超特急「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH」 PR

超特急|さいたまスーパーアリーナに刻んだ「僕たちの時代」

記憶が途切れているくらい、澄んだ気持ちでいられた

リョウガ まさかの展開でしたねえ。楽譜を渡され「練習しろ」と言われ。どれくらい練習したか、もう覚えてないんですけど……。

カイ それほど練習したってことだよ。

リョウガ 当時はピアノ練習が第一優先みたいになってましたね。「毎日触らなきゃ」みたいな焦りもあったとは思うんですけど、ちょっとした待機時間にも事務所のピアノを使わせてもらって、少しずつ弾けるようにして。一度プロの方に練習を見てもらったりもしたので、そういった方の思いも無駄にしたくないという気持ちも、スイッチが入る1つの要因になりました。

タカシ 歌ってるとき、間奏で見たリョウガの真剣な顔がめちゃくちゃ印象的やったよ。

カイ ダンサーはバラけていたから、タカシの角度からしか見られない特権だったよね。

タカシ そうそう。あのな、すごい……「あのリョウガが真剣に取り組んでる」と思って。

リョウガ 「あのリョウガ」ってなんだよ(笑)。

タカシ 初めて見た顔でした、本当に。その表情に自分も心動かされましたし。Blu-rayでは思う存分観られるんじゃないかな? ライブのときは僕しか観られない表情だったけど。

──ダンサーの皆さんは、リョウガさんの伴奏で踊ってみていかがでした?

タクヤ 僕、リョウガのピアノの音を聴きながら踊りたかったんで、(イヤモニの)クリック音を聴きたくなかったんですよ。

リョウガ いや、クリックなかったら僕が終わっちゃうから。

一同 あはははは!(笑)

タクヤ

タクヤ だから消すことはできなかったんですけど(笑)、自分の音は極力下げてもらって踊りました。最高でしたよ。しかも僕の位置はステージの一番上だったから、ピアノを弾いてるリョウガと歌ってるタカシが見えるんです。あれ以上に気持ちのいい瞬間はなかったです。

ユーキ 僕もすごい感動してました。裏で彼のピアノを聴いて感極まって、その気持ちのままソロパートに出ていったんで。てか、今思い返すとクリックが聞こえていた記憶がないんですよ。それくらい“ゾーン”に入ってたのかな?

カイ 最強じゃん。

ユーキ でもホント、精神状態がハイな感じになってたと思う。

リョウガ いや、僕もグッときたんですよ。視界の隅で、メンバーが踊っているのが意外と見えるんです。指の動きを止めることはできないけど、みんなのダンスにたびたびハッとした。今までに感じたことのない感情が湧いてきた感じで……。

──落ち着いて鍵盤に向き合えていたんですね。

リョウガ 弾き始める前までは「もし手汗で指が転んだらどうしよう」「頭真っ白になったらどうしよう」みたいな不安もあったんですけど、いざイスに座ってからは若干記憶が途切れているくらい、澄んだ気持ちでいられたんですよね。

──リョウガさんも“ゾーン”に入っていたのかもしれないですね。

ユーキ ふふふ。

リョウガ そうかもしれないです(笑)。

自分の中ではすべて「超特急の時代」当てはめて作っているから

ユースケ 僕、「霖雨」はこのライブのカギとなる曲だなと個人的に思っていたんです。

タクヤ うん。ユーキの中で、「Time Wave」から「need you」の昔を振り返る流れはライブの表の見せ場で、裏の見せ場が「霖雨」とか、バラードのコーナーだったと思う。

ユースケ ダンスに関して言うと、SSAバージョンの振りにはカイから始まるソロパートがあるけど、さっきユーキが自分でも言っていた、彼のソロは感情的で本当にすごかった。ユーキはリハーサルの段階からいろんな表現の仕方を試していて。僕は言われたとおりにやるタイプで、自分の中で砕くことがなかなか難しかったりするんですけど、ユーキはなんでも挑戦する姿勢がダンスに表れているし、たくさん引き出しがあって1つに縛られていない姿がカッコいいんです。ソロの順番は僕の次にユーキだったから、「ユーキにいいパスができるダンスが踊れたら……」とか思って(笑)。

ユーキ そうなの(笑)。

ユースケ やっぱすごいと思います。感情の出し方がめちゃめちゃうまいなって。すぐわかる。それだけダンスが好きで、熱意が伝わってくるんです。いや、マジで……。

──ソロパート、皆さんすごい気迫だなと感じましたよ。

ユースケ 僕、わからなかったんです。(振付師の)えんどぅさんの言ったことが。「この曲では『何か足りない』という、その『何か』を感じてほしい」と言われたんですけど、「それ、何!?」って問い詰めたいくらい!

