Maison book girl|ハングリーであり続ける4人にとって、ブクガとは何か?

Maison book girlのベストアルバム「Fiction」が6月24日にリリースされた。

スティーヴ・ライヒに多大な影響を受けたプロデューサー、サクライケンタが手がける変拍子を多用した楽曲、コショージメグミが書き下ろした詩を用いたポエトリーリーディング、複雑な演出で構成されたワンマン「Solitude HOTEL」シリーズなど、独自のパフォーマンスで唯一無二の世界観を表現してきたMaison book girl。グループ初のベスト盤「Fiction」はCDに加え、コショージによる詩をまとめたブックレット、ワンマン映像やドキュメンタリー作品を収めたBlu-rayなど、さまざまなコンテンツでグループの魅力が堪能できる、まさにこれまでの集大成と言える作品となった。

彼女たちが音楽ナタリーのPower Pushに初登場したのは、2017年4月のメジャー1stアルバム「image」リリース時(参照:Maison book girl「image」特集)。この特集では個別に話を聞き、彼女たちの素顔に迫った。今回はベスト盤発表のタイミングに合わせ、およそ3年ぶりに個別インタビューを実施。これまでの活動や新型コロナウイルス感染拡大の影響による自粛期間を振り返るうち、各メンバーにとってブクガがどんな存在だったのかが明らかになった。

取材・文 / 南波一海 撮影 / 後藤壮太郎

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矢川葵 インタビュー