M!LK初の成人メンバー
──仁人さんが言ったような歌詞にも表れているけれど、この曲では少年から大人への変革が描かれていますよね。M!LKで言うと、勇斗さんが今年成人を迎えます。
勇斗 そうなんですよ! もう成人式も済ませて、大人への仲間入りをしてしまったんですが……。
──「大人になったな」と思うようなことはありますか?
勇斗 なんだろう。あ、ブロッコリーを食べられるようになりました!
悠稀 ねえ、かわいい(笑)。
勇斗 や、マジでマジで! マヨネーズがあれば、ギリ食べられるようになったんですよ。
仁人 子供じゃん……。
勇斗 ホント食べられなかったからさ。
──大人になるから食べてみようと思ったんですか?
勇斗 そう。“森”の部分に栄養がすごくあるって聞いて。
勇斗以外全員 森?
勇斗 あるじゃん、木の幹みたいなところと森みたいなフサフサしたところが!
悠稀 本当に成人式済ませたの?(笑)
瑞生 勇斗のたまに出る健康知識ね(笑)。
勇斗 ええ、独り暮らしなもので。
──M!LKの中では初めての成人メンバーですが、4人的にはどうですか?
太智 とうとう成人メンバーが、って感じですね。
瑞生 なんか、ちょっと距離感じちゃいますよねえ(笑)。
太智 僕、勇斗が成人式に着る服を一緒に見に行ったんですよ。そのときに年の差を感じました。
一同 あはははは!(笑)
勇斗 いや、行ったけどさ! 太智に振り回されるだけだったんだけどな(笑)。お店回ろうとしたらどこも閉まってて、そしたら今度は「駅まで送ってよー。僕、まだ未成年なんだから。勇斗くん成人でしょ!」とか言い出すし……。
仁人 ひどい! 太智が子供すぎる!(笑)
太智 あのー……駅の前まで送ってもらいました(笑)。
勇斗 でも確かに17、18と20歳ってやっぱり感覚的に違うんですよ。10の位が変わるってすごいなって。
悠稀 僕は18歳になったばかりなんですけど、勇斗くんは「反抗期アバンチュール」(2ndシングル)のときに18歳だったんだよなって考えた。
勇斗 悠稀的にどう? 18歳であの「反抗期」のかわいい衣装着こなせるって思う?
悠稀 いや、無理かも……!
勇斗 そう。僕はみんなに合わせてるんだよ!(笑)
太智 わかる、わかるよ(笑)。衣装さ、僕らの年代にちょうどいいデザインなんだよね。
瑞生 でもそれは、勇斗が最年長に見えないからっていうのもあるよ。
仁人 そう、世の20歳より絶対幼い。
勇斗 あの、それはよく言われます(笑)。
仁人 もしかしたら距離感を合わせてくれているのかもしれないけど、勇斗のそういうところはすごくありがたいなって思います。普通(一番歳下のメンバーと)3歳も年が離れてたら上下関係も出てくると思うんですけど、勇斗はそういうのを感じさせないから。
太智 確かに!
瑞生 仁人、よき理解者(笑)。
勇斗 「歳下だから」みたいなことは全然ないです。弟って感覚もないし、普通に同級生みたいな感じなんですよね。
瑞生 僕的にはちょっとやりにくいんですけどね……。
勇斗 おい!(笑)
気持ちがOverFlowする瞬間
──曲の話に戻しますが(笑)、瑞生さんが言っていたように「気持ちがOverFlowした感情が正解なんだ」という歌詞は印象的ですよね。皆さん、こういう感情が湧き上がるような瞬間って感じたことはありますか?
勇斗 ありきたりかもしれないですけど、やっぱりライブのときはそうなります。ただひたすら鏡の前で自分と向き合っているリハーサルを経てステージに立つと、お客さんが「ワーッ」って歓声を上げてくれるだけで感情がオーバーフローします。
仁人 僕は本番前かな。
瑞生 えっ。あんなに静かなのに?
仁人 実はね。「どういう反応が返ってくるんだろうな」って想像しながら、ライブが始まるのを待っているときが楽しい。
太智 そう言われると確かに男の顔してます、彼。ライブ前の数分間で彫りが深くなってる。
仁人 彫りは深くならないけどね!(笑) 舞台に出てからはパフォーマンスに専念!って感じなので、出るまでの時間でワクワクしてますね。
太智 でも僕もそれと近くて、始まった瞬間の歓声が一番興奮するんです。SEが消えて一瞬の静寂からの「ワーッ!」って言う歓声が、もうヤバいんですよ! 胸が痛くなると言うか……うれしすぎて苦しくなっちゃうみたいな感じなんです。
勇斗 わかる。あれ、すごい不思議な感じだよね。鳥肌が立ってさ。
──そうなんですね。ではこの曲のダンスパフォーマンスについてはどうでしょう?
仁人 この曲のダンスはすごくキャッチーですね! サビではずっと手で「アロハ」みたいなポーズを作って踊ってます。
勇斗 「Life is Vacation」というフレーズが出てくるんで、それをイメージして。
仁人 皆さん覚えやすいと思います。
瑞生 カッコよく踊るところとゆったり踊るところがハッキリしてるので、その緩急も楽しく観てもらえると思います。
太智 ちょっとコミカルで新鮮なパートもあるしね。「テルネロファイター」は振りがすごくキャッチーで人気曲になったと思うので、この曲でもそれを超えるようなパフォーマンスをして皆さんに楽しんでもらいたいなと思ってます!
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気付いたら、なかなかIQ高いですよ
- M!LK「ボクラなりレボリューション」
- 2018年3月14日発売 / SDR
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TYPE-A [CD]
1080円 / ZXRC-1145 -
TYPE-B [CD]
1080円 / ZXRC-1146 -
TYPE-C [CD]
1080円 / ZXRC-1147
- 収録曲
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- ボクラなりレボリューション
- Special Thanx
- 収録曲
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- ボクラなりレボリューション
- ハナキン!
- 収録曲
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- ボクラなりレボリューション
- 妄想ドン・キホーテ
- M!LK(ミルク)
- 2014年11月に結成された、板垣瑞生、佐野勇斗、塩﨑太智、山﨑悠稀、吉田仁人からなる5人組ボーカルダンスユニット。いろいろなものに混ざりやすく、さまざまな形状に変化することのできる“変幻自在”のユニットを目指して活動中。2015年3月に「コーヒーが飲めません」でCDデビュー。同年8月に2ndシングル「反抗期アバンチュール」を発表する。2016年5月には東名阪を回る初のワンマンツアー「ようこそ M!LK牧場へ」を開催した。また2017年5月に6枚目のシングル「テルネロファイター」、11月に1stアルバム「王様の牛乳」を発表する。また佐野勇斗が2018年公開の映画「ちはやふる –結び-」に、板垣瑞生はNHKの大河ファンタジー「精霊の守り人」に出演するなど、メンバーは演技の分野でも活躍している。2018年3月に7thシングル「ボクラなりレボリューション」をリリース。同月に全国ツアー「M!LK SPRING TOUR 2018 #バトレボ~牛丸学園ブルジョワ部~」をスタートさせる。
- M!LK SPRING TOUR 2018 #バトレボ~牛丸学園ブルジョワ部~
- 2018年3月25日(日)
大阪府 NHK大阪ホール - 2018年3月31日(土)
福岡県 福岡国際会議場 - 2018年5月4日(金・祝)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール - 2018年5月12日(土)
埼玉県 大宮ソニックシティ