僕らが成長できたのも、3人の姿を間近で見たから
──実際にライブを観させてもらって、パフォーマンス面でのパワーアップを感じる場面がたくさんあったし、MCを聞いていても皆さんホントに仲がいいんだなと思いました。
一同 うーん……。
仁人 反応にぶいな? 照れくさくなってるんじゃないよ(笑)。
柔太朗 「そうです」って素直に言えなくて(笑)。
勇斗 「仲いいです」って言うのは、なんかちょっと恥ずかしい(笑)。
──明言しなくてもにじみ出ていると思います(笑)。仁人さんも最後にすごく印象的なMCをされていましたよね。
太智 え、何か言ってましたっけ?
柔太朗 言ってましたねー!
──「僕は一番年上じゃないけれど、みんながかわいくて仕方ない」と。
舜太 うわあー!
仁人 なんなんですかね、ホントに母性というか(笑)。新メンバーはすごいハイスピードで付いてくるし、オリジナルメンバーはどんどんお兄ちゃんになっていくし、みんなの成長がマジで目に見えるようで。勇斗は僕より年上だけど、みんなかわいいなと思えるくらい、それぞれが一生懸命M!LKに向き合って、M!LKを大好きでいるから「いいグループだなあ」と思ったんですよね。
琉弥 僕らからすると、4人がめっちゃ優しいんですよ。1人ひとり違う優しさがあって。
瑞生 何それ、聞きたい聞きたい。
太智 教えて!
琉弥 仁人くんだったら「今の態度はダメだよ」とか、ハッキリ教えてくれる優しさ。勇斗くんは何か言われたときに、それをカバーしてくれる優しさ。
舜太 包容力ね!
琉弥 で、瑞生くんはけっこうガッツリ言ってくれるんですよ。僕がダンスヘタだったら「お前、ダンスヘタだな」って。
一同 あはははは!(笑)
瑞生 俺、そんな強く言わないって!(笑)
琉弥 言ってた! MV撮影のとき!
瑞生 それはさ、琉弥が「僕ダンスがヘタなんです」って言うから「そうだね」って。いや、自分のことだってまだまだだと思ってるし。
太智 あはははは!(笑) まあ、包み隠さず言ってくれるってことだね。嘘をつかない優しさ。
仁人 次男気質だなあ。
琉弥 で、太智くんはごはんに連れて行ってくれたり。
仁人 太智が一番優しいでしょ。3人のこと、ホントの弟みたいに気にかけてる。
琉弥 面倒を見てくれるんです。空気を察して裏で声をかけてくれたり。
仁人 でも僕らがそうやって成長できたのもさ、3人ががんばってる姿を間近で見たからということもあるから。
勇斗 それはあるよ、本当に。だって4人、変わったよね? 新メンバー入って。
仁人 変わった。
瑞生 そうかな?
太智 めちゃくちゃ変わったって。
仁人 ホントにお兄ちゃんになりましたよ(笑)。
──MCでメンバー間のエピソードを聞くことも増えたと思います。
仁人 そうなんですよ。
勇斗 話したいことが増えたんだよね。
仁人 7人の仲がいいんですよ。本当に奇跡的。
太智 なんなんだろうね?
勇斗 バランスがよりよくなった感じがあるよね。
仁人 そう、ちゃんと整ったというか。
──そういったことを実感するツアーでもあったと。
仁人 いや、ホントにそうですね。
7人だからこそ出せる夏曲
──そうして、ツアーファイナルでリリースが発表になった今回のシングル「かすかに、君だった。」は、今までのM!LKの夏曲とは方向性がまったく違う曲ですね。
太智 すごくさわやかですよね。これまでの僕らの夏曲は「サマーガンバ!!」だったり「夏味ランデブー」だったり「とにかく騒ごうぜ!」って感じの曲だったから、これまでのイメージだとこのさわやかさは出せなくて。なんか、このメンバーだからこそ、7人だからこそ出せる夏曲なのかなと感じました。
仁人 ホントそうだと思う。
瑞生 歌詞がいいよね。音の感じもすごい好き。曲調がけっこう変わるので、聴いていて飽きないんです。
舜太 僕は聴いた瞬間「これがM!LKの曲になるのか!」と思いました。今までの曲はポップなものが多かったけど、洗練されているという意味で攻めていて「これ、僕らが歌えるんだ」って。高揚感と向上心が高まりました。
琉弥 それで言うと、僕、こういうちょっと切ない曲を歌ってみたかったんです。それが夏曲で来たから、「すごい!」と思いました。気合いが入ったし、「カッコよく歌ってやろう」って。
柔太朗 僕も好きな雰囲気の曲だったので、うれしかったですね。
勇斗 シングル曲でこういう曲って、今までなかったんですよね。アルバム(「王様の牛乳」)に入ってる「約束」と同じ系統だと思うんですけど。
太智 確かに。
勇斗 僕、「約束」が好きで。だからこういう曲をシングル曲として出すのは勝負だと思ったし、楽しみでもあります。皆さんがどういう反応をしてくれるのか。
仁人 そのしゅんも言ってたけど、攻めてるよね。それと、M!LK の新しい一面を見せられるなという思いがあります。新しい顔を見せるって、勇気が要るけどすごく楽しいじゃないですか。この曲は等身大だけど、僕らと同世代の人たちを包み込んであげるような一面もあって、表現が難しいんです。だけどそういう曲を歌わせてもらえるのはチャンスだし、面白いと思います。僕はレコーディングまでめっちゃ聴き込んでました。
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自分自身スカッとするというか、悪いものが抜けていく感じがあった