんです。MXにハマってらっしゃいます。ご本人がうれしいかどうかはわかりませんが(笑)。
──池城どんぐしさんはMXのスターになっていくと思いますか?
山本P:MXっぽいっちゃMXっぽいですよね。最初にオーディションで見たときから優勝候補じゃないかとは思っていました。
北澤P:最初のインパクトはすごいですよね。見慣れるとどうなるかという部分はあるとは思いますが(笑)、第一印象は素晴らしいと思います。
山本P:期待しています! マツコ・デラックスさんとの絡みも見たいです。
1stラウンド得点
橋山メイデン
合計412点
ネタ187点(ザコシ70点 / 徳井82点 / 野田0点 / ヒコロヒー35点)
人間225点(ザコシ50点 / 徳井95点 / 野田0点 / ヒコロヒー80点)
承子クラーケン
合計333点
ネタ328点(ザコシ85点 / 徳井88点 / 野田95点 / ヒコロヒー60点)
人間5点(ザコシ0点 / 徳井100点 / 野田-100点 / ヒコロヒー5点)
池城どんぐし
合計707点
ネタ347点(ザコシ88点 / 徳井99点 / 野田90点 / ヒコロヒー70点)
人間360点(ザコシ90点 / 徳井90点 / 野田90点 / ヒコロヒー90点)
ふとっちょ☆カウボーイ
合計600点
ネタ335点(ザコシ90点 / 徳井90点 / 野田80点 / ヒコロヒー75点)
人間265点(ザコシ80点 / 徳井75点 / 野田50点 / ヒコロヒー65点)
虹の黄昏
合計578点
ネタ258点(ザコシ91点 / 徳井72点 / 野田15点 / ヒコロヒー80点)
人間320点(ザコシ70点 / 徳井95点 / 野田90点 / ヒコロヒー65点)
開局30周年特別番組「のむシリカpresents MXグランプリ ~異端芸人決定戦~」
TOKYO MX1 2025年9月6日(土)19:00~21:00
<出演者>
MC:ケンドーコバヤシ / 田中陽南(TOKYO MXアナウンサー)
審査員:ハリウッドザコシショウ / チュートリアル徳井 / マヂカルラブリー・野田クリスタル / ヒコロヒー
スタジオリポーター:マヂカルラブリー村上
出場芸人:池城どんぐし / 橋山メイデン / 虹の黄昏 / 承子クラーケン
出場予備芸人:ボンボンハウス / ムラムラタムラ / ちぇく田 / ユビッジャ・ポポポー / 高田柾希 / ふとっちょ☆カウボーイ
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池城「お客さんが1人しかいないライブでやったりはしていました。地下の地下でかけて、芸人から意見をもらって改良しました」