まだまだ先代は超えていない

──トレーニングも積んで挑んだ東名阪のツアーはいかがでしたか？

高嶋　TSUTAYA O-EASTは急に会場が大きくなったイメージで、お客さんもたくさん入ってくださって。夏にたくさんイベントに出てた成果だと思うんですけど感動しました。

──ツアーを通して学んだことってどんなことですか？

脇　ワンマンだと私たちのことを観に来ているお客さんなので、1回ごとの公演を大切にしなきゃいけないっていうのを常に考えながら公演してました。90分間のダンスサミットも初めてだったので、これこそが本当の意味のダンスサミットなんだろうなって思いながらライブに挑んでました。

──そして東名阪ツアーのラストで11月からのZeppツアーが発表されて。次々と試練が来るなと（笑）。

高嶋　Zeppツアーのことは東名阪ツアー初日の名古屋公演後に実は聞かされたんですけど、あまりに突然すぎて喜べなかったというか「へ？」って感じで。

神宮　「整理する時間をくださいっ！」って思いました。

高嶋　4都市のZeppツアーですからね。でも気合い入りました。

神宮　今やっているリリースイベントも、最終的にはZeppにつながるんだと思って、今もがんばってやってます。

──パフォーマンスのレベルはツアーを通して格段に上がったと感じてるんですけど、先代に追いついている感じはありますか？

高嶋　まだまだですね。中には「先代を超えた」って言ってくれる方もいらっしゃるんですけど、会場に観に来た全員がそう言ってくれるくらいじゃないと。そういう日が来るように、もっとがんばっていきたいです。日本武道館や横浜アリーナでの公演を絶対にやらなきゃいけないんです。

今は心から笑えています

──そして休む間もなくZeppツアーが11月1日から開幕しました。すでに大阪と名古屋は終わりましたが、どうでした？（取材は11月中旬に実施）

上西　とにかく会場が大きくて、自分が表現したいことを大きく表現できるのがすごく楽しかったです。床がけっこう滑ることにちょっと苦戦したんですけど、みんな応用力も付いてきて。Zeppって基本的にステージの作りがどこもあまり変わらないみたいなので、一度失敗したところは修正していけるなっていうのも考えられるようになりました。あとBRAVA!で公演した経験が生きていて、大きな会場での見せ方がわかっていたのも大きかったと思います。

──これまでの経験が生きて、ステージで発揮できたと。

高嶋　初のワンマンのときよりはいい意味で緊張することなくできましたね。それに始まる前に「お客さんの熱気に負けたら終わりだよね」ってみんなで話し合って。お客さんの熱量のほうが上だったらそれ以上のものを生み出すことができないじゃないですか。だからZeppの初日ではすごく気合いを入れてたんですよ。おかげで熱量は負けたとは思わなかったです。

神宮　相乗効果でどんどん熱量が上がっていった感じがするよね。

高嶋　うん。これまでの成果が実を結んできているんだと思います。それに新しい曲ではけっこう煽りも入っていて「ついてこいよー！」って叫んだりもしていて。そういうところが今まで足りなかった部分でもあるので、Zeppツアーでは今までにないくらい盛り上がりを見せていけてるのかなと。

──最近のライブを観てると本当に皆さんが心から楽しんでやってるなっていうのがわかります。特に笑顔がキラキラしてて素晴らしいですよね。

飯田　確かに「PLAY×LIVE『1×0』」の頃と比べると今のほうが心から笑えているなって思います。やっぱり最初は緊張とかがあって、なかなか笑顔を見せるのが難しくて。今は「楽しい」という感情が大きくて、心からの笑顔が出てるなって。

──皆さん全員が成長してますもんね。ツアーの最後では会場が熱気で爆発しちゃうんじゃないかと。

高嶋　そうですね。DiverCityを爆発させる予定です（笑）。