MovieNEX発売記念 超特急「美女と野獣」の世界へ|ユーキ、ユースケ、タカシがガストンに変身? 吉原光夫(吹替版ガストン役)の歌唱レッスンを体験

超特急インタビュー

タカシ

つい忘れてしまうような大事なことを教えてくれる

タカシ

──「美女と野獣」をご覧になった感想を教えてください。

小さい頃にアニメで観ていたので「実写はどんなふうになるんだろう?」って観る前から楽しみにしていたんです。で、実際に観てみると実写ならではの美しい世界観がダイレクトに伝わってきて。とても感動しました。あとはやっぱり、音楽の素晴らしさをすごく感じましたね。

──大人になってから観たことで感じた、小さい頃との印象の違いはありましたか?

僕ね、アニメではコグスワースが好きだったんですよ。どこか憎めない感じで。でも実写版ではほかのキャラクターもそれぞれにすごく魅力的だと感じました。これって自分が成長できたってことなのかな?と思います。あとは、「愛ってすごい、こんなにも熱くて素敵なものなんだな」ってより深く思えた気がする。

──タカシさんはディズニー作品をよく観ていたんですか?

はい。僕、セル画のディズニー作品も大好きで。中でも「ダンボ」が小さい頃から好きです。そう、ついこの間飛行機の機内で観たんですよ、「ダンボ」。60分くらいの作品なんですけど、その60分の間に2回……ダンボとお母さんが離れ離れになるシーンと、ダンボが空を飛べたところで泣いてしまいました(笑)。曲ではカラスが歌う「もし象が空を飛べたら」が好きですね。

──そうなんですね。

なんだろうなあ……ディズニー作品の主人公って、初めのうちはつらいことだったり苦しみを抱えているけれど、物語の中でいろんな経験をすることによって変わっていって、最後には誰よりも輝く存在になるじゃないですか。小さい頃にも作品を観るたびに何かしらの教訓を得ていたと思うんですが、それは今も変わらず……普段の生活の中でつい忘れてしまうような大事なことを教えてくれるような気がするんですよね。

映画「美女と野獣」より。

──「美女と野獣」の中で、タカシさんが特に好きな曲はありますか?

やっぱりポット夫人の歌う「美女と野獣」です。ポット夫人の包み込むような優しい歌声に涙が止まらなくなります。あのシーンは反則ですよね(笑)。観ていて、心も体も熱くなるような感覚がありました。

バラの花びらが全部散らないうちに

──では次の質問を。タカシさんはどんな女性を「美しい」と感じますか?

飾らない人がいいなあと思います。自分の気持ちに正直で、何も取り繕わない人。ありのままの姿を見せてくれる人が僕は好きで……あ、今ちょっと別の映画が……。

──別の映画ですね(笑)。

ちょっと「アナと雪の女王」みたいになっちゃいましたけど(笑)、僕自身は自分の気持ちにいつも正直でいるっていうことがなかなかできないタイプの人なので、それが自然とできる人には「素敵だな」って惹かれるんです。自分に対しても、いろいろ正直に言ってもらうとうれしいし。タイプというか、憧れる存在という感じかもしれません。

──ちなみに自分自身が美しくあるために意識していることはありますか?

映画「美女と野獣」より。

最近は、周りからの見え方を意識するようにしています。立ち姿とか所作を勉強しているんです。ただ立っているだけの格好でも、ちょっと重心が偏っていたりするだけで見え方がまったく変わってくるんですよ。なのでライブするときも演技をするときも気にしていますね。あとは超特急の活動のために最近鍛えてます。食生活も気にして、夜に炭水化物を食べないようにしたりとか。前はまったく意識せずに普通にしていたんですけど、「そろそろ気にしたほうがいいかな?」と思って、夏ぐらいから始めています。

──そうなんですね。次に、もしタカシさんが魔女に魔法をかけられるとしたら、どんなモノになってみたいですか?

なんやろうなあ。燭台があって、置時計があって……あ、シャンデリアになってみたいです。身動きは取れないけど、普段とは違う景色が見られそうだから。「真上から見る世界ってどんな感じなんだろうな?」って気になります。それに身近にあるモノよりも、世界に対して客観的でいられそうじゃないですか。“上から目線”っていうわけじゃないけれど(笑)、ちょっと興味がありますね。

──なるほど。では、好きな女性にアプローチするとしたら、タカシさんは野獣とガストン、どちらのタイプだと思いますか?

タカシ

ガストンではないかなあ!(笑) 野獣派ですね。積極的に行けず、胸の内に思いを秘めることが多いです。でも、本当に好意を寄せている人だったら自然と身体も動くのかな。

──そうかもしれないですね。ありがとうございます。最後に、タカシさんが日々を過ごす中で愛を感じるのはどんなときか、教えてください。

超特急は最近ありがたいことにいろんな活動をさせてもらっていますが、その中で「こういうふうにしたほうがいいよ」っていろんな形でアドバイスを頂くんです。それって「本当にありがたいことだな」って最近一層感じています。そうやって言ってもらうと「期待に応えていきたい」と思えるし、アドバイスを頂いたぶん、その恩を倍にして、結果として残していきたいなっていう気持ちになるんです。「言われるうちが花」って言葉もあるけれど、本当にその通りで。愛があるからこそ、気にかけてくれるのかなって思うから……バラの花びらが全部散らないうちに(笑)、しっかり結果に残していきたいです。