Devil ANTHEM.|BLAZEワンマンで感じた手応えと課題を抱えて

会場全体に一体感が生まれる「Fake Factor」

──BLAZEワンマンでは3月27日発売の2ndアルバム「Fake Factor」に収録される新曲2曲が初披露されました。表題曲の「Fake Factor」はデビアンのカッコよさを追求するモードに振り切ったような楽曲ですが、ワンマンで披露した感触はいかがでしたか?

AIRI.

AIRI. 私は歌い出しのパートをもらって気合が入りすぎちゃって、BLAZEワンマンでは少し悪い方向にいっちゃいました。初披露の映像は観たくないくらいで(笑)、もっともっと練習して挑めばよかったなと思っています。それ以降はライブのたびに毎回グレードアップできるように意識しています。

AKIRA. 確かにBLAZEのライブ映像を観ると今と比べてまだまだ完成度が低かったなと感じます。でも今はしっかりものにできていると思いますし、曲の最初と最後にある弓を打つ振りを一緒にやってくれるファンの方が増えてきて、会場全体に一体感が生まれる曲になってきてます。

YUME. 「Fake Factor」はこれまでのデビアンの曲にはなかったカッコいい曲で。練習で苦戦はしましたが、初めてシャッフルダンスに挑戦しているんです。

AIRI. ファンの方にも真似してほしいので、私たちが上手に踊れるようにならなくちゃいけないと思っています。

KURUMI. 私は「Fake Factor」を初めて聴いたとき、「EMOTIONAL」(2017年10月発表のシングル)を聴いたときと同じような気持ちになったんです。バンドサウンドでカッコいいなって。でも「EMOTIONAL」とはまた違っていて、新しいタイプの曲が完成したと思います。自分好みの曲だったのでたくさん練習してレコーディングに臨んだんですけど、あまり自分の殻を破れなくて欲しいパートがもらえなくて悔しかったです。でも任せてもらった1サビのパートではライブのたびにインパクトを残そうとがんばっています。

デビアン現場のことを思わせる「LINK」

──新宿BLAZEワンマンでお披露目されたもう1つの新曲「LINK」は、かわいらしい曲調からハードな曲調に変化するという“Happy Hardcore”なナンバーです。

AIRI. 「熱いざわめき 揺れる空間 止まない声が チカラに変わる」というデビアンの現場のことを思わせる歌詞があって、この部分は特に気持ちを込めてパフォーマンスしたいです。

AKIRA. 初めて歌詞を見たとき、このフレーズに共感しました。

YUME.

YUME. 私はこの曲で初めて歌い出しのパートを任されて、すごくうれしかったです。いつも以上に歌割りを多くもらえたので、ライブでは気合いが入ります。

KURUMI. BLAZEで披露したあと、ファンの方から「『LINK』より『Fake Factor』のほうが好き」という感想を聞くことが多かったんですが、最近は「すごく心に響くいい曲だね」と言ってもらえるようになって。私はサビのあとの「君がいてくれるから」と「想像を超えて」という難しいパートをもらって、どうやったらお客さんの心に刺さるかなと考えながら歌うようにしています。ライブで聴く「LINK」の楽しさを多くの人に知ってもらいたいですね。

KAEDE. ハードだけどすごくさわやかな曲だなと思います。朝に聴きたくなる曲というか。聴けば聴くほど好きになって、ファンの方も「スルメ曲だよね」と言っていました。ライブで披露するたびにこの曲が好きな人が増えてくんじゃないかな。

──この曲でもシャッフルダンスが取り入れられていますが、ダンスの難易度は高い曲ですか?

AKIRA. BメロでKAEDE.ちゃんとYUME.ちゃんが指を16ビートで振るところがあって。「Fake Factor」のほうが一見難易度が高そうに見えると思うんですけど、「LINK」にはかなり繊細な動きがあって、ワンマンに向けてのレッスンも大変でした。

KAEDE. サビには5人が回転する振りがあるので、ファンの方も真似してわちゃわちゃ楽しんでくれたらうれしいですね。私はデビアンの中で一番振りを覚えるのが遅いので、この曲のシャッフルダンスにもけっこう苦戦して、BLAZEワンマンに向けた練習ではかなり焦ってました。ギリギリまで練習して、やっと披露できたという感じです。