SUPER★DRAGON「3rd Identity」 PR

SUPER★DRAGON|無二のミクスチャーユニットを形作る 9人9色のアイデンティティ

SUPER★DRAGONが8月14日に3rdアルバム「3rd Identity」をリリースした。

前作の2ndアルバム「2nd Emotion」から約半年という短いスパンでリリースされる今回の作品は“Identity”がテーマ。9人が個々のアイデンティティを確立させるために1曲ずつ楽曲のコンセプトプロデュースを担当し、自身が思い描く世界観を楽曲や歌詞、MVやビジュアルに投影させた。

音楽ナタリーではメンバー全員にインタビュー。9人それぞれのアイデンティティについて語ってもらったほか、楽曲に込められた個性豊かな思いをリレー形式で伝えてもらった。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 須田卓馬

SUPER★DRAGONのアイデンティティ

──今回の作品のコンセプトが“Identity”ということですが、このテーマを聞いたとき、率直にどんなことを感じましたか?

松村和哉 僕らはこれまでSUPER★DRAGONという1つグループのもと団結してきた、それは変わらないけれど、9人が一度、それぞれの場所で個の力を付けてグループに還元すべきだなという話はメンバー内で何度かしていたんです。なので、わかりやすくそういった機会をいただけたことはうれしいなと思いました。

伊藤壮吾 今まで個々がやりたいと思っていたことを、それぞれの9曲で表現できるのがありがたかったよね。

SUPER★DRAGON

──収録曲の全曲にミュージックビデオが制作された力作ですが、聞くところによると、今年の長いゴールデンウィーク期間を使って撮影されていたとか?

一同 ああー!

ジャン海渡 そうなんですよ。

池田彪馬 連休まるまるですね。休み明けにも撮っていたので、10日以上はかかっていると思います。

飯島颯 令和初仕事ですね。僕はジャンと一緒でした(笑)。

柴崎楽 玲於は、ほぼ全日かけて撮影してたよね。

志村玲於 そうですね。楽の撮影現場にも一緒に行ったりしたし。往復8時間かけて、湖でのダンスシーンを撮りに福島に行ったり……。

彪馬 ちなみに、僕は「Don't Let Me Down」の全員の撮影が終わったあとに自分のプロデュース曲のMVを撮りました。

──そうだったんですね。本当にそれぞれの個性が発揮された曲が集まっている印象ですが、例えば普段9人で活動をする中で、自分の個性について考えたり、意識したりすることはありますか?

古川毅 昔はそう感じていたかもしれないけど、今はおのずと個々が立つようになっていると思うんです。得意なことも違うし、だからこそ今回のような作品が作れたんじゃないかなって。なので、そこまで意識はしていないですね。本当にみんな、好きにやっているというか。

──それぞれの好きなことが、グループの表現にナチュラルに反映されているんですね。リリースに際してスタートした「IDENTITY PROJECT」の中では、個々のSNSアカウントも開設されました。

彪馬 洸希のTikTokがダントツ面白いです!

一同 面白い!(笑)

田中洸希 まあ、ちょっとバズらせていただいたんですけど……。

一同 あはははは!

彪馬 言い方がウザい!(笑)

和哉 お前の力だから安心しろ。

洸希 僕の愛してるビートボックスでバズらせていただいたんで(笑)、正直……TikTokの音源を使った動画をほめられるより、何百倍もうれしかったです。ホントに好きでやっていることが、いろんな人に見てもらえたので。

──ジャンさんはSoundCloudに自作曲をアップしていますね。

ジャン はい、今までスパドラの活動の中で機会があれば出していた曲たちですが、やっと公の場に発信できるようになりました。毎日曲を作っているので、スパドラを知らない方々にも聴いてもらえるということはうれしいですね。

──壮吾さんの鉄オタアカウントは、ぱっと見では音楽活動をしている人とわからないほど鉄オタ濃度が濃いです(笑)。

壮吾 ライブ前とかには(グループのことを)書きますけど、基本“鉄男”全開でやらせてもらってます(笑)。面白い鉄オタの人もフォローしてくれて、日々楽しくやっていますよ。どんな形であれ自分の存在を知ってもらえることがうれしいから、開設できてよかったなと思います。

──作品に話を戻しますが、「3rd Identity」で表現したスパドラのアイデンティティは、どんなものでしょう?

壮吾 「スパドラはスパドラでありたい」、ということかなと思います。「●●みたいだね」と言われる存在ではなく、ただスパドラでありたいというか。

彪馬 そうだね。あとは、なんにでもなれる、染まれるということだと思います。リード曲「Don't Let Me Down」のMVでは真っ白な世界を描きましたけど、白って何色にも染まれる。そんなメッセージも受け取れますよね。

01.「PANDORA」

Produced by 彪馬

──アルバムの1曲目を飾るのは彪馬さんプロデュースの「PANDORA」です。彪馬さんはこの曲をどういったテーマでプロデュースしていきましたか?

