BiS|“BiSの呪い”から解き放たれた6人

BiSが3月7日に“再メジャーデビュー”作となる両A面シングル「WHOLE LOTTA LOVE / DiPROMiSE」を日本クラウンのロックレーベル・CROWN STONESからリリースする。先日の東京・両国国技館公演「BiS 2nd BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL??」をもってBiS発起人でありリーダーのプー・ルイが卒業。レンタルトレードしていたカミヤサキがGANG PARADEへと戻り、アヤ・エイトプリンスがBiSに復帰した。

音楽ナタリーでは、新体制となったBiSにインタビューを実施した。再始動から約1年8カ月、メジャーシーンに再び這い上がるまでにさまざまなドラマに直面したBiS。アヤとカミヤのトレード解消、プー・ルイ卒業といった激動の数カ月を経て、彼女たちは今何を思うのか。

取材・文 / 古川朋之 撮影 / 西槇太一

メジャーデビューに対するうれしさとプレッシャー

──音楽ナタリーでは新体制での初インタビューとなります。まずは“再メジャーデビュー”おめでとうございます。

ペリ・ウブ うれしいですね。このタイミングで決まったのは素直にうれしかったです。

ゴ・ジーラ 逆に私はすごくメジャーに対する思いがありました。BiSが再始動するときに周りの人からは「BiSは過去に実績のあるグループだから本気でがんばれば半年くらいでメジャーだって夢じゃない」みたいに言われていて。でも実際は全然うまくいかなくて、再始動した当初はあまり満足のいくライブができてなかったんです。

──過去のインタビューを振り返ってみても、当時の皆さんはすごく葛藤してましたね。

ゴ・ジーラ 半年、1年って活動を続けていても結果が出せずにいたのでモヤモヤした時期が長く続いていました。でも、パン(・ルナリーフィ)と、もも(らんど)が入って、期間限定のトレードで(カミヤ)サキちゃんも来てくれて、徐々にいいライブができるようになって。そんな時期にメジャーデビューが決まったので、すごくうれしかった。

ゴ・ジーラ

キカ・フロント・フロンタール 私はペリと同じような気持ちだったんですけど、「以前のBiSがメジャー時に歌っていた楽曲も歌えるようになるのかな」とかグループやライブに関することとかもいろいろ考えてました。

──三者三様という感じですね。メジャーデビューする日本クラウンというレーベルに対するイメージは?

パン・ルナリーフィ 北島三郎さん。

ペリ・ウブ 演歌歌手の方が多く所属しているイメージは強かったです。

ゴ・ジーラ 吉澤嘉代子さん。私、すごく吉澤さんが好きでBiSのオーディションのときに彼女の「未成年の主張」という楽曲をめっちゃ小さい声で歌ったんです。それが私の始まりでもあったので同じレーベルに所属できてすごくうれしかったです。

キカ そうそう。そんな方々と同じ中に私たちがいていいのかなっていうのが率直な感想です(笑)。

──北島さんと同じレーベルにBiSがいるのは、確かに面白いですね。

キカ ゴリゴリのロックをやってるBiSが一緒で不思議です。

──なるほど。日本クラウンにはアイドルだとPASSPO☆、prediaが所属しています。

ペリ やっぱりなんか不思議(笑)。

──パンさん、ももらんどさんはメジャーデビューについてどういった思いがありますか。

パン 私は2017年の5月にLIQUIDROOMでお披露目という恵まれた環境でのスタートでした。初期メンバーが立ち上げから苦労してきたことをすべて理解することは難しいんですけど、合宿などを経てこれまでの苦労がメジャーデビューという形で報われたことはとてもうれしかったです。

ももらんど とてもうれしいです。まだ入って間もないし経験も少ないので、もっとしっかりやらないとなっていう気持ちになりました。

──そしてアヤさんはひさしぶりのBiSですね。

アヤ・エイトプリンス そうですね。「ただいま」って感じです。

一同 おかえりー!

アヤ ありがとう! すごくうれしい。ただいまと同時にメジャーデビューという感じなので、個人的にはうれしさもあり、プレッシャーもあり、という気持ちです。トレード期間中はGANG PARADEでがんばってきて、勢いも出てきたしファンもすごく増えてきたことを実感してるけど、グループとしてメジャーデビューをするということがどれだけ大変なことなのかを感じることができました。だからこそ今のBiSは自分たちが苦労して結果を出したというのもあるけど、旧BiSの先輩方が作ってきてくれた道があってこういう結果に結び付いているということに対して、感謝の気持ちを忘れちゃいけないなって思います。

──先に公開されているGANG PARADEのインタビューでも語っていますが、もはやアヤさんはBiSにいた期間よりもギャンパレとして活動していた期間のほうが長いんですよね。

ペリ びっくりしたよ、私はその事実を知って。

──アヤさんは図らずもトレード期間終了と共にメジャーデビューできることとなりました。ほかのメンバーは今回アヤさんが戻ってくることについてどんな思いがありましたか?

