Lienel「Curry on love」インタビュー|カレー!カレー!カレー!2回目の夏を彩る、スパイシーな恋の歌

Lienelの4thシングル「Curry on love / ギラサマ」から先行配信中の「Curry on love」。この曲は異国情緒あふれるサウンドと、徹底した世界観の歌詞、はっちゃけた振付がインパクト大の“カレーソング”だ。

「EBiDANで一番おしゃれなグループ」というコンセプトを掲げて結成されたLienelは、“楽しさ”に振り切ったこの新曲にどんな思いを抱いたのか。音楽ナタリーではメンバーにじっくりと話を聞いた。特集後半には、ミュージックビデオの撮影が行われたインドでの“事件簿”やエピソードを掲載。初の海外旅をともにして、さらに絆を深めた彼らの言葉にご注目を。

取材 / 三橋あずみ文 / 湯澤穂波撮影 / 梁瀬玉実

それぞれのメンバーカラーの印象は

──Lienelはワンマンツアー「My Youth」でメンバーカラーを発表し、6色の衣装でステージに立ちました(参照:6色に色付いたLienelが初のツアー完走!「皆さんは宝物。絶対に離さない」満員のファンに示した進化)。まずはご自身のカラーへの印象を教えてください。

高岡ミロ 僕は緑に決まりました。もともと黄色と青が好きって言ってたんですけど、なんとその2色を混ぜたら緑になるんですよ! それがわかったときは運命だと感じましたね。あと僕はよくSDGs、SDGsと言っていて。自然を守る者として緑は大好きです。

高桑真之 僕は黄色です。好きな色は緑ですが、習字で書くのが一番得意な漢字は「光」なので、よかったです。光は黄色ということで。

高岡 いい理由だ!

武田創世 僕はオレンジ色になったんですが、オレンジの食感はくせになるので……。

一同 あははは!

芳賀柊斗 なんか違う気がする!

武田 (笑)。それと、元気で明るい感じがいいなあと思いました!

武田創世

武田創世

森田璃空 僕のメンバーカラーはピンクです。ピンクはかわいらしいから、そういう感じなのかな?と思いつつ、もともと明るい色が好きだったのでうれしかったです。

近藤駿太 僕もピンクが好きなんですけど、ファイターズ(北海道日本ハムファイターズ)が大好きで。ファイターズは“ファイターズブルー”がユニフォームの色なんですよ。だからメンバーカラーが青でよかったです。

芳賀 僕は赤です。つい最近、デビュー1周年を迎えたときに僕がリーダーになることが発表されて。赤はLienelを引っ張っていけるような色なのかな?と思っております!

──メンバーから見て「この人はこういうところがメンバーカラーに合っているな」と思う部分があればお聞きしたいです。

高岡 璃空のピンク、めちゃくちゃ納得した。

高桑 璃空はかわいらしいのでピンクにぴったりです。この間、パーキングエリアにあるくまのぬいぐるみにチューしていたんですよ。

森田 チューしたわけじゃないからね! 匂いを嗅ごうとしたの。いちごの匂いするかな?と思って。

森田璃空

森田璃空

高岡 どっちにしろかわいい。

近藤 ミロは緑っぽいよね。

高桑 ミロは冬にいつも緑のダウンを着てるんですよ。

高岡 ダウンの丈がけっこう長くて、ズボンも緑を履くときがあるから、そうなると“全身緑マン”みたいな感じ。だから緑のイメージが強いのかな。

高岡ミロ

高岡ミロ

芳賀 創世はさっき自分で言った通り、一番元気だからオレンジなんじゃないかな?

近藤 はがしゅー(芳賀)は宮城県出身だから赤っぽいよね。

芳賀 どういうこと!?(笑) EBiDAN SENDAI(芳賀が所属していた地方営業所)のイメージカラーは緑なんよ。

近藤 楽天(東北楽天ゴールデンイーグルス)と言えば赤だから。

芳賀 ああ、野球で言ったらね!?

武田 芳賀ちゃん、赤似合ってる。

高桑 駿太はメンカラが決まってから青の服を着るようになったよね。それが似合ってて、青のイメージがある。

武田 さね(高桑)の黄色は最年少感があるんじゃない?

森田 確かに。

高岡 うちのメンバーカラーは暖色多めだよね。俺と駿太が寒色で、ほかは暖色。

──確かにそうですね。そして先ほどお話に出ましたが、柊斗さんがLienelのリーダーに決まりました。そのことを知らされたときはどう思いましたか?

芳賀 僕でいいのかなっていう気持ちはありました。

──リーダーになってから気持ちに変化はありますか?

