超ときめき♡宣伝部|ときめく明日へスタートダッシュ!“最強”の6人で届ける新体制初シングル

4月に15歳の“超ときめき♡レモン”菅田愛貴を“新入部員”として迎えると同時にときめき♡宣伝部からグループ名を改め、新たなスタートを切った超ときめき♡宣伝部。彼女たちの新体制第1弾シングル「トゥモロー最強説!!」が8月26日にリリースされる。

昨年12月に東京・中野サンプラザホールを見事満員にしたとき宣は、さらなる飛躍を遂げる勢いで活動していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い持ち前のパワーを生かしたライブができない状況に直面。宣伝部員(とき宣ファンの呼称)と共に待ち望んでいた5月のZeppツアーは中止となってしまった。しかし彼女たちはそんな逆境にめげることなくSNSなどを通して宣伝部員に“ときめき”を届け続け、7月には東京・Zepp Haneda(TOKYO)のこけら落とし公演として新体制初ステージを成功させた。この無観客ライブで初披露された新曲「トゥモロー最強説!!」は、明るい未来を歌ったポジティブなナンバーに仕上がっている。

音楽ナタリーではストーリー仕立ての映像になっている「トゥモロー最強説!!」のミュージックビデオ撮影の密着レポートと併せ、メンバー6人へのインタビューを掲載。シングル収録曲の話題のほか、結成5周年というタイミングで改名した心境や、ここまでの数カ月間共に活動してきた菅田の印象などを語ってもらった。

取材・文 / 近藤隼人 撮影 / 佐々木康太

さらわれたパブりんを救え!「トゥモロー最強説!!」MV撮影密着レポート

新体制初シングルのミュージックビデオは、悪の組織にさらわれたとき宣の公式キャラクター・パブりんを救うためにメンバーが奮闘するという、特撮ヒーローをイメージさせるストーリー仕立ての映像に。6人は私服風の衣装とメンバーカラーのカラフルな衣装に身を包み、コミカルな演技シーンや動きの激しいダンスシーンにチャレンジした。

撮影は東京都内のスタジオで朝から丸1日かけて行われた。まずカメラに収められたのは、私服衣装での6人それぞれをフィーチャーしたメンバー紹介シーンだ。坂井仁香は小道具のゴキブリのおもちゃに本気でびっくりしてスタッフを笑わせ、新入部員の菅田愛貴はソファで読書をしながら何度も腹筋するという難しい役を担当するも、楽々とこなして周囲を驚かせた。カメラの前で1人ひとり個性を発揮した6人は、続いてスタジオの1カ所に集合し、MV冒頭のドラマシーンの撮影へ。演技仕事の経験も抱負な彼女たちは監督のディレクションにしっかりと耳を傾けつつ、パブりん救出のために立ち上がる場面などを順調に演じていった。

その後「トゥモロー最強説!!」の衣装に着替えたとき宣は、それぞれ修行や人助けをするシーンに臨む。菅田はさわやかな笑顔全開で扇風機の風を浴びながらエアロバイクを漕ぎ、迷子を助ける役を担当した小泉遥香はうまく演技ができない子役を優しくリード。悪の組織のアジトへ侵入する場面では辻野かなみ、杏ジュリア、坂井、菅田がバナナの皮を、小泉と吉川ひよりがゴキブリのおもちゃを使って楽しそうに敵を退治していった。

そして撮影はいよいよMVのクライマックスとなるパブりんの救出シーンへ。6人は「トゥモロー最強説!!」の振り付けを手がけたダンサー・えんどぅによる指導のもと、凛々しい顔で戦隊ポーズを決めた。続く敵に近づいていくシーンではフォーメーションと前傾姿勢を保つのに苦戦した彼女たちだったが、武器として使うピコピコハンマーや巨大グローブを手にすると、天真爛漫な表情を浮かべて大はしゃぎ。また、とき宣のライブなどに頻繁に登場するパブりんと初対面を果たした菅田は、「かわいい!」とテンション高く抱きついて現場を和ませた。

ストーリー部分の撮影をひと通り終えたとき宣は、ここからカラフルな風船に囲まれながらのダンスシーンに挑戦していく。撮影は長時間におよびスタジオの外はすっかり暗くなっていたが、メンバーは疲れた様子も見せず、えんどぅ先生と共に真剣な表情で振り固めを行ったのち、まばゆいライトに照らされながら何度もダンスを披露。額に汗を浮かべつつ、曲の後半でジャンプを繰り返したり、間奏でさまざまな遊びを繰り広げたりと、息を休める暇のない振り付けを全力で踊りきった。最後には6人それぞれのリップシーンが順番に撮影され、モニタに菅田のチャーミングな顔がアップで映し出されると、先輩メンバーたちは「かわいい!」「敵わない!」と大盛り上がり。「ベテランの格を見せてやるよ!」と意気揚々とカメラの前に向かった吉川は、得意のコミカルな表情やポーズを次々に繰り出し、その引き出しの多さでメンバーやスタッフの爆笑をさらった。