ディズニーとスクウェア・エニックスから生まれた、多くのゲーム好きを唸らせてきたアクションRPGシリーズ「キングダム ハーツ」。その最新作「キングダム ハーツIII」が、ナンバリングとしては十数年の時を経て、1月25日(金)にPlayStation®4(PS4®)とXbox One向けに発売される。初代「キングダム ハーツ」から続いてきた“ダークシーカー編”が完結する本作の発売を待ち望んでいた人々の数は計り知れない。
そのうちの1人に、偶然にも第1作がリリースされた2002年に俳優デビューを飾った本郷奏多がいる。映画ナタリーでは「キングダム ハーツ」シリーズをリアルタイムで追ってきた本郷に新作をプレイしてもらい、感想を聞いた。「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」シリーズといったスクウェア・エニックスが誇る傑作の多くをプレイしてきた本郷は、「キングダム ハーツIII」をどう見たのか? また、シリーズのテーマソングを担当している宇多田ヒカルのライブを楽しめるVRコンテンツも紹介する。
取材・文 / 小澤康平 撮影 / 吉澤健太
本郷奏多がPlayStation®4で「キングダム ハーツIII」をプレイ
本郷はまず「トイ・ストーリー」が舞台の世界へ。ゲーム開始と同時にコントローラーの設定を自分仕様に変更し、あっという間に敵を撃破していくさまにはゲーマーの素養がうかがえた。「トイ・ストーリー」を子供の頃に観たという本郷は「親しみあるキャラクターが一緒に戦ってくれるのはワクワクしますね」とゲームの魅力に言及する。
「キングダム ハーツIII」テーマソング担当
宇多田ヒカルのライブを楽しめるVRコンテンツも体験
「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 - “光” & “誓い” - VR」が1月18日より一般配信されている。PlayStation®VR(PS VR)を持っている本郷にとっても、宇多田が目の前で歌っているかのような感覚は“新体験”だという。
※同コンテンツを鑑賞するにはPS VRが必要となります。
メイキング映像も公開中
本郷奏多 インタビュー
僕世代のゲーマーはみんな通ってる道の1つ
──「キングダム ハーツIII」、シリーズファンから見ていかがでした?
いやあ……楽しかったです(笑)。
──「キングダム ハーツ」「キングダム ハーツII」はリアルタイムでプレイされてたんですよね。
そうですね。1が出たのが小学校高学年のときだったかな。お兄ちゃんがやっているのを観たりもしていました。幼かった僕には序盤に出てくる敵が倒せなかったりして、お兄ちゃんに倒してもらった記憶もあります。
──当初から「キングダム ハーツ」には注目を?
ディズニーとスクウェア・エニックスの作品ということで、やっぱり人気は高かったです。僕世代のゲーマーはみんな通ってる道の1つなんじゃないかなと。
──小学生のときからゲームはよくやられていたんですか?
昔から好きでいろいろやってました。全部ではないですけど、「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」シリーズはかなりやってます。今は「キングダム ハーツIII」発売に向けて1と2をやり直してるところで。やっぱりFFやDQとは違った面白さがありますよね。
──どんな部分に面白さを感じてるんでしょう。
僕はアクションゲームが一番好きなんですけど、「キングダム ハーツ」のアクションは操作性が優れてるなあと。簡単な操作で派手なアクションを出せるんです。技の演出も1つひとつにこだわりを感じるので、映像を観ているだけでも楽しさがあります。あとディズニーのキャラクターが出てきたり世界観はかわいい一方で、ボスは強かったりして。普段はゲームをやらない人もゲーマーの人も、双方が楽しめる理由の1つだと思います。
──なるほど。ちなみに、自身と似てるキャラクターっていたりします?
ドナルドですかね。ちょっと口が悪くて、ずる賢い感じとか。間違ってもソラみたいな正義感たっぷりのキャラではないです(笑)。
次のページ »
「ファイナルファンタジーX」を初めてやったときの衝撃と似ている
- 「キングダム ハーツIII」
- 2019年1月25日(金)発売
販売元:スクウェア・エニックス
対応機種:PlayStation®4 / Xbox One
アクションRPG「キングダム ハーツ」シリーズのナンバリング3作目。2002年にリリースされた「キングダム ハーツ」から続いてきた物語“ダークシーカー編”の完結編となる。「トイ・ストーリー」「アナと雪の女王」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ベイマックス」などディズニーの作品を舞台としたワールドが多数登場。過去シリーズでも楽曲提供を行ってきた宇多田ヒカルの「誓い」がエンディングテーマソングとして書き下ろされた。
©Disney. ©Disney/Pixar. Developed by SQUARE ENIX
- 宇多田ヒカル「Face My Fears」
- 2019年1月18日(金)発売 / EPICレコードジャパン
-
[CD] 1400円
ESCL-5150
- 収録曲
-
- Face My Fears (Japanese Version)
- 誓い
- Face My Fears (English Version)
- Don't Think Twice
- 本郷奏多(ホンゴウカナタ)
- 1990年11月15日生まれ、宮城県出身。2002年「リターナー」で俳優デビューを果たし、2005年「HINOKIO」で映画初主演を務める。以後「NANA2」「GANTZ」「進撃の巨人」などに出演した。映画、ドラマ、舞台と幅広く活動し、「BTOOOM!」「ガンダムビルドファイターズ」「ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園」「いぬやしき」といったアニメ作品で声優にも挑戦。ドラマ「アカギ」「ラブホの上野さん」でも主演を務め、映画「鋼の錬金術師」「いぬやしき」にも参加した。2019年2月22日には主演作「凜-りん-」、4月19日には成蟜を演じる「キングダム」の公開を控えている。