ナオト・インティライミ、デビュー10周年!|10の質問で迫るオマットゥリ男のあれこれ

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ファン・インティライミ
キッズから中高年まで、気付いたら全方位カバー

──ナオトさんについて語るうえでは、ファンについてもやはり外せないと思います。皆さんご機嫌ですよね。

ナオト・インティライミ

もうすごいよね(笑)。うちのファンには圧倒されちゃう。

──例えばワンマンライブでナオトさんがある男性に話しかけた際、そのまま一緒に1曲歌ったり。あとは最近ライブ後に行われている打ち上げ配信ではファンの方とテレビ通話するコーナーがありますが、どの方もキャラが濃かったですし。

ティライミのファンは僕みたいな陽気な人と、性格はまったく違うけど、どこかでオマットゥリ感を秘めているような人の2種類いるような気がする。客層もキッズだけじゃなく、最近は60、70代のご夫婦もいらっしゃって、気付いたら全方位カバーしていて。どんな人でも楽しめるエンタメを目指してきたからありがたいね。下ネタもなんというか……なるべく上品にできるよう気を付けてるし(笑)。

──「イクときは一緒だよー!」や「高知ンティライミ」などですね(笑)。

子供にはわかんないけど大人は笑ってる、みたいなね(笑)。そういえば、こないだ開催した「ナオトの日 スペシャルLIVE 2021」が1年半ぶりの有観客ライブだったんだけど、関係者の人たちが「ナオトのファンはみんな素晴らしいね」って褒めてくれたんです。なんでか聞いてみたら、みんな声を出さない、タオルではなく手を振る、規制退場を徹底する……みたいに、マナーをしっかり守ってくれたんですって。守るべきところはちゃんと守りつつ、ハジけるところでは目一杯ハジけてくれる、そんないい関係を築けていると思います。とっても誇らしいね。

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世界デビュー
死ぬ気で夢を叶えていくための挑戦

──2019年にはユニバーサルミュージック・ラテンからNaoto名義にて世界デビューを果たしました。旅先では「ラテンの血が混ざっているんじゃないか?」と言われたこともあり、ラテンシーンからデビューできたことは念願だったかと思います。

ナオト・インティライミ

前の取材(参照:ナオト・インティライミ「まんげつの夜」インタビュー)でもちょっとお話したけど、世界デビューはコネクションゼロの中、2年かけて現地の人たちと交流し、自分のお金でミュージックビデオを作って、徐々にチャンスをたぐり寄せて実現できたんです。情熱で切り開くことができたから、またひとつ自信につながったね。実は去年の頭、2曲目のリリースについてユニバーサル・ラテンの人たちと話し合っていたんだけど……。

──そのあとで新型コロナウイルスが流行して。

そうそう。やむなく帰国することになって悔しかったけど、これには何か意味があるのかもしれない。もしかしたら「まだ準備が足りない」ということかもしれないしね。帰国してからは国内で何ができるか考えつつ、改めてスペイン語や英語の練習をがんばってます。虎視眈々と準備を整えて、コロナ禍が落ち着いたらすぐに動けるようにしたいね。

──ちなみに現時点では、どのぐらい楽曲のストックがありますか?

もう10数曲は用意してるよ。どんなアプローチの楽曲にするか、リリース形式はどうするか、フィーチャリングゲストは誰にお願いするか、これから考えていくところ。もちろん世界への挑戦は甘くないし、ラテンマーケットでどこまで自分の音楽が通用するのかは未知数だから難しいけど、しっかり爪痕は残したい。死ぬ気で夢を叶えていくための挑戦を続けていきたいよ。

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SNS
TikTokでオマットゥリ、「ナオトフェス」で若手と交流

──コロナ禍に入ってからはTikTokでの活動を本格化させ、現在までに50万フォロワーを超えています。この勢いには驚きました。

TikTokはやっぱり「ナオトフェス」を実施できたことが大きかったかも。このプログラムでトークやライブを行っているんだけど、最近話題を集めているYOASOBIや優里くんとか、たくさんの若手アーティストが参加してくれたんです。TikTokがなかったら、彼らと一緒に演奏したり、お話したりすることはなかったと思う。なかなか直接誰かと会えない中、こんな機会を作れたのはよかった。

──若手の方々と共演してみて、何か発見はありましたか?

