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「センセイ君主」竹内涼真×浜辺美波インタビュー|“胸ボンババぼん”が染みてくる!ド直球ヒロインが教えてくれること

「ヒロイン失格」で知られる幸田もも子の同名マンガを、「君の膵臓をたべたい」の監督・月川翔が実写映画化した「センセイ君主」が、8月1日に封切られる。本作は、ヒネクレ者の高校教師・弘光由貴と、彼に恋した少しおバカな女子高生・佐丸あゆはの関係を描くラブコメディ。弘光を竹内涼真、あゆはを浜辺美波が演じた。

映画ナタリーでは本作の公開を記念し、竹内と浜辺にインタビューを実施。一見クールだが実は人間らしく繊細な弘光、そして変顔やモノマネもいとわない体当たりヒロイン・あゆはという役が作り上げられた過程に迫る。さらに劇中に登場する印象的なセリフ「ガチ恋したら胸ボンババぼん」が心に染みてきたという2人に、本作の名言から学んだことを語ってもらった。

取材・文 / 浅見みなほ 撮影 / 小原泰広

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自然にアクシデントが起こればいいね(竹内)

──本作では、ド直球なヒロイン・佐丸あゆはがヒネクレ者の弘光由貴を変えていくドラマが描かれました。コメディパートの振り切り方も、いわゆる通常のラブコメ映画とは一線を画す仕上がりでしたが、オファーを受けた当初からこのような完成形をイメージしていましたか?

浜辺美波 監督は最初に「できるだけ短くしたい」とおっしゃっていたんです。なので、どれくらいギュッとしたテンポ感になるんだろう?と想像しながら演じていましたね。

竹内涼真 少女マンガが原作のラブコメディですけど、役をいただいたとき、あまりそういう形にとらわれず一から気持ちを作っていきたいなと思いました。マンガのシーンをただ再現するのではなく、あゆはと弘光先生が出会ってから、少しずつ気持ちを積み重ねて行く過程を描きたくて。「ラブコメ映画だからこう作ろう」という思いはなく、とにかく「映画が面白くなるように」という気持ちを持っていました。

左から浜辺美波、竹内涼真。

──先日行われたイベントでも「いわゆる壁ドンや顎クイを見せるだけの映画ではなく、そういったシーンに行き着くまでにどういう感情の流れがあるのかを考えた」とおっしゃっていましたね(参照:「センセイ君主」山田裕貴と北川景子も出演、竹内涼真が「見つけてあげてください!」)。

竹内 そういうシーンに行き着く必然性が生まれるように、美波ちゃんと「自然にアクシデントが起こればいいね」と話して、流れを大事にしながら演じました。ただ、もちろん胸キュンシーンは画としてきれいに撮りたくて。例えば先生の家に来たあゆはが、バックハグされたと勝手に勘違いするシーンは、けっこう相談したよね。

「センセイ君主」より。左から浜辺美波演じる佐丸あゆは、竹内涼真演じる弘光由貴。

浜辺 そうですね。ああいうシーンは、角度が大事ですからね!

竹内 そうそう。あくまで勘違いだから、近付きすぎてもいけないし。しかもあのショットは棚側から抜いているから、高さの調節も難しかった。

浜辺 監督も楽しそうに悩んでいました。

竹内 監督、楽しそうだったよね(笑)。

ペン回しの先生には本当に申し訳なかった(竹内)

──ではそれぞれの役作りについて伺えればと思います。細かい技術の話になっていますが、弘光はピアノが下手という設定にもかかわらず、竹内さんはまずきちんと弾けるように練習したそうですね。

「センセイ君主」より、竹内涼真演じる弘光由貴。

竹内 最初から下手に弾くのが難しくて。もともと知っている曲だったので、ベースのメロディが頭に残っちゃっている分、一度ちゃんと覚えようと思ったんです。

浜辺 そんなに弾けなくてもいいのに!と思うくらい、すごくお上手でした(笑)。竹内さんが練習して、だんだんとうまくなっていくのを横で見ていたので、感動しました。

──竹内さんはもともとピアノの経験があったのですか?

竹内 まったくありません、初めてです。でもサビだけなので、みんなできると思いますよ。美波ちゃんだって、ちょっと練習したらすぐにできると思う。

浜辺 (即座に首を横に振る)

竹内 絶対できるから!(笑) だって、楽器の経験あるでしょ?

