何組の日本人アーティストが立ったことがあるのかな

──2007年のROOKIE A GO-GO、2010年のWHITE STAGEときて、いよいよTHE BAWDIESは今年のGREEN STAGEに立つわけですが。

ROY　そうですねえ……（小声で）緊張します。

一同　あはははは（笑）。

ROY　普段はあまり緊張しないんですけどね。今回だけはすごく緊張します。

──今年のフジロックも開催間近ですしね。

MARCY　うわあ……。

TAXMAN　やっべえ……（笑）。

JIM　こないだ（6月28日に）大阪城ホールでのライブが終わったばかりなのにね。

TAXMAN　マズイな、もう今月だっけ？ だってねえ、フジロックのGREEN STAGEは日本のフェスの中でも最高峰ですから。

JIM　何組の日本人アーティストが立ったことがあるのかな、GREEN STAGEって？

TAXMAN　確かに。

JIM　100組はいってないんじゃないかなあ。

TAXMAN　同じアーティストが何度か出てるしね……そう考えたら、さらに緊張してきた（笑）。

──今年のフジロックも豪華な面々が集まりましたし、中でもTHE BAWDIESが出演する2日目のGREEN STAGEはヘッドライナーのビョークやカール・ハイド、FOALS、奥田民生、エイミー・マン、FEED MEと非常にバラエティに富んだラインナップになっています。

JIM　この中によくTHE BAWDIESが入れたよな？

TAXMAN　よく駅や街中にフジロックのポスターが貼ってあるじゃないですか。あれを見るとなんか不思議な気持ちになるんですよ。GREEN STAGEの出演者のところに「THE BAWDIES」としっかり名前が出ていて。「ああ、俺たち本当にGREEN STAGEに出るんだ。このメンツの中でライブをするんだ」と考えると、不思議な気持ちになりますね。

あのOASISと同じ場所で演奏できるのはすごくありがたいこと

──今年は2日目のGREEN STAGEトップバッターを務めるわけですが。

JIM　フジロックはずっとトップバッターなんですよね。ROOKIEも、WHITE STAGEも、今回も。

TAXMAN　フェスの午前中のライブって気持ちいいですよね。もちろんトップバッターという重大な役割を果たすわけだから、そのぶんプレッシャーも大きいですけど。僕たちのライブから1日が始まると考えれば、すごく気持ちいいことですよ。晴れてさえくれれば（笑）。

──そんな今年のフジロックに向けて、1人ずつ意気込みを聞かせてください。

ROY　フェスはツアーとはまた違った楽しみ方があるし、普段よりも演奏時間も短いぶん思いっきり楽しみたいと思います。僕らが楽しむことで、お客さんにもその楽しさが伝わると思うので。それにお客さんも楽しもうと思って来てる人ばかりなので、その人たちに「今年のフジロックも最高だね」って感じてもらえるライブをしたいです。僕らがお客として行っていたときもそうですし、出演者としてもそうですけど、やっぱりみんな音楽好きとして集まった仲間ですし、「楽しもう！」ってことを全力で伝えられたらなって思います。

MARCY　たぶん当日はめちゃめちゃ緊張すると思います。今はまだ大丈夫ですけど……初めてフジロックに来た人ってほかのステージよりもGREEN STAGEでの滞在時間が長いんじゃないかと思うんです。ゲートからも近いし、音もどうしたって聞こえてくる場所だし。そのGREEN STAGEで演奏するってことは、フジロックの中でも特別なことだと思ってるし、昔から何度か遊びにいった……あのOASISと同じ場所で演奏できるのはすごくありがたいことなので。一番手に選んでもらったという期待もあると思うので、その期待を裏切らないようにがんばりたいと思います。

TAXMAN　もちろんプレッシャーもありますけど、それ以上にGREEN STAGEに立てるってことはすごいことだし、誇りだと思ってます。フジロックって日本にいろいろあるフェスの中でも音楽好きの玄人がたくさん集まるフェスだと思うんですよ。海外のアーティストがたくさん出演する中で、日本人としてGREEN STAGEに立って、お客さんに「日本のバンドもすごいんだよ」ってことを改めて伝えられるようなステージにできたらいいなと。そしてフジロックは自分が大好きなフェスの1つなので、僕らが初めてフジロックに行ったときと同じ感覚を味わってもらえるよう、僕たちらしい楽しいステージにしたいですね。

JIM　そうですね……なんと言ってもフジロックなので。GREEN STAGEなので、胸を張ってステージに上がって、楽しみたいと思います。