青春高校3年C組|“ずっと会えなかった”若者たちが歌う希望

木目田俊、出口晴臣、宇都木彩乃(ダンス&ボーカル部)、久保侑大(男子アイドル部)、藤原侑也(軽音部)インタビュー

2年間の積み重ねがなくなった

出口晴臣

──こちらには、話が面白そうな人と最近番組での様子が変わってきた人に集まっていただきました。

おばちゃん(宇都木彩乃 / ダンス&ボーカル部) 私はどっちの枠なんだろう(笑)。

出口晴臣(ダンス&ボーカル部) 僕はアイドル部のバーターで来ました。

三宅 バーターですらなくて、二軍な。

──(笑)。リモート収録はいかがですか?

出口 僕はめちゃめちゃ苦労してます。今まで番組で目立ててたのは自分の実力じゃなくて、自分がガヤの盛り上げ役だったからなんだということに気付いてしまって。リモート収録では基本的に1人しかしゃべれないから、ガヤを入れると邪魔になっちゃうんですよね。ガヤが必要ないってなると、自分の出る幕がまったくなくなってしまった。2年間の積み重ねが一気になくなったというか(笑)。

──そういう人から見たら、個の力で戦えている人はうらやましいんじゃないでしょうか。

おばちゃん(宇都木彩乃)

出口 ですね。おばちゃん(宇都木)とかきめしゅん(木目田俊)は本当にすごい。

おばちゃん でも私、今まで本性を隠してたとかじゃなくて。もともと家族の前でふざけることが多かったし、あれが日常なんです。

出口 あんな日常、おかしいだろ(笑)。

──おばちゃんのリモート収録にはたびたび家族も登場しますが、全員ご陽気ですごいですよね(笑)。この親にしてこの子あり、という。

おばちゃん 普段の感じをそのまま世に出してみたら、たまたま面白がっていただけて。「私、こういうこともやっていいんだ」と心が解放されました。自宅で1人でやっているので誰かに止められることもないし(笑)、好きなようにやらせてもらってますね。

やりにくさしか感じない

きめしゅん(木目田俊)

──きめしゅんはどうですか?

きめしゅん(木目田俊 / ダンス&ボーカル部) やりにくいですね。

おばちゃん あ、そうなんだ?

きめしゅん やりにくさしか感じない。こないだもコーラを3本くらい一気飲みした後に吐いちゃって、収録は盛り上がったんですけど、画面を切った後に1人で汚れた床を掃除しなきゃいけなくて。そういうのが虚しいっていうか。

出口 泣いてたもんな。チャーリー(エゼマタ健太チャールズ)ときめしゅんと3人でよく反省会をするんですけど、その収録の日は泣きながら床を拭いてました(笑)。

藤原侑也(軽音部) 僕もリモートはめっちゃ厳しいなって思ってますね。1人暮らしなんですけど、部屋の壁が薄くて(笑)。いかに音を出さずにやるかっていうのが……。

久保侑大

出口 1人だけ別の競技やってる(笑)。

──久保くんに関しては、夕方の放送時からの変化ですが、バカがバレてからの伸びかたがハンパないですよね(笑)。最初は正直、ちょっとカッコいいだけの子っていう印象で、大丈夫かなって心配してたんですけど。今や安定感すらある。

久保侑大(男子アイドル部) 青春高校に入ったばかりの頃はスカしてる奴みたいなイメージを持たれてたから、ずっとそんな感じで控えめに取り組んでたんです。出しゃばらないように。バカがバレたのは、確か劇場公演のときだったかな。自分の考えたカルタを発表するみたいな企画で、真剣に考えたものを出したのに自分だけおかしい、周りのみんなと全然意見が噛み合わないみたいなことがあって。それから徐々に自分を出せるようになって、みんなとも楽しくやれるようになっていきました。バカにはされるけど(笑)、のびのびできてるんで、本当にそれはよかったです。