浜辺 経験はありますが……今回、練習期間も短かったので。竹内さんはあのシーンのためだけにピアノの先生のところへ習いに行っていて、本当にすごいなと思いながら見ていました。

──役作りの徹底ぶりに関する話で言うと、竹内さんは今回、ペン回しのシーンのためにペン回しの世界チャンピオンから技を習ったと伺ったのですが……。

竹内 ははは(笑)。確か、ペン回しの世界大会の優勝者の方なんですけど、僕も詳しくなくて……。難しい世界なので。

浜辺 そうですよね。私たちには選考基準もわからないですし。

竹内 先生がものすごく華麗にペンを回すので、コツを聞いたんですが、「ヒタレンです」と言われて。いまいちその言い回しがわからなかったんですが、「ひたすら練習」という意味でした(笑)。ペン回しは本当に難しかったですね。僕はだいたいのものは練習すればある程度できるようになるほうなんですけど、これに関してはできなくて悔しい思いをしました。でも指導していただいたのに、結局本番でできずに終わってしまって……。本当に申し訳なかったですね、先生には。

一同 (笑)

──気持ちの面では、どのように役作りをしていきましたか? 映画の中の弘光はクールでヒネクレ者ですが、人間らしい迷いのある人物に思えました。

竹内涼真

竹内 もちろん最初に設定を聞いてある程度キャラクター像は考えていたんですが、今考えてみると、あゆはとの関係の中でできあがっていったのかなと感じます。冒頭であゆはと出会った瞬間から、2人の関係が作り上げられていく。その中でお互いの言葉やリアクションを受けるうちに、弘光先生という人物も変化していきました。だから、美波ちゃんとお芝居をしながら、本読みをして、リハーサルをして、だんだんとお互いに見えてきたような気がします。

浜辺 そうですね。

竹内 弘光先生はあまり感情を表に出さないから一見クールに見えるんですけど、あゆはのようなパワフルな女の子を前にしたとき、やっぱり困るんですよ。うまく扱えないからいなしたように見えるけど、実はそんなに器用に対応できているわけではなくて、そこがすごく面白いポイントだと思います。人ってどんな相手といるかによって、ちょっとずつ態度が違うんですよね。たとえば弘光先生も同級生といるときは全然違う人物で、タメ口だと思います。あゆはといるときはもちろん先生と生徒として接しているんだけど、彼女のストレートさに思わず素が出てしまうこともあるんです。

周りの皆さんの面白いお芝居をムズムズしながら見ていた(浜辺)

「センセイ君主」より、浜辺美波演じる佐丸あゆは。

──続いては変顔やモノマネにも果敢に挑んだ浜辺さんの役作りについてお聞かせください。ドラマ「崖っぷちホテル!」で浜辺さんのコメディエンヌとしてのイメージも広がったと思いますが、本作はそれよりも前に撮影しているんですよね。

浜辺 はい、「崖っぷちホテル!」よりもこの映画のほうが先に撮影をしていました。ただ、こういう役を演じることにためらいはなくて、実はコメディをずっとやってみたいと思っていたんです。

竹内 そうなの!?

浜辺美波

浜辺 コメディを観るのも好きだったので。それから以前出演した「賭ケグルイ」というドラマで、矢本悠馬さんやほかの皆さんが面白いお芝居をしているとき、私はずっとムズムズしながら見ていたんです。その頃から自分もコメディをやりたいなと思っていて。だからこの現場がすごく楽しみでしたし、実際とても楽しかったです。もともと幸田もも子先生のマンガが好きで、「センセイ君主」の原作も読んでいたので、なんとなく私の中にあゆはちゃん像ができていました。それを頼りにしつつ、実写ならではの面白さや距離感を作っていきたいと思っていました。

──先日のイベントで、金八先生のモノマネシーンの話になったとき「浜辺家の血が騒ぎました」とおっしゃっていたのが意外でした(参照:「センセイ君主」竹内涼真へ佐藤大樹が“弘光派”宣言、浜辺美波は「羞恥心捨てた」)。

浜辺 浜辺家は、祖父の代からずっと同じ伝統の“いじり”がある、面白い家系なんです。もしかしたら静かな家族っていうイメージがあるかもしれないですが、みんなすごく明るくて。父も面白いことがすごく好きなんです。外では普通なんですけど(笑)。

竹内 (笑)

──お父さんはこの作品をご覧になりましたか?

