SUPER★DRAGON「INFINITY TAPE」インタビュー|“8周年記念作”にあふれるミクスチャーユニットのプライド

SUPER★DRAGONが9月27日にCD+Blu-ray作品「INFINITY TAPE」をリリースした。

結成8周年を迎えた日に発売された今作は、彼らが3月に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで行ったワンマンライブ「SUPER★DRAGON SPECIAL LIVE『Persona』」の全編を収録したBlu-rayと、新たなグループ内ユニットの楽曲を含む新曲6曲を収めたCDをパッケージした作品。フィジカル作品はファンクラブ限定でのリリースだが、CD収録楽曲は10月11日に配信リリースされる(配信済みの「Reach the sky」を除く)。

「INFINITY TAPE」のリリースを記念して、音楽ナタリーでは欠席の田中洸希を除くメンバー8人にインタビュー。グループ史上最大規模の公演となった「Persona」をじっくり振り返ってもらいつつ、スパドラの無限の可能性を模索した、新たなユニット曲についても話を聞いた。

取材・文 / 三橋あずみ撮影 / 上野留加

目がギンギンな洸希、目だけニッコニコな颯

──パシフィコ横浜 国立大ホールでの「Persona」、今振り返ってみて、改めてどんなライブでしたか?(参照:「覚めない夢を見ようよ。未来を歌おう!」スパドラが“革命”へと踏み出したパシフィコ横浜の一夜

柴崎楽 ……楽しかったなあ~!

古川毅 すごい、ライブ直後の感想。

一同 あはははは!

松村和哉 何よりだよ(笑)。

飯島颯 スパドラとしては過去最大規模のライブで、一度きりの公演でもあったから今でも鮮明に記憶に残っていますね。「Persona」というタイトルは僕が付けさせてもらったんですが、ラテン語で「仮面」を指すこの言葉に、自分たちのいろんな面を見てもらいたい、ミクスチャーユニットならではの見せ方で今できる最高のパフォーマンスを見せたいという思いを込めたんです。実際新たな一面を見せられたと思うし、制作期間含め自分たちの成長につながった、いいライブだったと思います。

飯島颯

飯島颯

飯島颯

飯島颯

──当日の思い出や準備期間の出来事をワイワイと振り返る時間にできればと思うのですが、皆さんそれぞれ、個人的なハイライトを挙げるなら……?

和哉 洸希が寝不足だったことかな……。

一同 あはははは!

和哉 洸希が「緊張して寝れねえ」って、2時間睡眠とかで会場に来て。寝れなすぎて逆にめっちゃテンション高くて、超うるさいんですよ(笑)。

池田彪馬 ホントにうるさかった!

和哉 ギンギンの目で僕のところに来て(肩を組む動きで)「おい、がんばろうな!」みたいな(笑)。めったに見られない感じになってて。

 ダル絡み多かったよね。普段しない人にもやってたし。

志村玲於 確かに。

和哉 それが僕の中でのハイライトでしたね(笑)。

ジャン海渡 俺は、これまで8年間ライブをやってきた中で、1曲目の入りが一番気持ちよかったかな。

一同 ああー。

 それ、間違いないわ。

ジャン 「Revolution」始まりだったんですけど、3層構造で9つの部屋がある鉄骨のセットが、そのまま前に動いて。そのときの景色は気持ちよかったですね。

伊藤壮吾 しかも、BLUE(SUPER★DRAGONファンの呼称)も声が出せるようになった1発目がこの「Persona」だったから、なおさら。

ジャン そう。ひさびさに声を聞けて、鳥肌が立ちましたね。

玲於 幕が落ちた瞬間、BLUEの「キャー!」っていう声を聞きながらセットごと前に移動するっていう幸せね……。

 めちゃくちゃうれしいしニッコニコだけど、登場シーンはみんな仮面を着けていたからバレないし……。

和哉 待って。ニッコニコだったの?(笑)

 だって、口は見えてたやん!

一同 あはははは!

 俺、けっこうニッコニコだったよ。口は……たぶんちゃんと押さえてたと思う。

 えっ……目だけ?

ジャン 目だけ、めっちゃ怖いよ。

一同 あはははは!

