もっと広まってほしいGO TO THE BEDS
──GO TO THE BEDSはPARADISESと同じく昨年4月に始動したグループですが、ほかのグループから見た印象は?
モモコ GO TO THE BEDSさんはうちのメンバーとも仲がいいココちゃんもいて、距離が近いのがうれしいし、純粋にみんなめちゃくちゃいい人っていうか、面白いんです(笑)。WACKのグループの中でも特にバラエティ豊かな個性があって。アー写にしても攻めた感じからいきなりぶりっ子みたいになったり、いろんな側面があって飽きないグループだと思うし、メンバーの人間性や個性でグループが成り立っていて、いいグループだなって思います。
──GANG PARADEの爆発力というか、パッションを受け継いでいる印象もあります。
ヤママチ そうですね。最近はギャンパレのときみたいにいろんなタイプの曲が増えてきまして、GO TO THE BEDSらしさが出てる曲も多いです。ギャンパレらしい部分もありつつ、「これがGO TO THE BEDS!」という見せ方ができているかなと思います。
ユメカ GO TO THE BEDSさんは本当に! 本当に面白いじゃないですか! 早くテレビとかにもガンガン出演して、もっと多くの人の目に触れたら人気がもっと爆発すると思うんですよ私は! 本当にそれを楽しみにしてて、なんでこんなにも面白いのに! 悔しいですよ! こんなに面白いのに……!
ヤママチ あなたが面白いよ。
ユメカ はー!(笑)もっと世界がGO TO THE BEDSに大注目すればいいのに! 私、ライブに行ったら声出しちゃいけないって言われてるのに声出しちゃうかもしれません! 「アアアアー!!」って(笑)。こんなに元気をくれてありがとうございます!
モモコ 確かに一番、ライブを観ていて声出しちゃいそうなグループですよね。
ユメカ そうですよね! パフォーマンスからして、テンションを煽ってくれるじゃないですか! 楽しくなっちゃいますよね!
──ネオさんは頷いてましたけど、どうですか?
ネオ めちゃくちゃカッコいいから、まだライブを観たことないって人がいたら絶対に行ってほしいです。私も1人のファンなので(笑)。でもですね、ギャンパレもカッコよかったからなんで分裂しちゃったのかな?って正直、思うんですよ。言い方が難しいですけど……なんでこうなっちゃうんだろうって感じることが(笑)。
ヤママチ まあそれは私たちがいけないので(笑)。がんばりますよ。
キラキラ代表のPARADISES
──続いてPARADISESの印象は?
サアヤイト PARADISESさんは曲調とかがGANG PARADEさんの明るい部分をすべて持っていってるというか、カッコいい系のGTTBさんとは真逆のオーラがあふれているグループだと思います。路線的にはかわいい、さわやかといったイメージだと思うんですけど、オーディション企画でご一緒させていただいて……例えるのが難しいんですけど、めちゃくちゃ綺麗なお花が咲いていて、その根っこがめちゃめちゃ太いみたいな。そういう感じでしっかりした方々が集まっていて、強いグループだなってめちゃくちゃ思いました。
ミユキ PARADISESさんの楽曲は豆柴の大群の曲と似ている雰囲気があると思っています。サアヤイトさんが言ってたようにさわやかさがあって、かわいいし、見ていて楽しい気持ちになるグループだなって。
──ネオさんは何かありますか?
ネオ あまりしゃべる機会がないので、勝手なこと言えないなと思って黙ってました(笑)。すごくキラキラしたアイドルというイメージで、BiSが持ってないものをいっぱい持ってるなって思うので、ライブの雰囲気とかをPARADISESさんから学ばせてもらうところがたくさんあります。キラキラ代表。
ヤママチ ちなみにナルハが山田なるさんになったときは(ABEMA「今日、好きになりました。-青い春編-」出演時)、放送のたびにグループLINEが大荒れでした(笑)。なのにその会話に山田なる本人が入ってこないんですよ。みんなして「ナル!! なんだこれは!」なんて冗談を飛ばしながら、内輪でもめっちゃ盛り上がってました(笑)。でも今思うのは、山田なるとしての活動をずっと継続してるのは本当にすごいと思うし、WACKでは唯一無二の存在だと思います。ナルハワールドとしても山田なるとしても活動できるのは二面性があって面白いし、すごい強みですよね。
──ナルハワールドと山田なるは別の人格なんですか?
