新たな出会いはいつも緊張する
──杏さんは2018年の秋にとき宣に加入しましたが、メンバーとの初対面の日を覚えていますか?
杏 みんな画面越しで見ているのとは全然違う印象で、なんだか恥ずかしい気持ちがあったのを覚えています。当時、かなみんは天然な部分があまり見えなかったです。今は一緒にいるとホントに面白い部分がいっぱいあるんですけど(笑)。
辻野 やだー(笑)。
杏 前は今以上にお姉さんっていう印象が強かったんですよ。ひとちゃんも実際は少し抜けている部分があるんですが、きれいなお姉さんっていう感じで、おはるちゃんはクールなイメージでした。ひよりんは元気なイメージがあったけど、今みたいな面白い人という感じではなくて……とき宣に入る前、入ったあと、そして今の印象はみんなけっこう違いますね。
辻野 私のジュリアを見たときの第一印象は「顔、ちっちゃ!」です(笑)。しかもスタイルも姿勢もよくて、お嬢様感がありました。
小泉 今もだけど、すごく品があるよね。
杏 初対面のとき、みんながいる部屋からワーワーしたにぎやかな声が聞こえてきて。「えっ、こんなにずっと話してるの」ってびっくりして、「自分がここに入っていけるのかな」と不安になりました。スタッフさんから「ちょっとみんな静かに」って注意されていて……でもみんな優しくて、不安はすぐになくなりました。
吉川 頭の中でそんなこと思ってたんだね(笑)。
辻野 メンバーとの新たな出会いは私たちも緊張するんです。家族よりも長い時間を毎日一緒に過ごすことになるわけですから。
杏 「ちょっと心の準備がまだできてないから!」って慌てる声が扉の向こうから聞こえてきました(笑)。私もすごく緊張していて、顔が赤くなるのが自分でもわかって、頭の中でぐるぐるといろんなことを考えてました。
坂井 新しい出会いはいつもドキドキするよね。
──菅田さんは今年の春にとき宣に加入しました。初対面のとき、メンバーに対してどういう印象を抱きました?
菅田 映像で観るより、もっとかわいかったです!(笑) 性格とかのイメージは加入前もそのあとも、今もそんなに変わらないですね。
小泉 とき宣に入る前に何回か会ったことがあったからね。挨拶だけで深く話したことはなかったけど、愛貴ちゃんがキラキラ輝いて見えてました。今も街の中でばったり会うとオーラがあって、すぐに愛貴ちゃんだとわかるんですよ。
菅田 ふふふ(笑)。
──杏さんが言ってたような「ここに入っていけるのかな」という不安はなかったですか?
菅田 そういう心配は全然なくて、みんなどんな反応するかなとワクワクしてました。
ライブハウスの空間が好き
──これまでの活動の中での印象的な出会い、ターニングポイントになったことを挙げるとしたらなんでしょう?
辻野 うーん、ライブだと、やっぱり2019年の中野サンプラザでの「ときクリ」が1つのターニングポイントだったと思います(参照:越えたぞサンプラ!とき宣、満員の会場で繰り広げた魔法のクリスマスパーティ)。2000人キャパの会場を満員にするという目標を達成したことで、そこから「まだまだいけるぞ」という自信につながって、1つ次のステージに上がることができた感覚がありました。
吉川 私は去年エイベックスさんからデビューさせていただいたことが大きな出会いだったと思います。私たち、スターダストのスタッフさん、エイベックスのスタッフさんでとき宣のファミリーみたいなものができあがった感覚があって、近くで支えてくださっていることをすごく感じます。
辻野 ライブが終わって、みんなが「おつかれさま!」って拍手で迎えてくれたときは感動しました。なんだか愛を感じて、自分たちもがんばらなきゃと気が引き締まりました。
小泉 2019年の中野サンプラザではダンサーさんやスタッフさんたちのハイタッチの列やアーチができていたし、ホントにチーム感が増したよね。私1人じゃ何もできないので、仲間がいる安心感を感じています。
──「TOUCH」は渋谷を舞台にしたライブシリーズですが、とき宣の活動の中で渋谷での思い出もいろいろあるんじゃないですか?
辻野 確かにそうですね。2016年に渋谷CLUB QUATTROで1日3公演のライブをやったことがあります。「序破急」と題して。
坂井 初めてMCを挟まずに9曲連続でパフォーマンスしたんです。
辻野 初めて生誕祭をやったのも渋谷じゃない? マウントレーニア(SHIBUYA PLEASURE PLEASURE)で。
吉川 5日間で7公演やったときもあったよね。
坂井 楽しかったけど大変でした。毎日違うことやって。あと、2017年にタワーレコード渋谷店さんでリリースイベントをやったのも印象に残ってます。
──「TOUCH」が開催されるTSUTAYA O-EASTのステージに立ったこともありますよね。O-EASTにはどんなイメージがありますか?
辻野 スタンディングのライブハウスなので熱く盛り上がれるというイメージが強いです。ステージ上からフロアの奥までしっかり見えるよね。
小泉 ステージとフロアの距離感が近い印象があります。
坂井 あとステージが横に広いよね。まだ単独でO-EASTのステージに立ったことはなくて、今まではフェスや対バンでの出演でした。
辻野 別のグループのファンの方がちょっとずつノッてくるのがわかると、すごくうれしいんです。
吉川 ぼーっとした感じで観ている人がいるほど燃えてきます(笑)。「絶対に宣伝部員(超ときめき♡宣伝部ファンの呼称)にしてやる!」って(笑)。
──O-EASTの規模のライブハウスでパフォーマンスするのはひさしぶりで、菅田さんが加入してグループ名が超とき宣になってからは初めてじゃないですか?
菅田 想像するだけでワクワクしてきます! 早く皆さんと会場で会いたいですね。
坂井 ホールももちろん、ライブハウスでパフォーマンスするのも楽しくて。お客さん1人ひとりの顔が見えて目が合う感じの、あの空間が好きなんです。ステージとフロアの距離が近ければ近いほど、「盛り上がってくぞ! ついてこいよ!」みたいに気持ちが上がってくるんですよ。今回、ひさしぶりにそういう環境でライブをできそうなのですごく楽しみです。
小泉 大きいホールの会場はパフォーマンスを大きく見せて、客席の後ろのほうまで歌や気持ちを届けるイメージで、ライブハウスはフロアに直接熱量を伝えるイメージだよね。心の距離も近くなるような感じがあって。
吉川 宣伝部員さんも前のめりになってくれるから、それに負けないようにしています!
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ライブで聴くと曲の印象が変わってくる
2021年1月21日更新