Shiggy Jr.|ニューアルバムで“DANCE”に回帰

何度も何度もループして
聴いてもらえるとうれしい

──本作には原田さんがメインボーカルを取る「you are may girl」という曲もありますね。

原田茂幸(G, Vo)

原田 ライブの中で俺が1曲だけ歌うみたいなコーナーがあって、この曲を初期の頃に歌ったことがあったんですよ。それを今回、アルバムに入れることにしたんですけど……謎な気持ちになりますよね(笑)。曲自体気に入ってるし、自分で歌うのも好きだからうれしいんですけど、Shiggyのアルバムに急にポンと俺の歌が入ってきて大丈夫かな?みたいな。

池田 いや、でもすごくいいなって私は思うんですよね。自分で作って自分で歌うってすごく自然なことでもあるし、だからこそ魂がちゃんと入った歌になってるなって。そういう強さがこの曲にはあると思います。

原田 じゃ、これからもちょいちょい(笑)。

諸石 小出しにしていけば(笑)。

──さまざまなタイプの“踊れる”曲で構成されるアルバムに、「looking for you」というバラードが入っているのもいいなと。

原田 これはもともと、1980年代感のあるロックバラードだったんですけど、今回収録するにあたってちょっとエレクトロニカな要素が入ってすごくいいバランスになったと思っていて。そこは釣さんの力だなって思いますね。踊れる曲ではないですけど、アルバムに緩急を付ける曲にもなりますし。以前からライブではやっていた曲なので、このタイミングで音源化できたのも個人的にはうれしいです。

──息遣いを感じさせる繊細な、でもエモーショナルな歌声も素敵で。

池田智子(Vo)

池田 あー、うれしいです。ライブではサウンドの持つパワーに負けないように全ての体力を使って歌う、非常にカロリーの高い曲だったんですけど、音源ではもうちょっと冷静に、聴いてくれる人が気持ちを乗っけられる余地を持った歌い方にしようって思いました。アレンジとの絡みも含め、いい仕上がりになりましたね。

──この曲で一旦気持ちを落ち着かせたのち、ラストは昨年11月リリースの「SHUFFLE!! E.P.」にも収録されていた「誘惑のパーティー」で幕を閉じます。

原田 僕らの中では、釣さんに関わっていただいた今回のアルバムは10曲目の「looking for you」で一応完成というイメージがあって。その上で白石(元久)さんにアレンジしていただいた「誘惑のパーティー」がエンドロール的な雰囲気でラストを飾っている感じなんですよね。

──最後にもう一度きっちり踊らせるいいエンディングだと思います。

原田 うん。最後にもう一度ドカンと弾けることで、またアルバムの最初に戻って楽しんでもらえるんじゃないかなって。何度も何度もループして聴いてもらえるとうれしいですね。

Shiggyはやっぱりこっちだよな

──来年1月からは本作を引っ提げた全国ツアー「Shiggy Jr. LIVE TOUR 2019‐DANCE TO THE MUSIC-」も始まりますね。

池田 タイミング的には、みんなにアルバムを聴き込んでもらった状態でのライブになると思うのでめちゃめちゃ楽しみです。今回の曲たちは“踊れる”っていうコンセプトも含めてライブとの相性もいいと思うので、絶対に楽しいツアーになると思います。

諸石和馬(Dr)

諸石 ツアーの最初と最後ではまったく違った雰囲気になる曲もあるだろうしね。そういう部分も楽しみながら各地を回りたいですね。

──そう言えばShiggy Jr.は2016年頃から「Shiggy Jr.を大人にしていこう計画」を掲げて活動に取り組んでいましたよね。今回アルバムを完成させてみて大人になった実感は?

原田 だいぶ大人っぽくなったと思いますよ。池田の歌に関しても、サウンド的にも「ALL ABOUT POP」(2016年リリースのアルバム)と比べるとより音楽的になってると思うんで。ここから先のことはまだわからないですけど、そのときどきの自分たちに見合った音楽を届けていけたらいいなとは思っていますね。

──2013年リリースの初音源のタイトルからして「Shiggy Jr. is not a child.」でしたからね。Shiggyはどんだけ子供っぽくみられることを嫌っているのかっていう。

池田 あははは(笑)。確かにそうですね。思うのは、ポップスってある意味、ナメられやすいところがあるから、そこに対しての思いだったんじゃないかなって。メンバーもね、それぞれ好みも違うし、いろんな音楽を聴いている。でもShiggy Jr.としてはポップスを選んでやっているわけだし、それこそが強みなんだよってことをしっかり提示したいんですよね。その気持ちはこれからもずっと続いていくんだろうなって思います。

原田 うん。ポップスって難しいものでもあるし、ヒップホップとかジャズのクロスオーバーが流行っている今の時代からすると、ちょっと逆を行ってる感じもある。でもShiggyはやっぱりこっちだよなっていう気持ちは絶対に揺るがない。それはこれからも変わらないんだろうなって思いますね。

Shiggy Jr.
ツアー情報
Shiggy Jr. LIVE TOUR 2019 -DANCE TO THE MUSIC-
  • 2019年1月20日(日) 大阪府 梅田CLUB QUATTRO
  • 2019年1月26日(土) 広島県 広島セカンド・クラッチ
  • 2019年1月27日(日) 香川県 DIME
  • 2019年2月1日(金) 宮城県 SENDAI CLUB JUNK BOX
  • 2019年2月3日(日) 北海道 COLONY
  • 2019年2月9日(土) 愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
  • 2019年2月11日(月・祝) 福岡県 DRUM SON
  • 2019年2月17日(日) 東京都 EX THEATER ROPPONGI