ユーキ 「自分で見つけて」と言われたんですよ。

ユースケ 僕はしっかりと掴めないまま踊っちゃったように思うんです。でも、いい経験になりました。きっと、もう二度とやらないよね。

ユーキ ピアノバージョンはね。

──もったいないというか、贅沢ですね……。

ユーキ でもさ、演出ありきで音楽番組とかで披露してみたい。

タカシ 生放送とかでな。

──そのときは、もちろんピアノも生演奏ですもんね。

リョウガ ……。

ユースケ リョウガ、どうした? やるよ!(笑)

ユーキ 顔が死んでる(笑)。

──とにかくバラードパートでは、ダンスに乗せる感情の表現が見応えあったなと思います。

タクヤ 「FLASHBACK」もよかったと言ってくれる方が多くて、僕ら的にはけっこう意外でした。

カイ 新曲とかならわかるけどね。

ユーキ なんて言えばいいんだろう、映画とかでもあるじゃないですか。最後にハッキリとした答えを言わないで、受け取り方はそれぞれに……って。そういうイメージです。

──それを言うと、バラードパートラストの「霖雨」から「a kind of love」に展開してフィナーレに向かっていく流れにも、メッセージ性がすごくあるなと感じました。

ユーキ そこ、最初は疑問を持たれたんですよ。「霖雨」で気持ちが沈んだあとにすぐ明るい「a kind of love」って、「ん?」となるかもしれないけど。でも、僕的にはこの流れがベストだというふうに思ったので。答えは言いませんけどね(笑)。ただ、自分の中では「この曲はこういう意味かな」と、すべて「超特急の時代」に当てはめて作っているから。8号車がそれぞれに感じ取ってもらえたらいいなと思います。

タクヤにはドン引きでした(笑)

──ちなみに公演全体を通して、印象に残っているメンバーの姿はありますか?

リョウガ 僕は「PUMP ME UP」のタクヤです。暴走具合がえげつなくて、笑っちゃうくらい(笑)。わちゃっとするタクヤの姿はこれまでにも何度か見たことがあったけど、その領域をはるかに凌駕した姿が……。

ユーキ 僕も一瞬引いたもん、「ええ?」って。

カイ かわいそう(笑)。

ユーキ そういうイメージがないじゃん。殻を破りまくってたからさ。

リョウガ 相当な量の殻を破ってるなと思って。今こんなにスンとしてますけどね、あの瞬間のタクヤにはドン引きでした(笑)。脳裏に焼き付いてます。

ユーキ 僕は「Bloody Night」のリョウガの「ずっと、ずっと君だけを」というセリフパートですね。8号車が待ちに待った瞬間! 誰もが待ち望んでたところだと思いますし。

リョウガ お前……(笑)。あれ、がんばってカッコつけてるんですけど、カメラがね、わかんなくなってるんです。「ヤベ、何番カメラだっけ」と思いながらやってるんで、Blu-rayではカメラ目線ではないと思います(笑)。

──カイさんは?

カイ 「You know, I know」で、ステージに出てきたときの……5人。

ユースケ オイ! 僕は!? (※ユースケは遅れて登場する)

一同 あはははは!(笑)

カイ ホントはユースケもですけど(笑)、アンコール1曲目なのにわりとユルっと登場した空気感が面白かったんですよね。そこにユースケが突風みたいに出てきて、またムードが切り替わる感じとか。

ユーキ あそこのユースケの走り方、めっちゃ面白いですよ(笑)。

カイ ちゃんと走るリハもしたもんね。床に「Time of GOLD」で使った特効の火薬が残ってて、ちょっと砂っぽく滑りやすくなってるんですよ。それもあったしね。

ユースケ もうね、足つりそうだった。

カイ だってユースケ、そのあとの「Party Maker」で前に行くとき「もう無理、もう無理!」って言いながら走ってて。ステージ上で「無理」って口に出すんじゃないよ(笑)。

ユースケ いやあー、楽しかったねえ(笑)。