水樹奈々「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」 PR

水樹奈々|戦いと解放の日本武道館7DAYS

今年1月、東京・日本武道館での合計7日間におよぶワンマンライブ「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」を大成功のうちに収めた水樹奈々。アメリカのゴールデン・ゲート・ブリッジをイメージした迫力あるセットの中、水樹は絶好調のまま7日間のステージを駆け抜けた。このたびリリースされたライブBlu-ray / DVDには最終公演の模様が完全収録されるほか、ゆかりのある7組のゲストを日替わりの“共奏者”に迎えたスペシャルゲストコーナー全日程分などの特典映像も収められる。

音楽ナタリーではBlu-ray / DVDの発売にあわせ、まもなく始まる夏の全国ツアーに向けて準備を進める水樹にインタビューを行い、日本武道館での7日間について振り返ってもらった。

取材・文 / 臼杵成晃 ライブ撮影 / 上飯坂一

派手の認識に齟齬があったみたいで

──前回のインタビュー(参照:水樹奈々「THE MUSEUM III」インタビュー)がちょうど日本武道館公演のリハーサルの日で、ようやく全体像が見えてきたところという段階だったんですよね。

そうでした!

──で、演出について話せる範囲で教えてほしいとお聞きしたところ、武道館は“ロックの聖地”なので骨太なライブにしたい、宙を舞ったりするような派手な演出はしないとおっしゃってたんですけど……。

あはははははは(笑)。

──あの前振りがあったので、ハーレーで出てきたときはめちゃめちゃ笑いました(参照:水樹奈々、7組の“共奏者”と愛の扉を開けた日本武道館7DAYS)。飛んでこそいないですけど……(笑)。

“ナナダビットソン”に乗ってスロープを走る水樹奈々。

すみません、派手の認識に齟齬があったみたいで(笑)。これまでいろんなことをやりすぎて、ちょっと麻痺してしまっているところがあるかもしれません(笑)。実はバイクに乗る演出は前々からやりたいと思っていて。でも、スタジアムクラスの会場だと、きっと実際の大きさよりもこじんまりして見えて、あの迫力を感じてもらえない。

──確かに。スクリーンの映像だけで見てもスケール感は伝わらないかもしれません。

「やるなら肉眼でしっかり見ていただける場所がいいよね」とずっと機会を伺っていて。2階席でも近くに感じられる武道館はまさにぴったりな場所だと思ったんです。

ライブ会場には性別がある?

──日本武道館7DAYSの開催が発表されたときは、水樹さんもMCで触れられていましたけど「水樹奈々 武道館7DAYS バケモノ」という検索ワードが話題になりました(笑)。

水樹奈々

あははは(笑)。はい。

──全日程をこなす体力はもちろん、1月の寒い時期ということで、体調管理など心配事はたくさんあったんじゃないかと思うのですが。

そうですね。特に昨年末から今年の頭にかけて、インフルエンザが猛威を振るっていたので。アニメのアフレコスタジオでもかかっている方がいらっしゃいましたし、本当に一瞬の気の緩みも許されない。でもウイルスは目に見えるものじゃないし、予防接種を受けたところで絶対にかからないわけではないので、ライブが始まる前から常に緊張感はありました。とにかく「どんなウイルスも寄せ付けない!」と念を強めて……精神論で乗り越えられるものなのかと思われるかもしれないですけど、その効果はすごく高かったです。実はライブが終わった直後に、Cherry Boys(水樹のライブを支えるバックバンド)の10人中4人がインフルエンザで倒れて。私は翌日から休みなくアフレコがあったので、ライブ後もずっと元気だったのですが、1週間後の1日まるまるオフの日に、バッチリ鼻風邪を引いてしまいました。気を緩めた瞬間に崩れたので、人間の精神力ってすごい!と思いましたね(笑)。

──僕は最終日のみを拝見したので、7日目はさすがに満身創痍なんじゃないかと思って会場に向かったのですが、終始嘘みたいに元気いっぱいで驚きました。

水樹奈々「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」最終公演の様子。

アーティストの方がよく「武道館は魔物が住んでいる」という言い方をされますが、私もそれを感じるんです。体調面以外でもトラブルなどが起きやすくて、何か試されているような感じがあるんです。私はよくライブ映像のオーディオコメンタリーで「ライブ会場には性別がある」という話をするのですが、武道館は骨太でめっちゃ厳しい男の人がいるイメージで。国立代々木競技場第一体育館や横浜アリーナは女性なんですよ。すごく穏やかで「よく来たわね」と優しく包み込んでくれるようなオーラがあって。さいたまスーパーアリーナと東京ドームは武道館と同じく男の人で、めっちゃ怖いんです。

──キャラクター化すると、どういうイメージなんでしょう。

柔道着を着ている、角刈りでガタイのいい人(笑)。さいたまスーパーアリーナはそんなにムキムキじゃない、線の細い感じなのに、知的な怖さがあると言うか。東京ドームは……おじさん?

