ナタリー PowerPush - the telephones

音楽シーンに痛烈カウンター “超ハイテンション”な新作完成

オーバーグラウンドとアンダーグラウンドの隙間

──そして、今回のアルバムにはthe telephonesの定番とも言える「○○ DISCO」みたいな曲は入っていませんよね。何か心境の変化がありましたか?

石毛 たまには「DISCO」って言わないアルバムがあってもいいかなと思って(笑)。

──えっ、誰よりも「DISCO!!!」って叫び続けてきたバンドなのに?

石毛輝(Vo, G, Syn)

石毛 言ってることはすごくわかります(笑)。でもオーバーグラウンドとアンダーグラウンドの隙間の音楽っていうのがthe telephonesの最初からのテーマなんですよ。僕が作りたいのはそういうもので。もちろん「DISCO」って言って盛り上がるのは僕らも大好きですけど、今まではバンド名と「DISCO」っていうキーワードが先行してた感じもあったんで。

──じゃあこのアルバムでいよいよ「DISCOの向こう側」にたどり着く?

石毛 (笑)。デビュー当時は「DISCO」っていうキーワードを使って、知らない人を巻き込んでいくことに面白みを感じてたんですけど、今は「DISCO」を入口にして、そこからバンドの奥深さみたいなものを堪能してほしくて。まあこれからも「○○ DISCO」みたいな曲は作ると思いますけど。

──「DISCO」をやめるわけではないんですね。

石毛 僕たちたぶんカウンター体質なんですよ。だから常に音楽シーンにカウンターを入れていきたくって。今ってロックバンドでもわかりやすいポップス感を求められるじゃないですか。それは僕が憧れてたロックシーンとは少し違う。僕らはとにかくほかのバンドがやってないことをやりたいんです。そもそもロックバンドが「DISCO!!!」って叫ぶこと自体おかしいじゃないですか(笑)。

松本 そういえばそうだ。

長島 むしろ盲点だったわ(笑)。

これが30代のthe telephones

──改めて、このアルバムはthe telephonesの新たな一面が見える意欲作になりましたね。

石毛 はい、これが30代のthe telephonesです(笑)。

──バンドのいいところはさらに強めつつ、ディープな部分も打ち出している。

石毛 今までthe telephonesが苦手だった人にも好きになってもらえるアルバムになった気がしてます。こういうアルバムがすごく売れたら面白いんだけどな(笑)。

松本誠治(Dr)

松本 僕は去年初めてフジロックに出演したり、ヨーロッパツアーを経験したりっていうことが自信になったと思ってて。それを経てバンドのモードが少しずつ変わっていったというか。the telephonesの根本は全然変わってないんですけど、今はすごく“陽”の感じなんですよね。

石毛 このアルバムの制作時期はわりと“陰”だったかもね。これを作ったことで“陽”になった感じはある。

──じゃあこれからバンドはさらに攻めていくモードですか?

石毛 そうですね。今はシンプルにカッコいいことをやるのがカウンターなのかもって思うんです。いつも真剣にやってるし、タイアップ取るために音楽を作ってるわけでもないし。常にカッコよくありたいんですよね。

岡本 俺はめちゃくちゃなバンドになりたいなと思ってます。音楽的にも究極で、さらにめちゃくちゃな感じでやっていきますよ(笑)。

the telephones
ニューアルバム「SUPER HIGH TENSION!!!」 / 2014年6月4日発売 / ユニバーサルミュージック
初回限定盤 [CD+DVD] 3780円 / TYCT-69019
通常盤初回紙ジャケット仕様 [CD] 2980円 / TYCT-69021
~Japan Tour 2014~ "SUPER HIGH TENSION DISCO!!!"最速先行チラシ(シリアルナンバー付)封入
CD収録曲
  1. Take Me Higher
  2. Hyper Jump
  3. Ex-Boyfriend
  4. I’m In Love With You
  5. Hot Hot Summer
  6. Aconite
  7. Space Communication
  8. Starship Romance
  9. Lucky People 2014
  10. 1984
  11. Don’t Stop The Move, Keep On Dancing!!! (Album Ver.)
  12. Fire,Fire,Fire
  13. Night Parade
初回限定盤DVD収録内容

<One Man Disco Tour ~Keep Your Live!!!~ FINAL「野音 DE DISCO!!!」@日比谷野外大音楽堂 2013/07/21>

  1. Four Guys From Saitama City
  2. Pa Pa Pa La Pa
  3. Romantic Disco
  4. It’s Alright To Dance(Yes!!! Happy Monday!!!)
  5. Keep Your DISCO!!!
  6. Congratulations!!!
  7. happiness,happiness,happiness (Hibiya Yaon Special Acoustic Ver.)

<SUPER DISCO Hits!!! “nico nico”@六本木ニコファーレ 2013/12/23>

  1. Odoru~朝が来ても~
  2. Baby,Baby,Baby
  3. D.E.N.W.A
  4. A.B.C DISCO
  5. Monkey Discooooooo
  6. Don’t Stop The Move, Keep On Dancing!!!
the telephones(テレフォンズ)

the telephones

2005年に埼玉県浦和にて結成されたロックバンド。メンバーは石毛輝(Vo, G, Syn, Programming)、岡本伸明(Syn, Cowbell, Shriek)、長島涼平(B, Cho)、松本誠治(Dr)の4人。ポストパンク / ニューウェイブにも通じるダンスロックサウンドで各地のフェスを席巻し、2009年にEMIミュージック・ジャパンと契約。同年7月にアルバム「DANCE FLOOR MONSTERS」でメジャーデビューを果たした。2011年にはバンド史上最大規模となるさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブ「SUPER DISCO Hits FINAL !!! ~そして伝説へ~」を開催。その後もコンスタントに新作をリリースし、2013年7月には初となる東京・日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ、9月にはPOLYSICSと合同で初のヨーロッパツアーを敢行するなどその実力は世界でも認められつつある。2014年6月にアルバム「SUPER HIGH TENSION!!!」をリリース。