音楽ナタリー Power Push - MAGiC BOYZ

続いていく思いを円周率に託して

MAGiC BOYZが3月29日にニューシングル「3.141592」をリリースする。

表題曲はTOKYO HEALTH CLUBが初めてほかのアーティストに楽曲提供をしたナンバー。この先も続いていく、終わらない関係を円周率に例えたリリックで、マジボのメンバーはこれまでの楽曲とは一味異なるエモーショナルなラップを披露している。またこの作品にはほかに、餓鬼レンジャー、GAGLE、YOUNG-G&原ちゃん(原田喜照)の3組とマジボがコラボした個性豊かな楽曲が「お金があれ盤」「これからも盤」「ずら盤」の3形態にそれぞれカップリングとして収められた。

作品のリリースを記念して、音楽ナタリーではマジボのメンバーにインタビュー。先輩アーティストとの楽曲制作やMC3人の中学卒業を控える今の思いについて、話を聞いた。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / moco.(kilioffice)

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なかなかの展開です

──前回インタビューをさせてもらったのが2016年8月の「Do The D-D-T!!」リリース時(参照:MAGiC BOYZ「Do The D-D-T!!」特集)なのですが、そこから今までも、またいろいろありましたね。

MAGiC BOYZ

マヒロ またいろいろあったね(笑)。

トーマ まずはミロが卒業して。

リュウト 彼にもいろいろ事情があるからね。

トーマ 歴史の勉強のために卒業しまして、そしてZEN-LA-ROCKさんがマジボに入りました。

マヒロ で、そのZEN-LA-ROCKさんが、また……。

トーマ 3月26日に卒業するという……。

──すごい展開ですね。

トーマ なかなかの展開です。

──ZEN-LA-ROCKさんがMAGiC BOYZに入るという展開は、誰も想像のつかなかったことだと思います。

リュウト や、僕たちも同じ気持ちですよ!

マヒロ でもいざ入ってもらうと、やっぱり教わったことがすごく多かった。

トーマ

トーマ ZEN-LAさんが入って、初めてのライブの心強さはすごかったよね。

リュウト そうだね。僕は「ホーミーのみんながどう受け止めてくれるかな?」っていう不安も少しあったんですけど……むしろ、今、僕らよりZEN-LAさんとホーミーのほうが仲いいよね?

マヒロ そう。ZEN-LAさんのイベントにホーミーが行ってたりするんですよ。

──距離の詰め方がすごいですね。

マヒロ はい。さすが大人だなって。

──ZEN-LA-ROCKさんとは「Oh!!!受験☆Night Fever」という楽曲も作りました。

マヒロ はい。レコーディングではZEN-LAさんが僕らのことをずっと見てくれて、アドバイスしてくれて。この曲は本当に僕らとZEN-LAさんの愛の結晶のようなものになりました。

──ジョーさんはZEN-LAさんと2人でDJイベントに出演したりもしましたね。

ジョー

ジョー 緊張したけど楽しかったです。今まではZEN-LAさんがサイドマイクをしてくれてたけど、もうZEN-LAさんいなくなっちゃうから「これから僕はどうすればいいんだ」って……。

マヒロ 重っ!(笑)

ジョー あと、ZEN-LAさんにはDJの技をたくさん教わりました。まだ実際にはできていないから、いつかやってみたいです。

マジボっぽくねえー!

──新作「3.141592」の制作は、いつ頃スタートしたんですか?

リュウト

リュウト 年末ですね。MCの3人は受験生なので「そろそろ受験勉強のスイッチ入れないとね、いや遅すぎるけど……」みたいな雰囲気の中で始まりました(笑)。

──そうだったんですね。でも、そんな努力の甲斐あってか、キャラの濃い楽曲がそろっているなと思います。まず「3.141592」の話から聞ければと思うのですが、今までの表題曲とはかなり雰囲気が違いますね。

マヒロ そうですね。「3.141592」は「卒業」がテーマになっているんですけど、実際に中学を卒業する今の僕らがこの曲を歌うのは意味があることなのかなと思うし、曲調はいつもみたいなアゲアゲじゃなくて、エモい感じのね……。

リュウト そうそう。聴き入ってしまう感じのね。

──初めて聴いたときは、どう感じました?

トーマ マジボっぽくねえー!

マヒロ これ、俺らが歌うのかあー!

リュウト できるかなー!ってね。絶対に難しいと思った。

マヒロ

マヒロ いつもだったら勢いで歌えたけどね。

リュウト 楽曲提供をしてくれたTOKYO HEALTH CLUBさんがよくやるフロウとかがけっこう入っているんですけど、その変則的なフロウが難しくて。

──歌い方、これまでとは変えてますよね?

マヒロ けっこう変えてます。

リュウト 1人ひとりのバースがかなり長いので、ずっと聴いてもらうためには心地いいラップをしないといけないと思ったから、感情を込めることを意識しました。

トーマ 歌っぽいというか、音程があるところは難しかったね。

マヒロ 今回はあまり声を張らずに、セリフのように歌った感じでした。

リュウト あと、マジボはこれまで「あれしてみたい」「これしてみたい」っていうことを歌ってきて、そこがマジボらしさになっていたのかなと思うんですが、今回は思い出を振り返るようなリリックだったから、聴いてもらえる人に「エモいな」って思ってほしくて。「クサい」って思われてもいいから、そのくらい僕は感情を強く込めて歌いました。

ニューシングル「3.141592」 / 2017年3月29日発売 / SDR
お金があれ盤 [CD] 1000円 / ZXRC-1095
これからも盤 [CD] 1000円 / ZXRC-1096
ずら盤 [CD] 1000円 / ZXRC-1097
お金があれ盤 収録曲
  1. 3.141592
  2. 10000000000YEN(MAGiC BOYZ × 餓鬼レンジャー)
これからも盤 収録曲
  1. 3.141592
  2. ON & ON(MAGiC BOYZ × GAGLE)
ずら盤 収録曲
  1. 3.141592
  2. 『ずら』との遭遇!(MAGiC BOYZ × YOUNG-G & 原田喜照)
MAGiC BOYZ(マジックボーイズ)
MAGiC BOYZ

中学生MCのリュウト、トーマ、マヒロ、小学生DJのジョーからなる4人組ヒップホップユニット。2014年9月に結成が発表され、11月に東京・日本青年館で行われたEBiDAN 39 & KiDSの単独公演で初パフォーマンスを行う。3月に「MAGiC SPELL~かけちゃうぞ!ぴっぴっぴっ~」でCDデビューした。2016年2月には初主演映画「イカれてイル?」(竹内道宏監督)が公開になり、同作の主題歌を表題曲とした2ndシングル「ありのままでマジボ」を発表。3月にMCフウトとユウトがグループを卒業する。5月にはジョーとミロの加入が発表され、8月に3rdシングル「Do The D-D-T!!」をリリース。10月末にはミロが卒業し、11月よりZEN-LA-ROCKがMCとして加入、12月にシングル「Oh!!!受験☆Night Fever」を発売した。2017年3月には、TOKYO HEALTH CLUBからの提供曲をリードトラックとするシングル「3.141592」をリリース。また同じ月にZEN-LA-ROCKが自身の楽曲制作と婚活のため卒業した。