「17LIVE × 森内寛樹 / Hiro from MY FIRST STORY ネクストスター発掘プロジェクト」|17LIVE発のオーディション企画が始動 審査員の森内寛樹が選考ポイントや自身の経験を語る

MY FIRST STORYのHiroこと森内寛樹とライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」によるプロジェクト「17LIVE × 森内寛樹 / Hiro from MY FIRST STORY ネクストスター発掘プロジェクト」が始動した。

このプロジェクトは次世代のアーティストを発掘すべく、「17LIVE」を通じてオーディションを行うというもの。森内はこのオーディションに審査員として参加し、優勝者は森内の全面プロデュースのもとアーティスト活動をスタートすることとなる。音楽ナタリーでは森内にインタビューを行い、「17LIVE」やオーディションの選考ポイント、自身のこれまでの経験について語ってもらった。

取材・文 / 酒匂里奈 撮影 / KOBA

「17LIVE」
配信中 / 17LIVE Inc.
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全世界で4500万以上のユーザーが利用しているスマートフォン向けライブ配信アプリ「17LIVE」通称「イチナナ」。このアプリではライバー(ライブ配信者)として歌唱や演奏、ダンス、ゲーム実況などの模様を配信することができるほか、配信の視聴のみも可能だ。アーティストやタレントがライバーとして配信を行うことも。また「17LIVE」内ではさまざまなイベントやオーディションなどが常時開催されている。

【価格】無料※アプリ内には一部有料のメニューやコンテンツあり。通信料はユーザー負担。

【対応プラットフォーム】App Store / Google Play

「17LIVE」の可能性は無限

──「17LIVE × 森内寛樹 / Hiro from MY FIRST STORY ネクストスター発掘プロジェクト」の話を聞いたときはどんな心境でしたか?

すごくうれしかったです。オーディションに審査員として参加したり誰かをプロデュースしたりできることってなかなかないので。しかも「17LIVE」さんと一緒にやれるということでより高まりましたね。

──もともと「17LIVE」がどんなアプリかご存知でしたか?

もちろんもちろん。台湾が発祥ですよね。

──そこまでご存知だとは。あとは森内さんと交流のある西川貴教さんがテレビCMに出演していたりもしますね。

そうですよね。僕の友達でも使っている人がけっこう多いです。

森内寛樹

──では「17LIVE」にはどんな魅力があると思いますか?

今の時代に合ったアプリだし、いつでもどこでも誰でもライブ配信できるという部分が魅力だと思います。今って昔と違ってどんな環境下でも人の前に出れるしいろんなことを発信できるわけじゃないですか。顔も声も出さずに作品を見てもらうことだってできるし。昔はアーティストになろうと思ったら、曲を作って、ライブをして、メジャーデビューをして……という流れが定番だったと思うんですけど、そういう流れや概念が壊れ始めている気がするし、いい意味でそんな枠組みにとらわれていない時代だなと。「17LIVE」はその最たるものというイメージ。もし今、僕がまだ音楽活動を何もしていないタイミングだったら「17LIVE」をやっているだろうなと思いますね。可能性が無限なので、超楽しいんじゃないかなと。

森内寛樹

──MY FIRST STORYは過去にミュージシャンの夢を応援する企画を行ったこともあります。その企画映像などを拝見して、森内さん自身、もともと誰かをプロデュースしたい、夢を応援したいという思いが強いのかなと。

そうですね。バンドが自分のやりたいことだし、バンドで見たい景色があるのはもちろんなんですけど、何年かバンド活動をするうちに、0から1にするよりも、1を10にするほうが自分に向いているんじゃないかと思う瞬間がけっこうあって。だからそういう機会をもらえるのであればガッツリやってみたいなというのは前から思っていましたね。

──今回のプロジェクトを機に、今後プロデューサーとして活躍する森内さんの姿が見られるかもしれないですね。

かもしれないですね(笑)。シンプルに自分がカッコいいと思った人を応援したくて。声がいいなと思ったりその人のビジョンが見えたりすると、その上に自分が培ってきたものをエッセンスとして加えられたらいいなと思うんですよね。

自分のやりたいことと素質のシンクロ率

──森内さんが思うアーティストがブレイクするポイントがあれば教えてください。

僕が個人的に思うのは、自分のやりたいこととその人が向いていることのシンクロ率が高いことですかね。それが高ければ高いほど、目標まで進むスピードも速いと思いますし、サクセスできるだろうから、本人もやっていて楽しいんじゃないかなと。そこがうまくシンクロしていないことが超多いと思うんですよね。すごい才能を持っているけど、その才能を使える分野じゃないことをやりたくてそっちに力を入れていたりとか。もちろん本人がやりたいことだからそれはそれでいいと思うんですけど、客観的に見るともったいない気がして。自分の素質を客観視するのは難しいと思いますし、そういう意味ではいい方向に導いてくれるパートナーやプロデューサーがいる人は強いなと思いますね。

──ご自身のやりたいことと素質のシンクロ率についてはどう思いますか?

僕の場合はやりたいことをやっているほうが多くパーセンテージを占めているというか、プライオリティは高いですね。

──ちなみに森内寛樹名義でソロデビューして、カバーアルバムをリリースするというのはご自身のやりたいことだったのでしょうか?(参照:マイファスHiro、森内寛樹としてユニバーサルミュージックよりソロデビュー

そうです。1年半くらい前、コロナのことがあって外出を自粛していて仕事もなかった時期に、いろんな人からほかのアーティストの曲をカバーしてみたら?と言われたんです。その時期にいろんな人が「歌ってみた」動画を上げていたこともあって。なのでこの機会にやってみようという感じでした。

──ある意味自己プロデュースの一環ですね。

暇だったからって感じですけどね(笑)。

──ソロで歌うのとバンドで歌うのでは感覚が違いますか?

そうですね。もしこの先ガッツリとソロでオリジナルを作る機会が巡ってきたとしても、バンドとは全然違った音楽にしたいなと。ソロでカバーアルバムを作るのは初めてなことだらけでしたけど、新しいことに挑戦するのって意外に楽しいなと思いました。あと、考えすぎるとドツボにハマるなと。ほかのアーティストの曲って、すでにイメージができあがっているじゃないですか。それをどこまで自分なりにアレンジするのか、どこまで壊すのか、どこまで再現するのか、ということが自分の中で混ざり合って戦っているような感じでした。そこの折り合いをつけるのが難しかったかな。