SOLEIL「My Name is SOLEIL」 PR

SOLEIL|カラフルな60'sサウンドに彩られた“14歳”の世界

SOLEIL

SOLEILが3月21日にメジャーデビューアルバム「My Name is SOLEIL」をリリースする。

たんきゅんデモクラシーのメンバーとして活動していた14歳のシンガー・それいゆ(Vo)が、サリー久保田(B / ex. ザ・ファントムギフト、les 5-4-3-2-1)、中森泰弘(G / ヒックスヴィル、ましまろ)と共に2017年に結成したSOLEIL。2017年9月には1stシングル「Pinky Fluffy」を発表し、1960年代の"スウィンギングロンドン"を彷彿とさせるレトロでポップなバンドサウンドと、それいゆのキュートな歌声が話題を集めた。音楽ナタリーではメジャーデビューにあわせて3人にインタビューを実施。真島昌利(ザ・クロマニヨンズ、ましまろ)やカジヒデキ、かせきさいだぁ、近田春夫といった豪華作家陣が参加したアルバムの制作背景や、サウンドへのこだわりなどについて話を聞いた。

取材・文 / 南波一海 撮影 / HIROMIX

SOLEIL「My Name is SOLEIL」
2018年3月21日発売 / Victor Entertainment
SOLEIL「My Name is SOLEIL」

[CD] 2500円
VICL-64973

Amazon.co.jp

収録曲
  1. 魔法を信じる?
    [作詞・作曲:サリー久保田]
  2. 恋するギター
    [作詞・作曲:真島昌利]
  3. 青いインクのラブレター
    [作詞:飯泉裕子 / 作曲:新井俊也]
  4. ごめんね、テディベア
    [作詞:飯泉裕子 / 作曲:岡田ユミ]
  5. 姫林檎 GO GO!
    [作詞・作曲:近田春夫]
  6. 夢見るフルーツ
    [作詞:イリア / 作曲:白根賢一 & Nicky Bambino]
  1. MARINE I LOVE YOU
    [作詞:飯泉裕子 / 作曲:佐藤清喜]
  2. キャンディの欠片
    [作詞・作曲:陽当モナカ]
  3. Are you happy?
    [作詞・作曲:カジヒデキ]
  4. 夏のウインク
    [作詞:サリー久保田 / 作曲:高浪慶太郎]
  5. さよなら14歳
    [作詞:かせきさいだぁ / 作曲:中森泰弘]
  6. ソレイユのテーマ
    [作曲:中森泰弘]

お母さんがキーパーソン

それいゆ(Vo)

──それいゆさんのお母さんがある意味、SOLEIL結成のキーパーソンなんですよね。

それいゆ(Vo) キーパーソン?

サリー久保田(B) 鍵を握る人物。

それいゆ ああ! そうかもしれないです(笑)。

──たんきゅんデモクラシーのメンバーとして歌手活動を始めたのも、お母さんとたんきゅんのプロデューサーのまゆたんさんが大学時代からの知り合いだったというのもあるし。

久保田 確かにキーパーソンですね。

──まずは、それいゆさんのバックグラウンドを明らかにしておいたほうがいいですよね。お父さんがイギリスのスカバンドのドラマーで、お母さんが音楽カルチャーに精通している方で、それいゆさんは小さい頃から、お母さんにあちこちのライブに連れていってもらっていて。そしてお母さんの妹さんがWack Wack Rhythm Bandで歌っていたシンガーのレモンさんで、そこでの横のつながりもあり。

それいゆ Wack Wack Rhythm Bandのライブも何回も観てます。

──かなり小さい頃に久保田さんと中森さんにも会っているんですよね。

久保田 年に1回くらいしか活動してなかったんですけど、一緒のバンド(サリー・ソウル・シチュー)でレモンちゃんがボーカルをやっていたので、そういうつながりがあって。

──今回のアルバムに参加しているカジヒデキさんにも、随分前にライブを観に行っていて、お菓子をあげたことがあったという。

それいゆ モロッコヨーグル(笑)。

──ヘラで食べるやつを。

それいゆ あげたらその場で食べてくれました。当時は、まさか自分がその人に曲を書いてもらうなんて思わなかったです。と言うか、自分が歌を歌うなんて全然考えてなかったです。

久保田 カジくん、今会っても当時と変わってなくてびっくりすると思うよ。

それいゆ 半ズボン?