例えば若手の間で定着している歌い回しを知ることもあったし、音楽的にどんな部分の感性が違うかわかったかな。一緒に活動を盛り上げられたらうれしいし、僕ができることがあればぜひやってみたいですね。

──ナオトさんはミスチルの桜井さん、さだまさしさんなど先輩アーティストとの交流も多いですよね。

それもありがたいことだね。今でも交流は続いているし、後輩アーティストとはまた違った意識の違いを知ることもできるんだよ。でも僕より上の世代と下の世代の間にはけっこうジェネレーションギャップがあって、なかなか交流する機会がないみたいで。その中間に存在して、どちらの世代とも交流できる立ち位置は珍しいのかもしれない。両世代の橋渡しができるかもしれないから、いつか実現できたら面白いですね。

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これからのナオト・インティライミ
伝えたい言葉、メロディはまだまだいっぱい

──さまざまな話題でナオトさんの活動を振り返りましたが、この10年はいかがでしたか?

ナオト・インティライミ

ここまでお話しておいてあれだけど、10周年イヤーは延期しちゃったから、ホントはデビュー11年目になるんだよね(笑)。長年自分の好きな表現を続けさせてもらえたのは、スタッフやファンの皆さんのおかげだし、今年はお礼参りのような年にしていきたいですね。それから2回デビューを失敗した経験があるから、10周年を迎えることの大変さはものすごく肌で感じてる。その気持ちも忘れずにいたいね。

──それでは今後、どんな活動をしていきたいですか?

もちろん世界へ挑戦するからと言って、日本での活動をないがしろにするつもりは一切なくて。ちゃんと新しい音楽を作り、それを届けることは20周年、30周年になっても続けていきたい。まだまだ培ってきた栄養や経験は表現しきれていないからね。2018年のナゴヤドーム公演のとき「まだまだ見せたい景色があるし、まだまだ伝えたい言葉やメロディがある」と話したんだけど、その気持ちはずっと続いていくと思う。

──実は2021年は、なおと名義の1stシングル「Growing up!!」リリースから20周年でもあるんですよね。

そういえば10周年と20周年が重なったのか。2011年の頃は新人面してたほうが初々しいから黙ってたけど(笑)。当時は大変だった反面、おかげさまで40代になっても心はとっても健康だから、これからも自分らしい表現で、唯一無二な音楽を奏で続けたいですね。

ツアー情報

ナオト・インティライミ 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR 2021
  • 2021年10月2日(土)千葉県 森のホール21
  • 2021年10月9日(土)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
  • 2021年10月23日(土)福岡県 福岡サンパレス ホテル&ホール
  • 2021年11月11日(木)神奈川県 神奈川県民ホール
  • 2021年11月20日(土)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
  • 2021年11月22日(月)大阪府 オリックス劇場
  • 2021年11月23日(火・祝)大阪府 オリックス劇場
  • 2021年11月26日(金)広島県 上野学園ホール
  • 2021年11月28日(日)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
  • 2021年12月2日(木)千葉県 柏市民文化会館 大ホール
  • 2021年12月4日(土)宮城県 仙台サンプラザホール
  • 2021年12月10日(金)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
ナオト・インティライミ
ナオト・インティライミ
三重県生まれ、千葉県育ち。これまでに世界60カ国以上を1人で渡り歩き、各地でライブや楽曲制作を実施するなど、世界の音楽と文化を体感しながら活動を行っている。2009年にサポートメンバーとしてMr.Childrenのツアーに同行したのち、2010年4月にナオト・インティライミ名義でのメジャーデビューシングル「カーニバる?」をリリース。同年7月には1stアルバム「Shall we travel??」を発表し、12月には東京・日本武道館公演を開催した。その後「NHK紅白歌合戦」出演や大阪・京セラドームでのライブ、全国アリーナツアーを実現し、2017年1月に自分の原点に立ち返るため、世界を回る旅に出ることを宣言。約半年間の旅を経て7月10日開催の「ナオトの日」ライブで日本での活動を復帰させた。2018年12月には7枚目のアルバム「『7』」を発売し、2019年9月にはジョーイ・モンタナとのコラボ曲「El Japonés」で世界デビュー。2021年には1年間の延期を経て「10周年!アニバーサリーおまっとぅりYEAR」へと突入し、同年9月にベストアルバム「The Best -10th Anniversary-」をリリースした。