ペリ サキちゃんとアヤのトレードが解消になると聞いたのが「WACKのフェス。」のアンコール直前の舞台袖だったんですよ。その時点ではわけがわからなかったんですけど、時が経つに連れて徐々に理解していって。ギャンパレにいた頃のアヤはまた別物と言うか、まったく別のアヤだと思って見ていたので。

ゴ・ジーラ 現場で会っても「あー、アヤちゃんだー」くらいの感じで。そんなに興味がなかった(笑)。

一同 あはははは(笑)。

ゴ・ジーラ 興味がないと言うか「元気そうだなー」くらいです(笑)。

キカ “それはそれ、これはこれ”みたいな。

ゴ・ジーラ インタビューとかは読んでたので、BiSにいた頃と比べても考え方とか変わってきたなって感じることはありましたね。

キカ ゆくゆくは戻ってくることが決まっているとは言え、ギャンパレでがんばっているアヤに対して私たちが重く考えすぎるとアヤにも申し訳ないと言うか失礼だなと思っていたので、私たちもそこは割り切ってました。

キカ・フロント・フロンタール

──それはアヤさんも同じ考えでしたよね。ギャンパレにいる期間はBiSのことは断つ、くらいの気持ちでいたと以前語ってましたが。

アヤ 特にトレードされたばかりの頃は顕著でしたね。BiSメンバーのグループLINEをミュートにしていましたし。実はまだミュートしてるんですけど。

ペリ おいおいおい!

ゴ・ジーラ じゃあ私、ブロックするわ(笑)。

アヤ それは困るから! トレード解消と共にミュートも解除したいと思います。

ペリ 逆にギャンパレはミュートにしないの?

アヤ あー、どうしよう。見ちゃうとまた心がね。私は1つのことにしか集中できないから。逆に言うとBiSのグループLINEをミュートにしていたのはみんなのことが好きっていうことなんだからね!

BiS「WHOLE LOTTA LOVE / DiPROMiSE」
2018年3月7日発売 / CROWN STONES
BiS「WHOLE LOTTA LOVE / DiPROMiSE」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
4104円 / CRCP-10392

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BiS「WHOLE LOTTA LOVE / DiPROMiSE」通常盤

通常盤 [CD]
1080円 / CRCP-10393

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CD収録曲
  1. WHOLE LOTTA LOVE
  2. DiPROMiSE
  3. WHOLE LOTTA LOVE(instrumental)
  4. DiPROMiSE(instrumental)
初回限定盤DVD収録内容

2017.10.6.「IDOL is DEAD」@赤坂BLITZライブ映像

  • SOCiALiSM
  • CHANGE the WORLD
  • ぎぶみあちょこれいと
  • Never Starting Song
  • パプリカ
  • I can't say NO!!!!!!!
  • Give me your love 全部
  • nerve
  • My lxxx
  • NOT the END
  • IDOL
  • ロミオの心臓
  • Happy Birthday
  • twisted grunge
  • Fly -Brand-new BiS ver-
  • gives
  • BiSBiS

アンコール

  • primal.
  • レリビ

イベント情報

BiS「WHOLE LOTTA LOVE / DiPROMiSE」リリースイベント(ミニライブ&特典会)
  • 2018年3月5日(月)東京都 タワーレコード新宿 7Fイベントスペース
    START 19:30
  • 2018年3月6日(火)東京都 タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIO
    START 19:00
  • 2018年3月7日(水)東京都 ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場
    START 19:00
  • 2018年3月9日(金)大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店
    START 19:00
  • 2018年3月11日(日)東京都 東京ドームシティラクーアガーデンステージ
    START 14:00
BiS(ビス)
BiS
アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、ゴ・ジーラ、ペリ・ウブ、パン・ルナリーフィ、ももらんどの6人からなるアイドルグループ。BiSは2014年7月をもって解散したが、再始動がアナウンスされ、2016年9月に新体制で活動を再開した。同年11月に1stアルバム「Brand-new idol Society 2」を発表し、1stワンマンライブを東京・下北沢SHELTERで開催。2017年2月に2ndアルバム「Re:STUPiD」をリリース。1月より全国ツアー「Re:STUPiD TOUR」を開催し、それに伴って1週間米しか食べることのできない車中泊ツアーおよび100kmマラソンを敢行した。同年5月よりGANG PARADEのカミヤサキが、アヤとレンタルトレードで加入。カミヤを迎えた体制で同月にシングル「SOCiALiSM」を、10月にシングル「I can't say NO!!!!!!!」をリリースした。2018年3月の東京・両国国技館公演「BiS 2nd BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL??」をもってリーダーのプー・ルイが卒業。このタイミングでカミヤとアヤのレンタルトレードが終了し、新体制の6人での活動をスタートさせた。さらに同月、両A面シングル「WHOLE LOTTA LOVE / DiPROMiSE」」をもって日本クラウンから“再メジャーデビュー”を果たす。