劇場作品「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」が11月25日に封切られる。本作は異世界で1匹のスライムに転生した主人公リムル=テンペストが知恵と度胸で仲間を増やしていくテレビアニメ「転生したらスライムだった件」の劇場版。魔王に進化したリムルが治める魔国連邦(テンペスト)の西に位置するラージャ小亜国を舞台に、リムルの仲間であるベニマルと、劇場版オリジナルキャラクター・ヒイロを中心とした“絆”の物語が展開される。
ナタリーでは同作の公開を記念して映画、音楽、コミックの3ジャンルで特集を展開する。第1弾となる映画ナタリーの特集では2人そろって「転スラ」ファンだというマヂカルラブリーが登場。第2弾の音楽ナタリーの特集では、本作にゲスト声優として出演するEXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBEの世界が、同グループに所属する佐藤大樹に作品の魅力を語る対談をお届け。第3弾となるコミックナタリーの特集では、原作小説の作者にして本作ではストーリー原案を担当した伏瀬、リムル役の岡咲美保、プロデューサーの杉本紳朗による鼎談を掲載する。
2013年に伏瀬がWeb小説投稿サイトに投稿し、現在は9億PVを突破する人気となった「転生したらスライムだった件」、通称「転スラ」。2014年にはみっつばーのイラストを加えた小説版の1巻が刊行され、2015年には川上泰樹によるコミカライズ版が月刊少年シリウス(講談社)で連載開始。スピンオフマンガなどを含めた関連書籍のシリーズ累計発行部数は3000万部を突破している。2018年にはテレビアニメ化。スライムとして転生した元サラリーマンのリムル=テンペストが仲間とともに奮闘し、異世界で頭角を現すまでを描いた第1期、リムルが魔王の一柱(ひとり)にまでのぼり詰めた第2期が放送された。さらには第3期の制作も決定している。そんな人気作がついに劇場版まで“進化”。この「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」はストーリー原案を原作者の伏瀬が担当している。
魔国連邦(テンペスト)の西に位置するラージャ小亜国。かつては金の採掘で栄えていたが、今はその繁栄は見る影もなく、湖は鉱山毒に侵され、国は危機的状況に陥っていた。女王トワは、王家に代々伝わるティアラの魔力を使い、毒を取り除いて民を守っていたが、その代償としてティアラにかけられた呪いを全身に受けてしまい、命を蝕まれていた。そんな中、テンペストに突如現れた、大鬼族(オーガ)の生き残り・ヒイロ。ベニマルたちの兄貴分だったというヒイロは、トワに命を救われ生き延びていたのだった。自分を救ってくれたトワとラージャ小亜国を守るため、テンペストのリムルに助けを求めに来たヒイロは、ベニマルと運命の再会を果たす。ラージャの危機を救うため、そしてトワにかけられた呪いの謎を解くため、リムルたちはラージャへ向かうが、そこには驚くべき陰謀が待ち受けていた……。
- リムル(CV:岡咲美保)
- 前世は三上悟というごく普通のサラリーマンだったが、事件に巻き込まれ、異世界でスライムに転生した。多数の能力を生かして森に住む多くの魔物たちと仲間になり、ついには魔物の国ジュラ・テンペスト連邦国の盟主かつ、魔王の一柱(ひとり)にまでのしあがった。
- トワ(CV:福本莉子)
- テンペストの西側にある小さな国・ラージャ小亜国の現女王。王家に代々受け継がれているティアラの魔力を使い、自国の鉱山の毒を中和し、ラージャの民を守っている。しかし、その代償の呪いで命を蝕まれている。
2022年11月28日更新