でんでんバンドメンバーも必死です！

──ラインナップとしては最上さんの理想がだいぶ形になりましたか？

けっこう叶ってますね。まずはFear, and Loathing in Las Vegasさん。実は「カオスフェス 2016」でご一緒できるかもしれなかったんですけどスケジュールの関係でご出演できなかったそうで。なので今回対バンツアーでご一緒できるのは本当にうれしいです。あとCharaさんが決まったときはうれしかった！ 以前、ソロ曲を作ってくださったという繋がりもあり、Charaさんに会ったときもとてもよくしてくださって、いつかご一緒できたらと思ってたんです。対バンツアーもご相談したら快諾していただけました。

──スチャダラパーは今まで何度かイベントなどで共演されていますよね。

スチャダラパーさんはねむちゃんがすごい好きで、以前イベントでご一緒させていただいたときに「今夜はブギー・バック」を一緒に歌わせてもらったのが楽しくて。ぼくたちより少し上の世代の方にも楽しんでいただけたので、またご一緒したいなと思っていました。

──あとおそらくファンの皆さんも驚いたんじゃないかと思うのが氣志團、T.M.Revolution。

びっくりですよね。ぼくたちは残念ながら今年の「氣志團万博 2016」「イナズマロック フェス2016」に出演できないのですが、ぼくたちのツアーへ参加していただけることになってとてもうれしいです。NICO Touches the Wallsさんにも快諾していただけて、今回もとても素晴らしいラインナップになったかと思ってます。

──7月から8月にかけて畳みかけるようにツアーを巡りますが、その間にもいろいろなフェスには出演して。毎度のことながら体力的にもかなり厳しそうなスケジュールですね。

ツーマンってより楽しもうっていう気持ちが強くて。自分たちとは違うジャンルの皆さんのパフォーマンスを観るのはとても刺激になるし、それを受けて自分たちの改善点とかも見えてくる気がします。ワンマンよりも時間が短い分、そこで出すものを試行錯誤して考えていくので、楽しみのほうが大きいです。あと、今回はぼくたちもでんでんバンドを従えてのライブになるので、ぼくとしても楽しみで仕方ないんです！ やっぱりオケとは違いますし、音が生きてるなっていうのをすごく感じます。ただ、でんぱ組.incの曲ってテンポが速いものばかりだからバンドメンバーの皆さんは毎回本当に大変そうで。特に「破！to the Future」は速いので皆さんの表情が必死です（笑）。

追加発表を早く言いたい！

──出演者の皆さんとのコラボはどんなことを考えてますか？

まだ決まりきってないものもあるんですが、どちらにもプラスになるような面白いことができたらいいなとは考えてます。曲を一緒に歌うとか衣装を合わせるとかは普通ですけど、例えばバックダンサーとして登場するとか。ゴスペラーズさんだったら一緒にハモりに参加させていただくとか。私たちが入ることで不協和音になってしまうかもしれませんけど（笑）。そういうのを各地でちょいちょい入れていきたいとは思ってます。T.M.Revolutionさんとピンキーがまさかの……。

──すごく気になります（笑）。

ぼく、扇風機持つかもしれない（笑）。

──想像が膨らみますね。

あと、今回の対バンツアー用に新衣装も作ってます。衣装のお披露目を楽しみにしててくださいね。

──やはり地方を中心に回るツアーとなると、関東近郊で行うライブとは違った層のお客さんが集まりますか？

先日、福岡で自分のトークイベントをやらせていただいたときに初めて会いに来てくれた方々が多かったんですよ。今まで東名阪とかではイベントやライブを行う機会は多かったんですけど、普段行かない土地に行くことで待っていてくれる人がこんなにもいることに気付いて。そのときにもっといろんな場所に行って皆さんに会いに行かないと、でんぱ組.incを広めていかないとという気持ちになりました。実際「北海道にもっと来てほしい！」という声をすごく頂くんですよ。でんぱ組.incとしてはもう10回くらいは行ってると思うんですけど、それでもラブコールをいただくのはやっぱりうれしいです。札幌では今回Charaさんとご一緒なので、ぼくは夜にCharaさんとデートしたいです（笑）。

──その土地ごとに、またいろんな思い出ができそうですね。そして、実は追加公演もこのあと発表されると伺いました。

はい！ 早く言いたくてうずうずしてます。初心に返る意味でもぼくも楽しみだし、コラボもぜひやりたいですね。一緒に対バンをやるのはおそらく3年ぶりくらいなので、当日存分に楽しみます。

観なかったら絶対に後悔します！

──それでは最後に対バンツアーに向けて意気込みをお願いします。

今年もでんぱ組.incとしてはホールツアーから始まり、夏にこうやって対バンツアーができるということで、うれしい反面、改めて時の流れの速さが信じられないです（笑）。対バンツアーは、でんぱ組.incのファンじゃなくてほかのアーティストさんのファンにも楽しんでもらえるようなものにしていきたいですし、絶対に満足してもらえるものにする自信がぼくたちにはあります。きっとでんぱ組.incを初めて観る人たちは、ぼくたちがこんなに動いていて生歌で歌っていることにびっくりすると思うですよ。普通にできるようなことをやってるとは思っていないし、面白いことを届けたいという気持ちがたくさん溢れたライブにしますので、ちょっとでも気になってる人はこの機会に観に来てほしいですね。

──ツアー初日からSPYAIRですから、両者の勢いを感じてもらえるようなライブになるんじゃないかと。

もうどうなるかわかんないですけど、負けないようにしますよ！ 対バンする方々の勢いに飲み込まれないようにします。だから、できれば各地でぼくたちのパフォーマンスを観てほしいですね。それぞれの場所で違うぼくたちを感じてほしいし、セットリストも考えていくので期待しててください。それにこの組み合わせでの対バンはこの先実現できるかわからないので、観なかったら絶対に後悔すると思います！