M!LK「HIKARI」インタビュー|“次の勝者”になるために 自分自身と向き合い、光あふれる未来へ進め (3/3)

僕たち自身がアートになっているようなイメージ

──レコーディングで印象的なことはありましたか?

吉田 レコーディングではハモ録りが一番大変でした。この曲は主旋律が高いんですけど、その上ハモを地声で歌うんです。喉が飛ぶんじゃないかと思うくらい大変でしたね(笑)。

吉田仁人

吉田仁人

塩﨑 僕は「ブワーって広がってる感を出してほしい」とスタッフさんに言われて。いつも、最初は抑えめで歌っちゃいがちなんですけど、今回は希望が見えるように明るく歌うことを意識しました。

吉田 太智、褒められたんでしょ?

佐野 そうそう。ディレクターさんが「塩﨑くん、今回家でいろいろ考えてきてたみたい。歌い方のニュアンスとかも自分で決めてて、すごくよかった」と言ってましたから。

塩﨑 ありがとうございます!

吉田 練習した?

塩﨑 (ドヤ顔で)めちゃくちゃしました。

吉田 この顔は嘘だ!(笑)

塩﨑 あはは。でも、パシフィコ横浜公演の流れを全部考えたうえで歌ったから、気持ちを込めやすかったのかもしれない。

塩﨑太智

塩﨑太智

──では、ミュージックビデオ撮影についてはいかがですか?

佐野 青い光のイメージで撮影しましたね。

吉田 説明、薄っ!(笑)

塩﨑 補足すると(笑)、光と暗闇と鏡がコンセプトになってます。

吉田 僕たちが歌っている姿、踊っている姿をしっかり見てもらえる映像になると思います。

曽野 僕たち自身がアートになっているようなイメージだよね。

曽野舜太

曽野舜太

塩﨑 キラキラ、ニコニコというよりかは、力強い表情をして。

曽野 ちなみに裏情報を言うと、MV撮影の間にYouTubeのけん玉企画も撮っていました(笑)。

塩﨑 5人同時に玉を剣に刺せたらすごい奇跡なんじゃないかということで始めたんですけど、結局できないまま……。

吉田 今も続いてます。まだチャレンジ中です(笑)。

山中 けん玉、人柄が出て面白いんだよね。

塩﨑 まだ成功していないので、楽しみに待っていてください!

吉田 MVの話に戻ると、最初から最後までホントに一定のテンションを保ったまま撮影ができたんです。大人になったから当たり前ですけど、誰も「疲れた」とか「眠い」とか言ったりしないし、全体の士気が高まっていてうれしいなと思いました。

塩﨑 スタッフの皆さんもすごくこだわってくれて。いいものを撮るために一切の妥協をしない姿勢みたいなものが伝わってきたよね。

佐野 途中で背景の壁を総入れ替えしてくれたりね。こだわってくれて、すごくありがたかったです。

塩﨑 愛を感じたね。そういう姿を見ると、よりがんばろうって思う。

今よりも2段階くらいレベルが上がったものが見せられる

──ライブでの披露が楽しみですが、チケットはすでにソールドアウトしているんですよね。

吉田 僕らも驚いてますけど、うれしいです。来てくれた方が「行ってよかったな」と本気で思えるような内容になるんじゃないかな。

山中 セットリストは完璧なので、あとは僕らのパフォーマンス次第ですね。

山中柔太朗

山中柔太朗

塩﨑 1日しかないっていう恐怖感はやっぱりありますけどね。

佐野 いつもツアーの初日に向けて100%の力で取り組みますけど、本番を経ると準備とは違う経験値が得られるので、ファイナルに向けて調整できるんです。だからこそ、一発しかないのはやっぱり怖くて。

塩﨑 もし失敗したら、次を見せられないわけだから。1曲1曲が“最後”だと思うとね。

佐野 でも、いつもだったらツアー初日のちょっと前に準備が完成するんですけど、今回は1カ月前にほぼ完成している状態なんです。だから、ここからさらに詰めていけるんですよ。すでにこの前一度挫折したんですけど(笑)、もう1回、がんばって仕上げていこうという段階に入ってる。歌もダンスも体力も大変なんですけど、あと1カ月で、今よりも2段階くらいレベルが上がったものが見せられるんじゃないかと思います。

