SUPER★DRAGONが本日1月31日にニューシングル「Monster!」をリリースした。
スパドラにとって3枚目となる今回のシングルの表題曲は、彼らが初めて挑んだ恋愛ソング。狂おしいほどの思いを“モンスター”という言葉に投影し表現したヒップホップで、ジャン、洸希、和哉のエモーショナルなラップと女性目線で歌う毅、彪馬のボーカルが印象的なナンバーだ。またカップリングにはトロピカルハウス、レゲエなどを取り入れた楽曲を3形態にそれぞれ収録。スパドラにとって新たなジャンルに挑んだ意欲作に仕上がっている。
この作品のリリースを記念して、音楽ナタリーでは9人にインタビューを実施し、作品に込めた思いをじっくりと聞いた。また特集の最後には、今回の作品のコンセプトの1つである“学校”にちなみ、メンバー編集による「スパドラ新聞」を掲載。“もしスパドラメンバーが学級新聞を作るなら?”をテーマにした架空の紙面を楽しんでほしい。
取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 須田卓馬
- SUPER★DRAGON「Monster!」
- 2018年1月31日発売 / SDR
-
TYPE-A [CD]
1000円 / ZXRC-1129 -
TYPE-B [CD]
1000円 / ZXRC-1130 -
TYPE-C [CD]
1000円 / ZXRC-1131
- TYPE-A収録曲
-
- Monster!
- City Noise
- TYPE-B収録曲
-
- Monster!
- ゲットレジャーニー
- TYPE-C収録曲
-
- Monster!
- SOUL FLAG
9人がすごくまとまった年
──まず昨年のことを振り返れたらと思うのですが、2017年はスパドラにとってどんな年でしたか?
玲於 成長の年だったなと思います。
彪馬 1stアルバム(「1st Impact」)と2ndシングル(「ワチャ-ガチャ!」)をリリースして、5thワンマン(「MYSTIC BOOK」)もこれまでで一番大きな会場(チームスマイル・豊洲PIT)でやらせてもらって……。
毅 いろんなことがすごい速さで展開していったよね。4thワンマン(「NUMBER 9 TOUR」)のときには颯が足をつってしまって、そういったハプニングが起きたことによって次に生かせた経験もあったし、今までに起きなかったことを経験できたりもした。失敗や反省は次につなげようっていう思いはずっと持っているけど、実際に経験してみてそれを痛感したと言うか。1つひとつの出来事をみんなが深く考えるようになって、2017年は9人がすごくまとまった年なんじゃないかなと僕は思います。
颯 うん。
──なるほど。では、個人的に「これは事件だったな」というエピソードがある人はいますか?
楽 僕は声変わりをしたこと。僕と壮吾はすごく低くなりました。
洸希 全然違うよね。
──声変わりの時期って、声が出しにくくなったりするものなんですか?
彪馬 まさしくそうです。声変わりする前って限界がないくらいに高いところまで声が出るから、喉で歌っちゃったりもするんですけど……声変わりすると前の歌い方ではダメですね。声が大人になる反面歌い方を変えないといけないから、パフォーマンスにすごく影響があります。しっかり乗り越えていきたいなって思います。
──そうなんですね。
彪馬 あとサンダードラゴン(壮吾、洸希、彪馬、和哉、楽)は身長がめっちゃ伸びた!
毅 彪馬、すごい伸びたよね!
玲於 スパドラ結成当時の写真を見ると、サンダーの5人、みんな僕より低いんですよ。成長って早いですよね……。
壮吾 お母さんみたい(笑)。
楽 僕も今、玲於くんと背が変わらないよ。
玲於 やかましいわ(笑)。
ここからスタートしていくような感覚
──2018年1発目のシングルとして今回「Monster!」がリリースされるわけですが、まだ3rdシングルなんですね。もっとリリースを重ねているような感覚がありますが……。
毅 僕らも思います。「まだ3rdシングルだったんだ」って(笑)。
彪馬 ただ「Monster!」は1stシングルの「Pendulum Beat!」と2ndシングルの「ワチャ-ガチャ!」とはだいぶ違う曲調で、今回が今までで一番スパドラらしさが出ているような気がしていて。だから自分的には、この3rdシングルから自分たちがまた新たにスタートしていくような感覚もあるんです。
──確かに、スパドラらしいエッジーさが今までのシングル中で一番感じられると思いました。前作、前々作の表題曲は、スパドラの楽曲群の中ではキャッチー寄りのナンバーでしたもんね。
毅 はい。どちらもアニメのテーマソングだったというのもあって、アニメの世界観を壊さないようにしながらスパドラらしいエキスも入れてという感じで。
──なので、「Monster!」はカップリング含めライブでスパドラを観るときの印象に一番近いシングルという感じがします。で、タイトルトラックはスパドラが初めて挑む恋愛ソングということなんですが……。
ジャン 「恋愛ソング」と聞いてもっと優しい曲調をイメージしてたから、まさかこんなゴリゴリな曲だと思わなかったです(笑)。
──曲を聴いた人誰しもがそう感じると思います(笑)。
ジャン 新しいですよね。
壮吾 僕も、音だけを聴いたときは恋愛ソングなんだっていうのがあまりわからなかったです。けど、歌詞に注目してみると面白いですよ。
毅 すごい客観的だな(笑)。
楽 男女それぞれの目線で歌詞が書かれていて、ラップパートが男性目線、メロディパートが女性目線なんです。
次のページ »
僕らだからこそ出せる色気や魅力
- SUPER★DRAGON(スーパードラゴン)
- スターダストプロモーションの若手俳優集団・恵比寿学園男子部(EBiDAN)から生まれたダンス&ボーカルユニット。メンバーは玲於、毅、ジャン、颯、壮吾、洸希、彪馬、和哉、楽の9人。2015年9月結成、2016年11月にテレビ東京系アニメ「遊☆戯☆王 ARC-V」のオープニングテーマを表題曲とするシングル「Pendulum Beat!」でCDデビュー。2017年1月に1stアルバム「1st Impact」を発表する。4月には初の東名阪ツアー「NUMBER 9 TOUR」を成功させ、6月にTBS系アニメ「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド~機動救急警察~」のオープニングテーマを表題曲とする2ndシングル「ワチャ-ガチャ!」をリリース。8月には東阪で行われたワンマン公演「MYSTIC BOOK」を成功させる。2018年1月に初めて恋愛ソングに挑んだ3rdシングル「Monster!」を発表した。
- SUPER★DRAGON「SUPER★DRAGON 6th ONEMAN LIVE TOUR」
- 2018年3月24日(土)
大阪府 NHK大阪ホール - 2018年3月30日(金)
福岡県 福岡国際会議場 - 2018年4月8日(日)
宮城県 電力ホール - 2018年5月5日(土・祝)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 - 2018年5月13日(日)
千葉県 市川市文化会館