ナルハ いや、変えてることはないです(笑)。どちらかというと山田なるが素ですね。ナルハワールドのときはステージに立つ人としてやるべきことはやってますし、山田なるでは「今どきの何かをする」みたいな(笑)。ファッションもそうだし、TiKToKやInstagramにも力を入れていますね。まあ……山田なるではいろいろとお騒がせしました(笑)。
ヤママチ 本当だよ!(笑)
新たな活動を夢見て勉強中のユメカ
──ユメカさんは現在、新しい活動に向けて準備中ですが、ほかのグループの皆さん……。
ユメカ 私に対してなんか何もないですよ!(笑)
──いやいや。ミユキさんは話す機会あるんですか?
ミユキ 私が人見知りなんであまりないんです。でも話しかけてくれるんですよ。
ユメカ あ、確かに(笑)。あまりないですよね……? じゃあ2021年はもっとお話しましょう!
ミユキ はい(笑)。ユメカさんはいつも元気でうらやましいなって思う。あと自然と笑顔になるので、元気をもらえる存在です。
ヤママチ ユメカはこんな感じですが、すごくちゃんと考えてる子なんです。インタビューでの発言もそうだし、CARRY LOOSE解散を発表したときに、1人ずつ話していく場面があったんですけど、本当に配達員(CARRY LOOSEファンの呼称)のことを考えていたり、周りのことをすごく考えていたりしている子なんだなって。いつも声が大きいけど、普段はしっかりと会話ができる子なんです。
ユメカ やめてくださいよお! 恥ずかしいー!
──元気な反面、いろいろ悩みを抱え込んでいないかと思うことも正直ありました。
ヤママチ そうですよね。ときどき心配になります。
ユメカ そうですか!? もう全然大丈夫ですよ! でも思い悩むことですか? うーん、もちろん思い悩むことはありますけど、寝て起きたら大丈夫になってるんですよね(笑)。
──新たな活動に向けて進んでいる状況でどんな日々を過ごしてるんですか?
ユメカ 毎朝走ったりしてます。あと勉強もしてます! もしかしたら合宿に行くかもしれないじゃないですか! だから予習をしておこうと思って、動画を漁って、気付いたことをノートに書き溜めています。あとは皆さんがライブをしているのを観て「ああ、いいなあ!」と思うこともあれば、Twitterでファンの皆さんがつぶやいてくれるのを見て心の中で「待っててね!」と返事をするという……ちょっと寂しい毎日を送っています(笑)。
モモコ ユメカちゃんが経験してきたことって絶対に無駄にならないですよね。グループが始まって1年で終わっちゃったという激動の時間を生身で体感した経験ってすごく強みになると思ってて。だからユメカちゃんはWACKの希望だなと思います。
ユメカ もうほろほろですよお!
モモコ 次のグループではリーダーになってほしいな。
ユメカ リーダーですか!? ははは(笑)。ありがとうございますっ!
モモコ 声が大きくていちいちびっくりしちゃう(笑)。今日、一番遠い席に座ってるのに(笑)。
サアヤイト 私、ユメカちゃんといるとドキドキします……。
ユメカ どういうドキドキですか!?
サアヤイト 「いつ話しかけに来るんだろう」って(笑)。
ヤママチ 爆弾みたいに思われてる(笑)。
ユメカ ははは(笑)。すみません、いつも皆さんを驚かしてしまって。
1人ひとりが強くなったWAgg
──WAggはメンバーの入れ替わりが多い1年になりました。
モモコ WAggもいろいろありましたよね。ナアユちゃんが休んだこともあれば、ウタちゃんがPARADISESに昇格したこともあって。ナアユちゃんが活動してた頃のWAggは“WACKのたまごちゃん”という感じでグループの統一感があったけど、合宿で入ってきたユウ(ドット・com)ちゃんが抜けちゃったり、みんな悩みをたくさん抱えているのかなと思うこともありました。でも1人ひとりが成長して、どこに出ても戦える人になっているような印象です。もはやWACKの卵とか育成メンバーって感じじゃなくて、どの子がどこに入ってもやっていけそうだなってくらい、レベルが底上げされたイメージがあります。
サアヤイト ……あ。……めっちゃうれしいです。
モモコ めっちゃ溜めたね(笑)。
──WAggはWACKの全グループの楽曲を歌い踊る唯一のグループで、すでに存在しないグループの曲もライブでパフォーマンスしていますよね。年明けにはウタウウタさんの卒業公演と、月ノウサギ(PARADISESからレンタル移籍中)と、元CARRY LOOSEのYUiNA EMPiREさんを迎えた新体制のお披露目公演がありました(参照:WAgg、新メンバー月ノウサギ&YUiNA EMPiRE加入の新体制で新たなスタート)。
サアヤイト そうですね。どの曲も踊っていて楽しいです。先日のその2公演ではセットリストにEMPIRE、2期BiS、CARRY LOOSEという流れがあったり、GTTB、PARADISES、GANG PARADEの流れがあったりして。歌う人によってもそのセットリストの見え方が変わったのが興味深かったです。ウサギちゃんがGANG PARADEの歌を歌うとか、YUiNAさんがEMPiRE、2期BiS、CARRY LOOSEを歌うとか。それこそ「私たちは今、WACKの歴史をなぞっているのでは」と思う瞬間がありました。
ユメカ WAggのライブをニコ生でお母さんと観てたんです! 涙ながらに観ていて「YUiNAちゃん、がんばれ!」って声援を送ってました。
──WAggもサアヤイトさんも実りのある1年でしたね。
サアヤイト WAggはこの1年で全体的にスキルアップできたと思います。卵の殻があったとして、その中で成長して殻を割る瞬間をいつか実感できたらいいなと思います。ヒビが入ったとしても、成長し続けないと殻が再生して戻っちゃうこともあると思うので、打ち破れる何かを手に入れたいなと思います。
なぜWACKなのか?