 目と心ね!(笑) マジで、少年心をくすぐられすぎました。

 確かに、あんなに気持ちいいことないよな。その流れで言うと、「Revolution」のときにさ。セットから降りて仮面を取って、あらわになった景色を見て「あ、こんなにBLUEがいる」という気持ちになってね。みんなの声も聞こえるし、とにかくすっげえうれしくて大興奮状態だったわけですよ。で、曲終わりにジャンが歌うパート、俺とシンメ(対称)の位置に彪馬がいるんですけど、その彪馬と顔を向き合わせたとき。彼、ニッコニコだったんですよ(笑)。

彪馬 あはははは! それね!(笑)

 その顔がもう、忘れられないですね(笑)。ああ、やっぱみんな同じ気持ちなんだなって。

 その彪馬、見たいなー。

 BLUEの“青の景色”と同じくらいの衝撃でした。彪馬に限らずみんな楽しんでたよね。「Revolution」って世界観に入り込むタイプのクールな曲だけど、その曲で笑顔が出ちゃうっていうのは、この日ならではだったのかなとも思うし。

古川毅

古川毅

古川毅

古川毅

リハは過去イチの集中力で

彪馬 次、俺言っていい? 8年間いろんな演出をやってきたけど、「Welcome to my hell」の演出……一番ムズかったくね?

一同 あはははは! 確かに!

彪馬 両手両足を紐でつながれた状態でパフォーマンスするので、1人4本ずつ、36本の紐があるわけですよ。リハの段階では紐とつなぐセットがないから、9人分の36本を支える人も必要で。もう、ありとあらゆる大人の方ががんばってくださったんですけど……。

玲於 現地でのリハ、これだけで1時間以上使ったもんね。

 1人ひとりに担当のスタッフさんが付いてくれて、付け外しの作業を手伝ってもらうんですけど、その練習も本当に大変だった。お客さんに見えないタイミングで、後ろの9人もハケなきゃいけないから。みんなあたふたでした(笑)。

彪馬 今までにしたことない演出で新たな表現を、という意図でチャレンジしたものだったんです。

池田彪馬

池田彪馬

池田彪馬

池田彪馬

 実は僕、本番めっちゃ紐に引っかかってて「どうしよう……」みたいな感じになってました(笑)。

 (笑)。でも、ああいう挑戦は今後もやれたら面白いね。一球入魂のワンマンじゃなくて、ツアーとかで見せられたら、もっともっと追求できるかも。

 確かにね。

玲於 彪馬が言った紐の演出含め、本番前のリハは過去イチの集中力だったと思います。会場の規模感は今までにないものだったし、紐のほかにも「相合傘」の傘を使った演出とか、用意する小道具も多くて。不具合を解消しつつ、なんとか本番までに間に合わせようと、みんなでものすごい集中したよね。

ジャン 現地でしか使えないものも多かったからね。

玲於 そうそう、あと置いてあるミラーボールとかもさ、つながっているコードを踏まないようにどうやっていこう?みたいな動きの確認があったり。

 いつになく玲於が集中してましたねえ(笑)。

まったく緊張しないんですけど、こればかりは……

壮吾 僕が忘れられないのは、「Remedy For Love」のピアノ演奏ですね。

ジャン 壮吾はそこだよなあ。

壮吾 それはもう、緊張しました。僕、ライブは基本まったく緊張しないんですけど、こればかりは……。あんなに大勢の前で弾くのは初めてでしたし、BLUEの前でがっつりピアノ演奏を見せるのも初めてだったので。

伊藤壮吾

伊藤壮吾

伊藤壮吾

伊藤壮吾

ジャン 観てたみんなもかなり印象に残ってるんじゃないかな。

和哉 だって、あの日一番沸いてたもん。

壮吾 緊張のあまり、本番のことをそこまで覚えてないんですよ(笑)。リハで弾いたときに「これはヤバいな」という実感があって、本番中も弾き終わるまではちょっと落ち着かなかったですね。映像を見返しても、手の震えがわかるんです。そんなこと、あんまりないんですけど……。

ジャン ずっと練習してたもんね。

 なかなかこんなことないよ。壮吾が見たことない顔をしてたから新鮮でした。

彪馬 壮吾の演奏に乗せて歌ったのは僕と毅くんでしたが、なんだか人間を感じたというか。普段は用意された音に乗せて歌っている分、リズムと音と歌、全部がその場で作り上げられているということを、すごく肌で感じながら歌えたんです。そういう実感を得られたのは、本当に貴重な機会だったなと思います。