「近藤さん」が大親友に
──では、その駿太さんについても教えてください。
高桑 僕あります。駿太はもともと怖いイメージがあって、最初は「近藤さん」って呼んでいたんですけど、最近は仲よくなって一緒にラーメンとか食べに行くようになりました! 今では大親友です。
近藤 あとは?
高岡 あとは野球愛が止まらない。最初はこんなに野球マニアな一面を出していなかったんですよ。
近藤 我慢してたんだよー。
高岡 最近は野球の話題のメンバーへの“強要”も止まりません(笑)。
芳賀 駿太っていい感じに変化していないのかも。自分を貫いているところがいいなと思う。
武田 あとは、細かい振りとかを気にしてくれるようになったよね。12月の1stワンマンのリハが始まったタイミングくらいから。
高岡 そう、駿太は横1列になったときのきれいさをすごく気にしてくれる。
近藤 多分、A型が出ちゃうんですよ。気になっちゃって。
高岡 僕が言うのもおこがましいけど、ダンスに対する姿勢も変わったよね。踊り方も変わって、めちゃくちゃうまくなった。
芳賀 それ、僕も思った。
近藤 ありがとうございます。がんばります、これからも。
──では最後、ミロさんについてはいかがですか?
高桑 ミロは天然パーマになりました。
高岡 それは生まれたときから!
武田 例えば僕とかはダンスもほとんど経験がないところからのスタートだったから、変化が大きいと思うんです。だけど、ミロはグループ結成の時点である程度すべてが備わってる状態だったから大きな変化はないのかも。ただ、歌は高音がきれいに出せるようになって、根本的な肺活量も変わってきたと思う。ライブ前にボイトレの基礎や声出しを意識的にやっている姿を見ているし、歌への意識が最近すごく強いなと思います。
高岡 確かに歌は、ただ高い声を出すだけじゃなく「どこに当てたらいい」とか具体的な方法を教えてもらってからだんだんとわかってきたんです。そういう技術の習得はできる限りがんばれたらなと思ってる。
芳賀 あとイケメンになった。自分でメイクするときとかも、ミロはちゃんと研究してやっているので。
武田 ヘアアイロンも買ったしね!
高岡 買いました、ちょっといいやつ(笑)。くるくるドライヤーも買いました。
近藤 美意識は変わったんじゃない?
高桑 あと、こういう取材のときとか、ミロにトークで助けられてるなと思います。
森田 トークを回してくれるからね。
芳賀・近藤・森田・武田・高桑 (口々に)ありがとう、ありがとう。
高岡 いや、皆さんがいてくれるおかげです(笑)。
“戻ってきた感”がある表題曲
──では、ここからは新作のお話を。シングル表題曲の「Melty flowers」は、「セクシーでアグレッシブなディスコファンクロック」というキャッチフレーズが付いていますが、皆さんのこの曲に対する印象はいかがですか?
高岡 2ndシングルの「kimito」がおしゃれでかわいらしい感じだったから、今回のようなセクシーな感じは“戻ってきた感”があるというか「Lienelだなあ!」とめちゃくちゃ感じました。
──確かに「kimito」と比べるとギャップがありますし、世界観としてはデビュー曲の「LOVE Communication」や1stシングルの「Love Me Madly」に通ずるものがありますね。
武田 初めて曲を聴いたときは「大丈夫かな」と思いました。これは毎回思うことでもあるんですけど、「こんなに難しい曲、僕たち歌えるかな、大丈夫かな?」という気持ちになるんです。でも、いざレコーディングしてメンバーの声で歌われた曲を聴くと「いいじゃん、大丈夫じゃん!」って。今回は特にそれを感じました。
──6人ならではの表現が固まってきたのでしょうか。
武田 きっとそうなんだと思います。経験を重ねるにつれて、ニュアンスの捉え方がみんな一緒になってきたというか。これはダンスもそうで、振りのニュアンスがそろってきたなと思ってます。
──Lienelの楽曲では、今回のように強気な男性像が描かれることが多いですが、皆さんはそういった男性像をどんなふうに自分の中に落とし込んで表現しているんですか?
芳賀 僕はずっと考えながら歌って踊ってます。
──それはどんなことを?
芳賀 EBiDANの先輩のライブ映像をよく観て表情や動きを研究しているんですけど、そういうところから自分の中の引き出しを増やして、パフォーマンスに生かしているというか。あとそれにプラスして、ドラマとか映画に出てくるキャラクターやシチュエーションをイメージして、曲に合ったキャラを自分の中に入れながら歌って踊る感覚もあります。説明が難しいんですけど……。
高岡 ねえ、考えてたことまったく同じ。それこそ先輩や韓国のアーティストさんを見て研究したりもするんですけど、表情や仕草にはその人特有のカッコよさが現れている部分も大きいと思うから、そこは「こういう感じなんだな」と認識するだけという感覚で。いざ自分がステージに立ったときに出てくるのは、映画やドラマのストーリーをイメージしながらまとう雰囲気だったり、自分の中での理想像みたいなものなのかなと思います。
近藤 僕も2人の言っている感覚とほとんど同じなんですよね。例えばドラマのホスト役をイメージしてみたり、あと「Melty flowers」に関しては「トリリオン・ゲーム」で目黒蓮さんが演じていたキャラクターみたいな雰囲気をイメージしたりもしました。
高桑 僕は、そうやって研究しているメンバーの表現を参考にさせてもらっています。練習中にみんなのことをよく見て……。
武田 友達が勉強してまとめたノートを写すタイプね。
高桑 そうそう、そういう感じ。
一同 あはははは!
近藤 わかりやすい例え(笑)。
高桑 はがしゅーたちががんばって勉強した結果を見て、いい表情をいただいてます。
──末っ子ならではの特権ですね(笑)。
高岡 やりよるなあ。
高桑 それも一種の技なので。
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そんなことやってたのか……!