──ここで別の話題になるんですが、WAggに加入したYUiNAさんが先日のWAggお披露目公演で「私はWACKでしかアイドルとして歌いたいと思わないし、できないと思っています」と話していました。EMPiRE、2期BiS、CARRY LOOSEを渡り歩いて、育成グループという位置付けのWAggで活動することを決めたというのは、とても勇気のいる決断だったと思います。YUiNAさんの発言、思いを受けて、改めて「なぜWACKなのか?」について、ここにいる方のお話も聞かせてください。
NOW 私がWACKに入った理由は、松隈(ケンタ)さんの曲と渡辺さんの書く歌詞に引き込まれたということと、初めて観たBiSHさんのライブで清掃員さんたちが目の前にいる自分たちの大好きなグループを愛してやまない気持ちがあふれ出ている光景が忘れられなくて。メンバーとファンがヘドバンしている姿に一番衝撃を受けたんですけど、応援しているファンの熱量がとにかくすごいっていうのもWACKの魅力の1つだと思ってます。私は応援している側のときは、「1人の清掃員として応援したい」という気持ちだったので、その思いが転じて入りたいと思っている人もいるだろうなって。
ミユキ WACKが唯一無二だと思うのは、ライブでのお客さんとの一体感のすごさもあるし、ファンの人たちのことをすごくみんなが大事にしているところだと思います。客観的に見ても、温かい気持ちを持っている人って魅力的ですし。
モモコ あと私がYUiNAちゃんの立場だとしたら、WACKはすごく居心地がいいところなのかなって思うんです。それは私が感じるWACKのよさでもあって、WACKに所属している子たちは人見知りっぽい子が多い気がするけど、こういう場所を選んできてるってことは、「根本的に1人が好き」ってわけではないと思うんですよ。みんな馴れ合っていないけど、ちゃんと気にかけているみたいな。そういう独特の雰囲気がWACKにあって、そのバランス、チームの雰囲気がYUiNAちゃんは好きなのかなって想像してます。それにしてもYUiNAちゃんは波乱万丈だと思いますけど(笑)。
──ファンにワクワクを届けて、楽しんでもらえることが自分の希望につながるということもありますね。
ヤママチ そうですね。私たちは中野heavysick Zeroで元日から10日連続でライブがあって、最初のライブでは「年間200本のライブをする」ということを目標に掲げさせてもらいました。実際にはこのご時世なのでこれから先どうなるかわからないし、また昨年の春みたいに絶望的な日々が来るのかもしれない。でも自分たちで「年間200本やります!」「絶対あなたに会いに行きます」と言葉にするだけで、気の持ち方が大きく変わりました。これからもそういう前向きな言葉を絶やさずに発信し続けたいと思っています。自分だって希望を持ち続けたいし、応援してくれてるすべての人にも希望を持っていてもらいたいなと思うので、今年はこれまで以上にしっかりとそういう言葉を言い続けたいです。
──皆さんの2021年の活躍を楽しみにしています。
ユメカ あっ最後に! 私の目標は丑年だけにウッシッシって笑ってモオーっとがんばる年にします! ズゴー!
次のページ »
WACK所属メンバー37名直筆メッセージ