──おじさん(笑)。

黒くてギラッとした怖いおじさん(笑)。

──水樹さん考案のキャラクターで擬人化アニメができそうですね(笑)。

水樹奈々「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」最終公演の様子。

あはは!(笑) 私は代々木体育館役がやりたいです(笑)。よくある「※意見には個人差があります」みたいな注意書きを入れてほしいんですけど、会場ごとにビシビシとしたオーラのようなものを私は感じるんです。武道館のステージに立つときはいつも自分との戦いがあって、それに勝つときもあれば負けるときもあり。武道館に挑むことで自分に足りないものを見つめ直すきっかけになったり、毎回試される場所だなと思います。きっと「魔物が住んでいる」と発言された方々も、同じような体験をしているんじゃないかなって。周りの方に「初めての武道館じゃないんだし、きっと大丈夫だよ」と声をかけてもらったのですが、武道館は違うんですよ。毎回リセットされるんです。「お前は今どうなの?」と試される場所だから、そんなただならぬステージに7日間も立つということは、よほどの気合いで挑まないといけないなと。誰にも言えない、見えない戦いが実はありました。

──心身の戦いですね。

そう! まさに心技体がそろってないと、あの場所では戦えないんですよ。

水樹奈々「NANA MIZUKI LIVE GATE」
2018年6月20日発売 / KING RECORDS
水樹奈々「NANA MIZUKI LIVE GATE」Blu-ray Disc

[Blu-ray Disc 2枚組]
7770円 / KIXM-323~4

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水樹奈々「NANA MIZUKI LIVE GATE」DVD

[DVD3枚組]
7770円 / KIBM-725~7

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NANA MIZUKI LIVE GATE 2018
2018.1.21 日本武道館
  • OP MOVIE
  • Vitalization
  • ROMANCERS' NEO
  • Sacred Force
  • MC1
  • Poison Lily
  • WAKE UP THE SOULS
  • HOT BLOOD
  • Cherry Boys SHOWCASE「音楽刑事七係」
  • RUSH&DASH!
  • MC2
  • ファンタズム
  • 蒼き光の果て-ULTIMATE MODE-
  • team YO-DA SHOWCASE「OPEN THE GATE」
  • GLORIA
  • GUILTY
  • MC3
  • Destiny's Prelude
  • 粋恋
  • SHORT MOVIE「as key what of you ?」
  • レイジーシンドローム / guest:ヨシダタクミ(phatmans after school)
  • MC4
  • SHORT MOVIE「LOVE is my key」
  • 深愛
  • TESTAMENT
  • Rock Ride Riot
  • STARTING NOW!
  • DISCOTHEQUE
  • MC5
  • POWER GATE

[ENCORE]

  • ETERNAL BLAZE
  • 天空のカナリア
  • MC6
  • SUPER GENERATION
  • LINE UP

[W ENCORE]

  • MC7
  • POWER GATE
  • ENDING
  • END ROLL
SPECIAL FEATURE
  • スペシャルゲストコーナー
    1. [Day1]「アンビバレンス」/ guest:スガ シカオ
    2. [Day2]「Young Alive!」/ guest:KOHSHI & KEIGO(FLOW)
    3. [Day3]「VIRGIN CODE」/ guest:谷山紀章
    4. [Day4]「エデン」/ guest:クリス・ハート
    5. [Day5]「Orchestral Fantasia」/ guest:武田真治
    6. [Day6]「Synchrogazer」/ guest:蒼井翔太
  • NANA MIZUKI LIVE GATE
    1. [Day1] 2018.1.11 日本武道館
      ・TRY AGAIN
    2. [Day5] 2018.1.18 日本武道館
      ・禁断のレジスタンス
    3. [Day6] 2018.1.20 日本武道館
      ・UNCHAIN∞WORLD
      ・光
      ・恋の抑止力
      ・COSMIC LOVE
      ・BRAVE PHOENIX
  • making of LIVE GATE
  • 音楽刑事七係
  • オーディオコメンタリー
NANA MIZUKI LIVE ISLAND 2018
  • 2018年6月23日(土)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
  • 2018年7月7日(土)大阪府 大阪城ホール
  • 2018年7月8日(日)大阪府 大阪城ホール
  • 2018年7月15日(日)岐阜県 長良川国際会議場 メインホール
  • 2018年7月21日(土)広島県 広島サンプラザ ホール
  • 2018年7月28日(土)高知県 高知県立県民体育館
  • 2018年8月4日(土)熊本県 熊本県野外劇場アスペクタ
  • 2018年8月11日(土・祝)愛知県 日本ガイシホール
  • 2018年8月12日(日)愛知県 日本ガイシホール
  • 2018年8月18日(土)和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール
  • 2018年8月18日(土)和歌山県 和歌山県民文化会館 大ホール
  • 2018年9月1日(土)埼玉県 メットライフドーム
水樹奈々(ミズキナナ)
水樹奈々
愛媛県出身の声優アーティスト。1997年に声優としてデビューし、「魔法少女リリカルなのは」「ハートキャッチプリキュア!」「NARUTO -ナルト-」といったアニメ作品で人気を集める。2000年にはシングル「想い」で歌手デビュー。2009年6月にリリースされたアルバム「ULTIMATE DIAMOND」で、声優アーティストとして初のオリコン週間ランキング1位を獲得した。同年12月には「NHK紅白歌合戦」に初出場。2011年12月には声優アーティスト初の東京ドームコンサートを2日間にわたって開催し、大成功に収めた。2013年には初の台湾公演を行い、海外へも活動の幅を広げている。2016年9月には長年の夢として掲げていた兵庫・阪神甲子園球場でのワンマンライブを実現させ、12月には通算12枚目となるオリジナルアルバム「NEOGENE CREATION」を発表。2017年1月より全国ツアー「NANA MIZUKI LIVE ZIPANGU 2017」を開催し、4月には島根・出雲大社東神苑でスペシャルライブ「水樹奈々 出雲大社御奉納公演」を行った。7月には2枚同時シングル「Destiny's Prelude」「TESTAMENT」をリリース。7月から8月にかけて東京・帝国劇場で上演されたブロードウェイミュージカル「ビューティフル」では平原綾香とのダブルキャストで主人公のキャロル・キングを演じた。2018年1月にはベストアルバム「THE MUSEUM III」を発表し、合計7日間におよぶ東京・日本武道館公演「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」開催。この最終公演を収めたライブBlu-ray / DVDが6月に発売された。