佐野勇斗

佐野勇斗

吉田 今回のライブは、マジでM!LKが持っている顔をすべて見せられる内容になっていると思います。これからM!LKを知る人も、これまで応援してきてくれた人にも新しい発見があると思うので、1秒も見逃さないでほしいなと思いますね。

山中 あとね、僕、地味にめちゃくちゃ楽しみなことがあって。今回、グッズのペンライトの光が1色なんですよ(と言ってペンライトを取り出す)。

佐野 「HIKARI」にぴったりな色だよね。

山中 そう、「HIKARI」のMVで使われているのと同じ、水色。メンバーカラーのペンライトもいいんですけど、パシフィコ横浜公演の記念として手に入れてもらって、みんなで一体感を作れたらなと思います。

仕事の鬼と呼ばれる佐野さんの影響

──では最後に、今年1年の目標をお願いできますか? メンバー同士で決めたことなどはあるのでしょうか。

塩﨑 5人でめちゃめちゃ話したよね。

佐野 うん。では発表しますね。今年のM!LKの目標は「この先まずはアリーナが見える1年にしたい」です。

塩﨑 そこを見据えて、どう動くかだね。

吉田 去年の3倍くらい疲れる1年にします!

M!LK

M!LK

佐野 そして、YouTubeチャンネル登録者数20万人を目指します! 今、SNSのことを1日25時間くらい考えてるんですよ……(笑)。外を歩いているときも、ずっと考えてて。

曽野 わかる。例えば電車に乗って、眠くなったときに、眠いのに「どの路線が一番眠れるか検証できるな……」とか考えちゃう(笑)。タクシー移動しているときでも「タクシーの運転手さんの武勇伝を集めてみようかな」とか。そういう思考になってるよね。

山中 それはもう、仕事の鬼と呼ばれる佐野さんの影響だよね。今までもそれぞれSNSの発信はしていたけど、「もっとがんばらなきゃ」と気付かせてくれたのは佐野さんです。現にみんな、フォロワーも増えているし。

佐野 僕はInstagramフォロワー100万人目指します!

吉田 俺は数字はいいかなあ。たくさんの人に見てもらえればそれで十分ですから。

山中 ちょっと、ずるいよ。がんばるんだよ!(笑)

佐野 毎日みんな発信しますので、今年もよろしくお願いします!(笑)

M!LK

M!LK

ライブ情報

M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER

  • 2022年2月13日(日)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール

M!LK SPRING TOUR 2022 "CIRCUS"

  • 2022年5月3日(火・祝)大阪府 Zepp Osaka Bayside
  • 2022年5月5日(木・祝)福岡県 Zepp Fukuoka
  • 2022年5月7日(土)愛知県 Zepp Nagoya
  • 2022年5月13日(金)北海道 札幌PENNY LANE24
  • 2022年5月14日(土)宮城県 SENDAI GIGS
  • 2022年5月22日(日)新潟県 NIIGATA LOTS
  • 2022年5月27日(金)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
  • 2022年5月28日(土)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
  • ※北海道、新潟公演は「M!LK SPRING TOUR 2022 "CIRCUS -another-"」公演

アーティスト情報

M!LK(ミルク)

2014年11月結成のダンスボーカルグループ。メンバーは佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人の5人。いろいろなものに混ざりやすく、さまざまな形状に変化することのできる“変幻自在”のユニットとして活動している。2015年3月に「コーヒーが飲めません」でCDデビューし、2018年11月発表のシングル「Over The Storm」では、オリコンウイークリーランキングで自身最高2位を獲得した。2019年11月には結成5周年を記念したシングル「ERA」をリリースし、翌2020 年3月には3rdアルバム「Juvenilizm -青春主義-」、9月には4thアルバム「HOME MADE CHU!?」を発表。2021年11月に、ビクターエンタテインメントよりメジャーデビューシングル「Ribbon」をリリースした。2022年2月に配信シングル「HIKARI」を発表し、同月に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでワンマンライブを開催する。