久保田 半ズボン履いてる。

それいゆ おー!

それいゆ(Vo)

──ということでインタビューを始めていきたいと思います。昨年9月にシングル「Pinky Fluffy」でデビューしたあと、ビクターからアルバムリリースというところまでトントン拍子でしたね。

久保田 そうですね。ビクターのスタッフさんにかなり早い段階でシングルを気に入ってもらえて。

──それいゆさんは、メジャーデビューと聞いていかがでしたか?

それいゆ メジャーデビューが何かわからないので、「あ、はい」みたいな。

──そうなんですね(笑)。環境は何か変わりました?

それいゆ ……特に(笑)。

──中学校では吹奏楽部に所属していて、練習を週6ペースで続けてるんですよね。

それいゆ あ、部活は週5になったんです。なんでかわからないんですけど減りました。

──では少し動きやすくなったということで。今回アルバムをリリースする流れになったのはどんな経緯だったのでしょうか。

久保田 中森さんと話して、またアナログ7inchシングルとかミニアルバムを出すんだったらフルアルバムのほうがカッコいいかなということになって。けっこうすごいスピードで、いろんなことが決まっていきました。

──SOLEILは3人組のバンドという形をとっていますが、アルバムにはいろんな作家が詞曲を提供しているのがポイントなのかなと。

久保田 気が付いたら自分の曲が1曲しかなかった(笑)。こういう場合、自分で曲を作ることが多いんですけど、マイクロスターとか(高浪)慶太郎さんとか冗談伯爵に曲を作ってもらいたくて。

中森泰弘(G) あとはちょっとしたパーティ感覚ですかね。「みんなおいでよ」っていう。知り合いに、「一緒にやると楽しいよ」ってお願いするみたいな。

──おなじみのVIVID SOUND人脈や、近しい人に声をかけていって。

中森 そんな感じです。普通だったらいろいろと考える時間があるじゃないですか。でも今回は「誰々にしたい」って決めたら次の日には電話してるっていうスピード感でした。

最初に伝えたのは“14歳”というテーマ

──オファーする際に曲のディレクションはあったのでしょうか?

それいゆ(Vo)
それいゆ(Vo)

久保田 マーシーさん(真島昌利 / ザ・クロマニヨンズ、ましまろ)の「恋するギター」に関しては中森さん経由だったので。どんな話をしたんですか?

中森 いや、特に話してなくて。たまたま会う機会があったので「Pinky Fluffy」の7inchシングルを渡したんですよ。「今こういうのやってるんだよ」って。渡したあとにメールで「曲書いてもらえたらうれしいんだけどな」って送ったら、すぐに「いいよ」って返ってきて。こんな感じがいい、みたいなことは言わなかったです。

久保田 ほかの人は頼む前に会いました。慶太郎さんとか近しい人には「この曲のこんな感じがいいかな」って話はしましたけど、大御所の近田春夫さんとかには枠を拡げて、「だいたいこんな感じでお願いします」っていうことを伝えて。カジくんはもともと僕がファンなので、ノリのいいアップテンポな曲で、みたいな感じでした。

──そのくらいと言うとなんですが、細かく指示する感じはなかったんですね。

中森 そうですね。7inchシングルを作っていたので、あれが名刺代わりになったから話が早かったんじゃないですかね。

──確かにあのシングルは一発でイメージが湧きやすいですよね。

中森 バンドの雰囲気も含めてそうですよね。みんなベテランなので、ちょっと観たり聴いたりすると、じゃあこのあたりねって出してくれるので。

久保田 マーシーさんとか近田さんとかカジくんはどちらかと言うとゲスト的な立ち位置だったんですけど、マイクロスターとか慶太郎さんとか細かく話せる人には、似たような曲調にならないように、いろいろ話しました。面白かったのが、すり合わせを全然してないのに歌詞で同じワードが挙がってきたりして。例えば「青いインクのラブレター」って曲はだいぶ前に歌詞を書いてもらっていたんですけど、その話をしてないのに別の作家さんから「青いインク」って言葉が出てきたりとか。

