映画「凜-りん-」 PR

「凜-りん-」佐野勇斗×本郷奏多×須賀健太×亀田侑樹×櫻井圭佑 座談会|年齢も性格もバラバラ、“同級生”を演じた5人はお互いをどう見た?

又吉直樹が2007年に舞台脚本として書き下ろした初の長編作品「凜」。公演から10年以上の時を経て、同舞台を原作とした映画「凜-りん-」が2月22日に公開される。本作は神隠しの伝説がある村を舞台とした青春群像サスペンス。又吉自身も脚本監修で参加している。

映画の公開を記念し、このたび主要キャストである佐野勇斗、本郷奏多、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑による座談会を実施した。年齢も性格も違う5人が“同級生”を演じて、お互いどのように距離を縮めていったのか? 撮影秘話とともに本音が飛び交う。最後は仲良し自撮りショットも掲載! 主題歌と挿入歌を提供したロックバンド、ハルカミライの橋本学(Vo)によるコメントも要チェックだ。

取材・文 / 金須晶子 撮影 / 星野耕作

登場人物

野田耕太:佐野勇斗
野田耕太:佐野勇斗
純朴な高校生。ノリがよくいたずら好きだが、責任感が強く友達思い。両親が離婚して母親と2人暮らし。
天童義男:本郷奏多
天童義男:本郷奏多
東京からやって来た転校生。耕太たちと仲良くなるが、何か隠しているような闇を感じさせる。友達を思うあまり熱くなる一面も。
石倉優太(大仏):須賀健太
石倉優太(大仏):須賀健太
いつもニコニコしているため、あだ名は「大仏」。昔は頭がよく“神童”と呼ばれていた。
折田竜二:亀田侑樹
折田竜二:亀田侑樹
学校イチの情報通で好奇心旺盛。実家は八百屋。
真島泰輔:櫻井圭佑
真島泰輔:櫻井圭佑
喧嘩っ早いが、誰にでも気さくに接するムードメーカー的存在。

座談会

ほんっとに、うるさかった!(須賀)

──撮影は2018年3月頃に行われたそうで。髪の色が明るくなった人もちらほらいますが、今日ひさびさに再会してみていかがですか?

左から本郷奏多、佐野勇斗。

本郷奏多 だいぶ風紀が乱れましたね。

佐野勇斗 風紀って!

須賀健太 田舎の純朴な高校生ではなくなっちゃった。

櫻井圭佑 なんかヤンキーになったみたい(笑)。

──取材前から楽しそうにしゃべっていましたね。同級生の仲良し5人組を演じた皆さんですが、撮影時も初めからにぎやかな雰囲気だったんですか?

亀田侑樹 最初はめちゃくちゃ緊張してました。僕と櫻井くんはオーディションで役が決まったので、2人でリハーサルする期間があったんです。でもほかの3人はいきなり現場で会うことになってて。櫻井くんと喫茶店でよく「やべーよ!」って言い合ってたもんね。

櫻井 そうそう。だから亀田くんとは最初から仲が良かったんです。勇斗も共演経験があったから、僕のこと覚えててくれて。あと帰りのバスでずっと健太くんに話しかけてました。茨城のほうで撮影だったんですけど、東京まで帰る1時間半ぐらいずっと。

左から櫻井圭佑、須賀健太。

須賀 ほんっとに、うるさかった!(笑) 撮影が終わってヘトヘトだし、バスで寝たかったりするわけですよ。なのに隣で熱心にしゃべりかけてきて。

櫻井 でもおかげで健太くんと仲良くなれたので。仲良くなれましたよね?

須賀 仲良くなった。

櫻井 そこは認めるんすね。面白くならない!(笑)

須賀 まあ本当だからね。あと僕、うれしいことがあって。本郷くんとは小さい頃からお互い知ってるんだけど、今回初めてご一緒できたんです。だから現場ではどんな人なんだろう?って楽しみで。それで撮影が始まって、半分ぐらい過ぎた頃に「須賀健太好きだわ」って言ってもらえたんです。一番うれしくて心に残ってます。

本郷 須賀くんも僕も芸歴が長いから、我々だけが現場で気付いてしまうことが多いというか。スタッフさんのちょっとした行動で、あれ?と思うことがあったりしたら一緒に毒を吐いてくれるんですよ。

須賀 ちょっと待って、毒は吐いてない! でも誰も触れないからツッコミたくなっちゃうことはあったかな(笑)。

亀田 ああ、リンゴのシーンとか?

──5人で1つのリンゴを回しながらかじる場面がありましたね。5人の距離が縮まる、いい雰囲気のシーンでした。

本郷奏多

本郷 本番まで大切に保管されていたリンゴを、スタッフさんが手袋をして持ってきてくださったんです。でも僕らに渡す瞬間、なぜか手袋を外して素手で「どうぞ」って。

一同 あった、あった(笑)。

須賀 せっかくそこまで手袋で持って来たのに! 本郷くん、潔癖症だって言うから心配しちゃった。当たり前だけど演技では全然平気そうにしてたよね。

本郷 カットかかった瞬間、森の奥でペーッ!って吐き出したよ(頭を大きく振りながら)。

櫻井 見てました、その瞬間(笑)。

佐野 僕も。思わずみんなで笑った!

奏多くんの一言で吹っ切れた(佐野)

──佐野さんは事務所の先輩である本郷さんと初共演でしたね。現場をともにした感想を教えてください。

佐野勇斗

佐野 めっちゃ怖かったです。いや、怖そうと思ってたんですよ。ミステリアスな方なのかな?って勝手にイメージを抱いたり。でも優しかったです。僕が奏多くんにつかみかかるシーンがあるんですけど、そのときに「本気で来て大丈夫だから」と声をかけてくれて。リハーサルではちょっと遠慮してたんですよ。痛いかなと思って。本番もそこまで強くやるつもりではなかったんですけど、奏多くんのその一言で吹っ切れたので思い切り行けました!

本郷 (小声で)痛かったな。

佐野 ちょ、え、マジっすか!? すいません……。

本郷 (笑)。でもまっすぐぶつかってきてくれたおかげで、印象的なシーンになったと思う。作品の緊張感も一気に高まったし、素敵なお芝居でした。

佐野 本当ですか? よかった……。

──現場では演技に関してお互いによく話し合ったりしていたんですか?

須賀 ちゃんとした話し合いは特にしてないよね? かなりタイトな撮影だったけど、みんな自然に意思疎通できてたからかな。瞬発的にどんどん面白いことが生まれていって、それを反映させたり。5人で話してる場面の空気感やテンポは台本通りというより、かなり自然な感じに近かったです。

「凜-りん-」

櫻井 そうそう。5人のシーンはアドリブが多かった。それぞれ役のキャラに合わせたセリフとかリアクションを考えたり。印象的なのは(山口紗弥加演じる)のぞみ先生をフェンスから見てああだこうだ言うシーン。

亀田 みんな基本的にがっついてるんだけど、1人ひとりのがっつき方が違ったよね。竜二は興奮して「彼氏いるんですかー!?」って聞くし、耕太は黙ってじっと見つめてたり。そのへんの違いも楽しんでほしいです。