浜辺 この間、観に来てくれました。でも、父は何も言っていなかったです(笑)。

竹内 ははは! 何も言ってなかったんだ。

浜辺 私の出演作に関して、あまり感想は言わない人なんです。でも母は「テンポがよくて面白かった」「先生はカッコいいし、どのキャラクターもかわいかった。先生はもちろん、観れば観るほどいろんなキャラクターを好きになっちゃう」と言ってくれて、本当にうれしかったですね。

竹内 それはうれしいね。

──竹内さんのご家族はいかがですか?

竹内 うちの母、この映画を観て泣いたらしいですよ。それを聞いて、照れくさくて笑っちゃいました(笑)。

浜辺 ええ! そうなんですね。

「センセイ君主」より。左から佐藤大樹演じる澤田虎竹、浜辺美波演じる佐丸あゆは、竹内涼真演じる弘光由貴。

竹内 確か、弘光先生の本心が明かされるところで泣いたみたいです。あと21歳の妹は、自分の恋愛について考えてしまったと言ってました。あゆはが“好き”という気持ちに対して一直線なので、観ていて「本当は自分もそう生きたいのに」という気持ちを引っ張り出されたらしいです。やっぱりあゆはは、ド直球を超えて“最短距離ルート”の人なんですよ。みんなは苦労しないようにたくさん回り道するところを、どんなに障害があってもまっすぐ進み続ける。どこか刺さる部分があったみたいで、感想を聞いていて面白かったですね。

浜辺 そうですね。すごくうれしいです。

「センセイ君主」
2018年8月1日(水)全国公開
「センセイ君主」
ストーリー

告白7連敗中の佐丸あゆはは、恋に恋するパワフル女子高生。ある日、クラス担任の代理としてやってきた、イケメンだけどヒネクレ者の数学教師・弘光由貴に恋をしてしまう。どんなにバカにされても「絶対に先生をおとしてみせます」と宣戦布告するあゆは。弘光の「そこまで言うならおとしてみなよ」という言葉を受け、彼女の全方向に間違った猛アタックが始まる。そんな恋愛バトルに、あゆはの幼なじみ・虎竹や、弘光の幼なじみである音楽教師・秋香も参戦し……?

スタッフ / キャスト

監督:月川翔

原作:幸田もも子「センセイ君主」(集英社マーガレットコミックス刊)

脚本:吉田恵里香

主題歌:TWICE「I WANT YOU BACK」(ワーナーミュージック・ジャパン)

出演:竹内涼真、浜辺美波、佐藤大樹(EXILE、FANTASTICS)、川栄李奈、矢本悠馬、佐生雪、福本莉子、新川優愛ほか

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竹内涼真(タケウチリョウマ)
1993年4月26日生まれ、東京都出身。2014年放送の「仮面ライダードライブ」に主演し注目を集める。主な出演作は「青空エール」、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」、「過保護のカホコ」「陸王」といったドラマなど。2017年には「帝一の國」で大鷹弾を演じ、日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。2018年にはドラマ「ブラックペアン」にレギュラー出演したほか、参加作「走れ!T校バスケット部」の公開を11月3日に控える。現在3rd写真集「Ryoma Takeuchi」が発売中。東京・池袋パルコをはじめ、全国5カ所で初の写真展も開催される。
浜辺美波(ハマベミナミ)
2000年8月29日生まれ、石川県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションニュージェネレーション賞を受賞し、同年主演作「浜辺美波 ~アリと恋文~」で映画デビュー。実写ドラマ版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」での本間芽衣子役で話題になる。その後「咲-Saki-」シリーズやドラマ「賭ケグルイ」、映画「となりの怪物くん」に参加。映画「君の膵臓をたべたい」で日本アカデミー賞新人俳優賞などに輝いた。

ヘアメイク / 佐藤友勝(竹内涼真)、鎌田順子(浜辺美波)
スタイリング / 徳永貴士(竹内涼真)、瀬川結美子(浜辺美波)