新メンバーはアイカレの貴重な戦力

──8大都市ツアーで新メンバーが8人加入し、現在アイカレは25人体制になりました。

石塚　歴代最多人数です。

──48グループなどの大規模グループを除いて、この人数でステージでライブを行っているグループはなかなかいないと思います。冷静にここまでの大所帯になってみてどうですか？

海老原　まだ25人そろってのライブは年始の「NPP」（「TOKYO IDOL PROJECT×@JAM ニューイヤープレミアムパーティー」）くらいしか経験がないのであまり実感がないんですけど、いろいろ大変ですね（笑）。

石塚　特に楽屋にはもう入りきらないです（笑）。8人入る前の17人も相当多かったと思うんですけど、昔の写真を見ると少なく感じてしまうくらい今は多くなったんだなと。でもにぎやかで楽しいですね。25人の女の子がいることってなかなかないので、どこもかしこも騒がしい（笑）。

海老原　リーダーとしては新メンバーに小学5年生の白形れおちゃんがいるので、彼女に何か悪影響が及ばないか心配で（笑）。言葉遣いも注意しないといけないし、あまり変なところを見せられないじゃないですか。お母さんになった気分でいます（笑）。れおちゃんはレッスンしててもだんだん眠くなってきちゃってあくびすることもあって、アイドルとしての姿勢などをどうやって教えていったらいいかすごく考えますね。最初から厳しいことばかりだと続けること自体がつらくなってしまうし、ステージで歌って踊ることの楽しさを今は純粋に体験してもらいたいと思ってます。

──新メンバーの印象はどうですか？

海老原　見事にタイプがバラバラだと思います。ほんわかしてたりサバサバしてたり。中でも鈴木あゆちゃんはアイカレが出演する対バンライブに見学で来ていて、客席で振りを一生懸命踊ってる姿が印象的でした。彼女だけじゃないと思いますけど、努力家なんだろうなって思って私は注目してます。

──石塚さんは新メンバーのダンスレッスンのコーチとして彼女たちに携わってきましたね。

石塚　最初はダンスの先生として振りの確認とかを見てたんですけど、だんだん熱くなってきちゃって「歌は心だ！気持ちだ！」とか言ってしまったりもして（笑）。彼女たちはまだアイドルになって日が浅いので、どうやってがんばったらいいのかっていう、がんばり方がわからないと思うんです。なので自分の経験を生かして1人ひとりと向き合ってアドバイスしていきたいと思ってます。彼女たち1人ひとりがアイカレにとって戦力になってほしいですし、8人でどうやって上がっていけるのかを考えていってほしいですね。

──新メンバーを加えた大所帯になってからの反応はいかがです？

石塚　人数の多さってそれだけで武器になるんだなって思いました。やっぱり25人もいると注目度も増しますし、絶対に1人は気になるコができると思うんです。なので今年は去年以上にたくさんの人に私たちを見てもらう機会を作っていきたいと思ってます。

今年はアイカレが革命を起こします！

──年末のワンマンで発表されたアイカレ版のリクエストアワー「ベスト オブ ミュージック2018 神曲カウントダウン！全64曲の頂点はどれだ!?」が3月5、6、7日の3日間、TSUTAYA O-WESTで開催されます。初の試みではありますが、改めてアイカレって64曲も楽曲があったことに気付いた人も多かったのではと思います。

石塚　私たち自身もそんなにあったんだと改めて気付いて。この企画のためにすべての楽曲を振り付きで動画で撮影したんですけど、すごく大変でした（笑）。映像として残るものですし、新メンバーが振りを覚えるのにも使えるので、何度も撮り直しして。でも私たちも楽曲に改めて向き合うことができて、曲への理解も深まったと思います。アイカレの楽曲はどれも自信を持ってお薦めできるものばかりなので、この機会にすべての楽曲を知ってほしいですね。

──YouTubeで全曲聴けるのはうれしいですね。特に音源化されてないチーム曲などもすべて聴けるのはファンもうれしかったのでは。

海老原　フルで聴けるのは私たちもうれしくて。この企画はYouTubeにアップされている各楽曲の再生数がそのままポイントになっているので、お気に入りの楽曲を見つけてもらって、たくさん聴いてほしいですね。ほかのグループさんがなかなかやれないことだと思うので、今のアイカレの規模感だからこそできるイベントにしたいです。

──アイカレと言えば「YOZORA」がライブでのキラーチューンとして人気ですが、今の再生数の推移を見ると「せいしゅんしもべティック」や「透明少女」あたりが上位にランクインしてます。メンバーとしては意外に思ってますか？

石塚　「透明少女」はTeam Dのチーム曲で音源化されてないこともあって聴き込んでる人も多いのかなと思います。「せいしゅんしもべティック」は今すごくライブで人気の楽曲に育ってきたので、純粋に曲自体の人気かなと。でもほかにも意外な楽曲が上位にあって私たちも驚いてます。

──皆さん的な上位ランキング予想曲は？

海老原　難しい（笑）。

石塚　私たちも最近はライブで歌わない楽曲も多くて、そういう隠れた名曲みたいなものが上位に入ってきたら面白いですね。どういった結果になるか予想は難しいです（笑）。

若林　「透明少女」もそうですけど、やっぱり音源化されてない楽曲は単純に聴きたいから再生数も伸びると思うんですよ。なので上位にランクインしやすいかなって。

海老原　今回3日間でたくさんの楽曲をやりますし、チケット1枚で2人まで入場できるので、今まで興味がなかった人もアイカレの楽曲を知るいい機会だと思うのでたくさんの人に観に来てほしいです。

石塚　冷静に考えてO-WESTで3日間ワンマンライブをやるってことですからね。これってすごいことだと思うんですよ。リハーサルが大変そう（笑）。

──来年でアイカレはグループ結成10周年を迎えます。その前年である今年をどんな年にしていきたいですか？

若林　最初の頃はとにかく覚えることが多くてがむしゃらに毎日を過ごしてきて、少しネガティブな気持ちになったこともあったんです。でも今年はもっとポジティブになって、自分自身が目立っていくことをがんばってみようと思います。

石塚　今年は初心に帰りたいですね。5年間アイカレでやってきて満たされていた部分もあったけど、初めてアイドルになったときの気持ちを思い出して、これから挑戦していくことをおざなりにせずに、しっかりとチャンスをモノにしていきたいです。10周年に向けてグループの核となるようなメンバーになっていきたいです。

海老原　ありがたいことに新リーダーになっていろいろとピックアップしていただいてるので、今年はもっと私が前に出て新しい試みを打ち出していきたいです。あとはメンバー25人、それぞれのよさを引き出していけるようなことも考えてやっていきたいですね。今年のテーマが“アイカレボリューション”なので、革命を起こせるようにがんばります！