それいゆ 「林檎」とかも。

久保田 そうそう、「ごめんね、テディベア」という曲の歌詞に「林檎」という言葉が出てくるんですけど、近田さんに書いてもらった曲が偶然、林檎の歌になっていたり。

それいゆ あとサリーさんのやつも。

久保田 そうだ。僕が歌詞を書いた「魔法を信じる?」っていう曲は、ディズニー映画「白雪姫」の劇中で使われてる「私の願い」という曲をちょっと元にしていて。ジョン・レノンが子供の頃、ディズニー映画の曲をお母さんのジュリアさんに歌って聞かせていたという話を最近、本で読んだんです。それで作ってみたら、近田さんの歌詞に「白雪姫ヒメ」ってフレーズが出てきて。あれは驚きました。

──少しずつリンクするものがあった。

久保田 ありましたね。ちなみに、作家の皆さんに最初に伝えたのは“14歳”というテーマだったんです。大人でも子供でもない狭間な感じ。そのイメージで詞のテーマがダブってくるところがあったのかなと思いました。

それいゆ(Vo)
それいゆ(Vo)

──これだけ作家陣がバラけているのにアルバム全体に統一感があるのが驚異的だなと思いました。

久保田 そんな細かくは注文してないです。(それいゆに向かって)ですよね?

それいゆ ……たぶん。

久保田 たぶん?

それいゆ 曲のお願いのことは知らないので(笑)。

久保田 そっか(笑)。じゃあ「MARINE I LOVE YOU」の話を。1曲だけ楽曲の成り立ちがちょっと違うんですよ。それいゆちゃんが楳図かずおの、ね?

それいゆ はい。「わたしは真悟」がすごい好きで。その話をしてたら、マイクロスターの飯泉(裕子)さんがそのマンガをイメージして歌詞を書いてくださって。

久保田 飯泉さんも「わたしは真悟」が好きだったんですよ。

──「MARINE I LOVE YOU」のMARINEは「わたしは真悟」の真鈴だった(笑)。

久保田 実はアルバムタイトルもそうなんですよ。「MY NAME IS SHINGO」から。

──そうなんですね!

それいゆ 「わたしは真悟」が好きだからインスタのアカウント名をmy_name_is_soleilにしてたら、「それアルバムタイトルでいいじゃん」ってことになって。

──そんな背景があったとは。まず中学2年生が楳図かずおの昔のマンガを読んでいるあたりがすごいですよね。

久保田 そこはやっぱりキーパーソンの影響ですね(笑)。

SOLEIL
SOLEIL(ソレイユ)
女子中学生ユニット・たんきゅんデモクラシーのメンバーとして活動していたそれいゆが、サリー久保田(B / ex.ザ・ファントムギフト、les 5-4-3-2-1)、中森泰弘(G / ヒックスヴィル、ましまろ)と共に2017年に結成したスリーピースバンド。2017年9月にシングル「Pinky Fluffy」を発表し、60'sテイストのバンドサウンドで注目を集める。2018年3月21日には、真島昌利(ザ・クロマニヨンズ、ましまろ)、カジヒデキ、かせきさいだぁ、イリア(ジューシィ・フルーツ)、近田春夫、高浪慶太郎、佐藤清喜(マイクロスター)ら豪華作家陣が参加した1stアルバム「My Name is SOLEIL」をリリースする。

ライブ情報

Zher the ZOO YOYOGI 13th Anniversary "My Name is SOLEIL release party!" SOLEIL -oneman-
  • 2018年3月25日(日)
    東京都 Zher the ZOO YOYOGI
SOLEILデビューアルバム「My Name is SOLEIL」発売記念インストアイベント
  • 2018年3月24日(土)
    東京都 タワーレコード新宿店
  • 2018年3月26日(月)
    東京都 タワーレコード渋谷店