彪馬 1つの楽曲の世界観を自分がプロデュースするとなったとき、まず「恋愛ソングをやりたい」という思いがあって。そのときにモチーフとして浮かんだのが、パンドラの箱の神話でした。仕上がった曲を初めて聴いたとき、自分的にはすごくすんなり聴けて。ただもう1つ感じたのが、サビがめちゃくちゃ高いな、と(笑)。

洸希 確かに。

池田彪馬
池田彪馬

彪馬 でもそれは、サビに来たときにパンドラの箱を壊すイメージを表したものなので。アルバムの1曲目でもあるし、突き抜ける歌声が必要だなと思いました。スピード感とサビのハイトーン、あと落ち着くパートで付ける抑揚のアクセントと……1曲目にして強めのインパクトを与えられるかなと思います。

洸希 今回僕もメロを担当させていただいたんですけど、自分的にちょっと高いパートだったんです。難しい部分もあったけど、いろいろ自分の中で試してみながら歌いました。ラップもけっこう難しかったので、レコーディングにはけっこう時間がかかりましたね。

──では、MVについてはいかがですか?

彪馬 MVでもパンドラの箱をイメージしつつ、自分の表現というものを見せたいと思っていました。そういった思いからカメラを部屋のいろんな場所に置いて、1人で曲をかけて踊るという撮影をしたんですけど、ホントに思い描いた通りに撮らせてもらったので、やりたいことを詰め込めたと思います。照明や、衣装の色味とか、細かいところまで決めさせてもらったんですよ。なので、自信が付くような……これからの自分に対しても自信を持てるような映像に仕上がったので、いろんな方に観ていただきたいなと思いました。

洸希 シャツ、すごいはだけてたよね。まさに彪馬だなって感じ。

彪馬 あはははは(笑)。

洸希 観ている自分も曲の世界観に入り込めたし、彪馬なりの表現がすごくできてたんじゃないかなって思う。

彪馬 ありがとうございます。

洸希 最後、パンドラの箱を開けちゃったのか? 外に出ようとしてるシーンとかね、気になりますよね、そのあとが。

彪馬 ありがとう。ホントに「PANDORA」は池田彪馬が詰まってる曲だと思うので。ファンの方にはぜひ開けてもらえたらと思います。大丈夫です、危険なものは入っていないので(笑)。

02.「Don't Let Me Down」

──「Don't Let Me Down」は今までのスパドラ作品のリード曲とはひと味違った、脱力感のある曲ですね。

 そうですね。「自分のスタンス」みたいなところを歌っている曲なんですけど、静かに自己肯定をしている感じがサウンドと相まってクールだなと思いました。都会的なクールさをスパドラとして表現するということで、また今までの曲とは違ったボーカルとしての挑戦がありましたし、いかに曲のよさを生かせるか、ということを意識して歌いました。

彪馬 僕は前向きな歌詞の中にある儚さを表現したくて、そういったところを意識してレコーディングに臨みました。

和哉 ラップチームは曲にハマる気持ちよさを出したくて、裏(拍)でノるような感覚でラップしました。ミックスが終わるまで知らなかったんですけど、僕のパートにAuto-Tuneがかかって、すごくおしゃれな使い方をされていて。スタッフさんに感謝ですね(笑)。

──MVでは9人が真っ白な部屋にいる情景が描かれていて、またすごくメッセージ性の強い映像でした。

壮吾 MVには、個々のMVで登場した、それぞれのアイデンティティを象徴するようなアイテムが真っ白になって出てくるんです。例えば僕だったらハンバーグとか……。

玲於 待って、壮吾のアイデンティティ、ハンバーグじゃん(笑)。

壮吾 いや、電車の模型もちゃんとあるんですけど(笑)。とにかくそれぞれにリンクしたアイテムが置いてあるんだけど、色がないんです。それを見て、ファンの方がどう思うんだろう?というのはすごく楽しみな部分ですね。

ジャン 白かったよねー。みんな白塗りもしたんですよ。だから本当に「白っていいなあ」って……。

玲於 そういう曲じゃないから(笑)。

──白くペイントした皆さんの顔を赤い手が囲むシーンの表現はとてもアーティスティックでしたね。

 あの赤い手も、自分たちの手なんですよ。

玲於 顔は白く、腕は真っ赤に染めました(笑)。ぜひ誰の手か当ててみてください。