ハングリーに貫く自分たちのスタイル

──今回アルバムが完成してこれまでのスパドラが1つの作品にパッケージされたと思うのですが、皆さんが今思う“スパドラらしさ”って、どういったところでしょう。

玲於　なんだろう。お手本通りにきっちりやらないところ、かな。ライブも毎回見せ方を変えることを意識してやっていたりするので、いつでも新鮮な発見があると思う。あとはハングリー精神。常に満足せず、毎回反省をしながら「上を目指そう」ってみんな思ってる。

毅　スタッフさんを含め、“チームスパドラ”はチャレンジ精神がすごくあると思う。ハングリーに自分たちのスタイルを貫き通すというか。あとメンバー9人は個性が強すぎるくらいにバラバラだから、チームとしてそろえるところはそろえつつ、その個性を殺さずに行けたらベストなんじゃないかなって思います。

一同　そうだね。

ジャン　楽は絵が得意だし、洸希は常にビートボックスの練習をしてどんどん技を身に付けているから、グループを飛び出してビートボクサーとしても活躍できるんじゃないかと思えるしね。みんなの個性が積み重なっていった先でどれだけ大きなグループになれるかなって、想像すると楽しみです。あと鉄オタの壮吾は将来絶対「鉄道BIG4」的な存在になるでしょ！

玲於　僕ら全国各地でイベントをやりますけど、壮吾はMCでいつもその土地に合わせた駅のアナウンスをするんですよ。これめちゃくちゃ大きな武器だよね。

毅　おじさんドラゴンたち助かってる（笑）。

──では最後に、スパドラが今年叶えたい目標を教えてください。

玲於　目標はいっぱいあって悩みます。僕的には、国立競技場代々木第二体育館でのワンマンを実現させたい。第二体育館は僕らが結成後初めて出演したイベントライブの会場なんですが、そのときはファンが全然いなくて完全にアウェイだった。そんなアウェイの状況を覆せる実力もなかったから悔しくて、「いつかこの場所を自分たちのファンだけで埋めたい」って思ったんです。次にライブの機会がいただけるのであれば、ぜひやってみたい会場です。

ジャン　あとは、9人の個性を生かして全員で1曲を作り上げてみたいね。作詞作曲、振付までみんなで協力しあって。それが実現したら、すごく成長につながると思う。

毅　そうだね。自分はボーカルとしてさらに成長するため、2017年は曲作りをしたいです。作曲のためにギターはもう買ったんですよ。スパドラではあまりやらないような曲調のものも作ってみたいし、純粋に音楽が好きだから、ジャンルを問わずどんな曲も歌える表現力を身に付けたいです。あとは体を大きくして、歌うときに安定感を出せるようにもしたい。あと、スパドラとしてはワンマンツアーをやりたいんです。自分たちの現状をしっかりと理解しつつ、前を向いて進んでいきたいと思います。