石原愛梨沙、大塚望由、清水理子、蛭田愛梨、大和明桜、鶴見萌、山崎夏菜 インタビュー
2021年を通して感じた成長
──2組目の皆さんからも2021年の振り返りを聞かせてください。
鶴見萌 コロナ禍が続いていたことで、やっぱり世界とは隔たりがあったというか。ほかのアイドルさんと会う機会が少なかったり、自分たちの立ち位置があやふやだったりすることはあるんですけど、そんな中で4月に武道館ワンマンが決定したのをはじめ、いいこともあって。ちゃんと前に進めていることを実感できた、実りのある1年になったんじゃないかと思います。
大和明桜 個人的な話になるんですけど、2021年はめちゃくちゃしゃべったなと感じています。渋谷クロスFMさんでラジオ番組(「虹コンのコレってラジオだったよね?」)をやらせていただいているものの、ライブのMCを含め今までしゃべる仕事を多く経験してこなかったんですよ。でも2021年は1月から「@JAM THE WORLD」という配信番組に参加させていただいていて、MCもちょっと上達してきているのかなって。進行は普通にできるようになったと思います。マイナス30だったのがマイナス1になったくらいには。
山崎夏菜 まだマイナスなんだ(笑)。
大和 まだ噛むから(笑)。あと、TOKYO FMさんの「SCHOOL OF LOCK!」にもレギュラーで出演させていただいたり、虹コンのイベントでもMCをする機会があったり、自分的にえげつない量をしゃべったと思いますね。逆にそれまでの6年くらいはまったくしゃべってなくて。年下組でイベントをすることがあっても、私は絶対に噛むからMCをしてこなくて、愛梨ちゃんとか年下のメンバーに押し付けてたんですよ。でも、最近は話すのが怖くなくなってきたというか、抵抗がなくなってきました。
鶴見 確かに2021年はめちゃくちゃしゃべったよね。
大和 やっぱり噛んだり、よくわからなくなっちゃったりするときはあるので、メンバーに助けてもらってます。
──ほかに1年を通して成長したと思う部分はありますか?
蛭田愛梨 私は2021年が高校生最後の年だったんですけど、ドラマの「カイダン都市伝説~洒落怖~」や「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」、舞台「アリスインデッドリースクール・邂逅」に出させていただいたり、グラビアのお仕事を何回かやらせていただいたり、これからの自分に生かせるお仕事をいろいろと経験することができました。
清水理子 私は2021年にソロデビューをさせていただいたんですが、グループの中でそれぞれに役割がある中、ソロだと1人で全部を担わなければならなくて、めちゃくちゃ大変だなと実感しましたし、普段メンバーに支えてもらっていることを改めて感じました。よりグループのことが好きになりましたね。「ホントはソロでやっていきたいんじゃない?」と聞かれることがたびたびあって、そのことについて自分でも1回じっくり考えたんですよ。ソロでやりたいのか、グループでやりたいのか。その結果、やっぱりみんなと一緒にグループとして大きくなっていきたいと改めて思ったんです。ソロで経験したことをグループで生かしていけたらと感じた1年でした。
山崎 私は今まで1年の目標をあまり立てずに生きてきたんですけど、2021年は声のお仕事を1つでもしたいと思って活動してきたんです。そしたら1年の終わりのほうに「闇芝居 十期」というアニメでアフレコの仕事をいただいて、「やった、叶ったー!」と大喜びしました。
──山崎さんは前回のインタビューで「モチベーション的にはぐわんぐわんでした」とそれまでの1年を振り返っていましたが、その後は安定していました?(参照:虹のコンキスタドール 結成7周年メンバー全員インタビュー|アニバーサリーイヤーを彩る新曲とともに集大成の夏へ)。
山崎 気持ちの浮き沈みはずっとあります(笑)。調子いいときはすごくいいんですけど、落ち込むときはどうしようかと思うくらい落ち込んじゃいます。アフレコのお仕事をやった日も落ち込んじゃいましたが、目標を達成できてよかったです。
石原愛梨沙との接し方
──石原さんは新メンバーオーディションに合格し、夏に虹コンに加入しましたが、ここまで活動してきていかがですか?
石原 最初は先輩たちとの距離を縮められなくて、どうしようと思っていた時期も正直ありました。でも、普通に自分らしくいようと考えるようになったら、次第に先輩たちと自然に接することができるようになって、いい意味で1人ひとりの個性的な面を知れて毎日が楽しいです。
大和 愛梨沙ちゃんからよく話しかけてくれるよね。私たちのほうも接し方がわからなかったんですけど、最近は「目が合うとジワる」と言われるんです(笑)。ちょっとした瞬間に「今、ジワったでしょ」という定番の返しができるようになりました。私、メンバーの中で一番人見知りなんですよ。いつも新メンバーと仲よくなるのに長い年月がかかるんですけど、愛梨沙ちゃんとの接し方のノリはわかってきました。
蛭田 愛梨沙ちゃんは言い間違いがすごく多いんです。例えばジェットコースターをゼットコースターだと思っていたり。
清水 会話の中でゼットコースターと言われても、一瞬「ん?」とは思いつつも、ツッコむことはしないじゃないですか。そうやって気付かれずに生きてきたんだと思います。言葉を雰囲気で覚えていて、全部がちょっと適当なんだよね。虹コンの曲もうろ覚えで歌ってることあるし(笑)。
大和 「じゃんぷ!」に「結構汗だくの毎日に」という歌詞があるんですけど、それを「結局汗だくの毎日に」って覚えてたんです。
鶴見 それもたまたま間違えて歌っちゃったのかなと思って、一度はスルーするんです。でも、そのあとも同じように歌ってるからツッコむっていう(笑)。
清水 そのユルい感じが面白くて好きだなー。
蛭田 あと、セリフパートを言うとき、声の出し方が運動部なんですよ。
清水 「サマーとはキミと私なりっ!!」の「いつもラブラブだよって、言ってたくせにぃぃーっ!!!」というセリフも、「学校へ行こう!」みたいに校舎の屋上から叫んでいる感じで面白いんです。歌声はすごくきれいなのに、そういう面白いところもあって、ギャップが素敵ですね。歌に関しては、めちゃくちゃ透明感のある声をしてるんです。虹コンはみんな素敵な歌声をしているんですけど、今までいなかったタイプの透き通り方をしていて、虹コンの曲にさらに厚みを出してくれています。
大塚望由 仕事の合間に一緒にカラオケに行ったんですよ。Official髭男dismさんをすごく透明感のある声で歌っていて、聴き惚れました。
──2人でカラオケに行ったんですか?
石原 はい。(大塚先輩は)私の師匠なんです。
清水 どこの部分を尊敬しているの? 面白さなの? 歌なの?
石原 なんというか、人間性です。
鶴見 人間性!? 最高だねー(笑)。
──ところで、師匠の大塚さんは以前仲のよかった大和さんとの距離が、復帰後に3mくらい空いたと前に話していましたが、その後縮まりましたか?
大和 2.7mくらいになりました。
蛭田 ちょっとだけ縮んだんだ(笑)。
大塚 今朝も会ったとき、「おはよう」と言うわけでもなく、「……おおっ」とだけ言われて。
大和 いやいや、なんかお互いニヤッとするノリなのかなと思って(笑)。遠征に行くと深夜テンションになるから、そのときはめっちゃ仲いいんですよ。あと、どぶろっくさんのラジオに2人で出させていただいたときが一番仲よく話せたかもしれないです。
大塚 どぶろっくさんと4人で気持ちがひとつになりました(笑)。
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めちゃくちゃいい子なのに、なんでフラれたんだ!