芳賀 正直そんなことはなくて。Lienelはみんなが個々にがんばれるから心配いらないし、メンバーのことを信頼しているので、いい意味でリーダーとして特別な役割を持とうとはしていないです。

芳賀柊斗

芳賀柊斗

──メンバーから見て、柊斗さんがリーダーになったことでLienelが変わったと感じることはありますか?

高岡 はがしゅーは威張ることもなく、みんなをちゃんと平等に見てくれて、1人ひとりに合ったタイミングで声をかけてくれるんです。でもそうやって影で支えることは、リーダーになってからじゃなく今までもずっとやってくれているんですよ。だから変わるようなことはなくて。すごくありがたいなと思います。

なんか、カレーの名前言ってる?

──それでは新曲「Curry on love」の話を。新曲がカレーの曲だと知ったとき、皆さんはどう思いましたか?

森田 すごくびっくりです。まさかカレーの曲をやるなんて。

近藤 驚きました。

森田 最初ちょっと疑うよね(笑)。「え、どういう曲になるんやろ」っていう。

高岡 僕たち、最初から「カレーの曲です」と聞いていたわけじゃなかったんです。

芳賀 そう。「親指☆Evolution!」(2023年12月配信のシングル)よりヤバい、インパクト強すぎる曲だよということだけ聞いていて。

高岡 その状態でみんなで一緒に音源を聴いたんだよね。で、創世が初めに気付いた。「なんか、カレーの名前言ってる?」「ほうれん草って言ってる……?」って。

武田 うん。でもみんなわりとカレーに向けてスッと切り替えできたと思います。ただ、ここ2人(高桑と近藤)がちょっと……頭抱えてた(笑)。

一同 あはははは!

高桑 「Mr.Sister」(2024年4月発表のシングル「Melty flowers」TYPE-B収録)とかもトンチキ曲なのに、それを超えてくるトンチキで、少しびっくりしたんです(笑)。

高桑真之

高桑真之

近藤 僕はちょっと現実を受け止められなくて(笑)。「Melty flowers」がカッコいい大人のアイドル系で、今後もそういう路線でいくのかなと思っていたんですよ。だから、イントロを聴いて「マジか!」と……。

高岡 あはははは! 最高だよ。

──Lienelはデビュー当初「EBiDANで一番おしゃれなグループ」というコンセプトを掲げていましたが、歌謡曲風の楽曲など、どこかクセの強い曲がだんだんと増えていって、ついにカレーの歌を出すことに……。

高岡 いつからこうなったんだろうね(笑)。

森田 確かに。気付いたらこうなってた。

武田 最近、自分たちから「おしゃれをコンセプトにしてます」とか言わなくなったもんね。

高岡 言ったとしても「目指せ」が付くようになった(笑)。もともと「EBiDANで一番おしゃれなグループになります!」と断言していたんですけど。

近藤 ちょっと意思が弱くなりました(笑)。

近藤駿太

近藤駿太

──ただ、こういう楽しい楽曲はLien(Lienelファンの呼称)も好きでしょうし、ツアーでの初披露からすごく盛り上がっていましたよね。

芳賀 最初に聴いたときも、Lienの皆さんの前で披露したらどんな反応が返ってくるんだろう?と気になりました。曲調がすごくカッコいいんですよ。歌詞がカレーなだけで。だから、初めて聴いた人はたぶん「カッコいい曲出してるやん」と思ってくれる……。

芳賀以外全員 (口々に)お? 本当に?

近藤 イントロを思い出して!? (イントロを歌いながら)トゥルルルルンだよ?

芳賀 僕はカッコいいと思ったの!(笑)

森田 歌詞がとにかく面白いんですよ。「1日3食カレー」とか「ナンは食べ放題」とか。でも2番では僕たちが今まで歌ってきた曲のように恋愛要素を織り交ぜているのがいいなと思いました。

Lienel

Lienel

高岡 俺はもう、超大好き。普段カレーの名前を言うことなんてなかなかないじゃないですか。Lienelならではの楽曲の雰囲気が満載で、聴いたときに「やっぱりLienelってオモロいな」「最高だな」と思いました。

武田 僕は、個人的にはバラードが好きなんです。Lienelの楽曲では「Navy Blue」「Over Days」とかが好きなので、「Curry on love」は歌えるかな、大丈夫かな?と思ってたんですけど、ライブで披露したとき、思ったよりLienelに馴染んでると感じました(参照:Lienel、夏の新作は両A面シングル「Curry on love / ギラサマ」大阪公演でサプライズ披露)。