2021年は「エンターテイメントの逆襲」を標榜しながら活動しているGLAY。3月から6月にかけて各メンバーがプロデュースする企画ライブ「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK」を、7月31日の“GLAYの日”には配信ライブを行うなど、コロナ禍の中でも精力的に音楽を届けている彼らがニューシングル「BAD APPLE」をリリースした。
10月8日にリリースされる2年ぶりのオリジナルアルバム「FREEDOM ONLY」の布石となる本作には、Tomi Yoがアレンジで参加したミディアムテンポの表題曲、DJ Mass(VIVID Neon*)参加のダンサブルな「SHINING MAN」、「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK」で披露された「シューゲイザー」「妄想コレクター」「Angelus」の新バージョンの5曲を収録。2021年現在のGLAYの“現在地”を刻んだ作品に仕上がった。
先日アリーナツアーの開催も発表するなど、混迷する状況の中でも攻撃の手を緩めることなく躍進を続けるGLAYだが、現状をどう捉えているのか。今回の特集ではTAKURO(G)とJIRO(B)のソロインタビューを通して、2人のアーティストとしてのスタンスを掘り下げる。
取材・文 / 中野明子
ライブ情報
- GLAY ARENA TOUR 2021 "FREEDOM ONLY"
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- 2021年11月5日(金)大阪府 大阪城ホール
- 2021年11月6日(土)大阪府 大阪城ホール
- 2021年11月20日(土)北海道 北海道立総合体育センター 北海きたえーる
- 2021年11月21日(日)北海道 北海道立総合体育センター 北海きたえーる
- 2021年11月27日(土)福岡県 マリンメッセ福岡A館
- 2021年11月28日(日)福岡県 マリンメッセ福岡A館
- 2021年12月4日(土)神奈川県 横浜アリーナ
- 2021年12月5日(日)神奈川県 横浜アリーナ
- 2021年12月25日(土)愛知県 日本ガイシホール
- 2021年12月26日(日)愛知県 日本ガイシホール
- GLAY(グレイ)
- 北海道函館市出身の4人組ロックバンド。TAKURO(G)とTERU(Vo)を中心に1988年に活動を開始し、1989年にHISASHI(G)、1992年にJIRO(B)が加入して現在の体制となった。1994年にシングル「RAIN」でメジャーデビュー。1996年にはシングル「グロリアス」「BELOVED」が立て続けにヒットし、1997年に12枚目のシングル「HOWEVER」がミリオンセールスを記録したことでトップバンドの仲間入りを果たす。1999年7月には千葉・幕張メッセ駐車場特設会場にて20万人を動員するライブを開催し、当時有料の単独ライブとしては日本最多観客動員を記録する。2010年4月には自主レーベル「loversoul music & associates」(現:LSG)を設立。メジャーデビュー20周年となる2014年には宮城・ひとめぼれスタジアム宮城にて単独ライブ「GLAY EXPO 2014 TOHOKU」を行った。デビュー25周年を迎えた2019年より「GLAY DEMOCRACY」をテーマに精力的な活動を展開。10月にアルバム「NO DEMOCRACY」を、2020年3月にベストアルバム「REVIEW II -BEST OF GLAY-」をリリースした。2021年3月から6月にかけて配信ライブ企画「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK」を開催。8月にニューシングル「BAD APPLE」を発表した。10月に2年ぶりのオリジナルアルバム「FREEDOM ONLY」をリリースする。
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TAKUROインタビュー