「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」濱田龍臣×石黒英雄×青柳尊哉インタビュー|ジードとオーブのウルトラマン愛、あふれる!あの男も乱入!?

  • ウルトラ戦士の背後に佇むのは……
  • 見覚えあるこの男、ジャグラス ジャグラー!?
  • ついに接触の瞬間が……
  • 乱入、大成功!

あの男がウルトラ戦士と並び立つ⁉︎

青柳尊哉 お邪魔します。

──というわけで、ここからはジャグラス ジャグラー役の青柳さんにも加わっていただきます。

青柳尊哉

青柳 実は途中からずっといたんですけどね(笑)。

──すみません、「2作の主人公同士で語ってもらう時間が欲しい」というこちらの都合で茶番に付き合っていただいて……。

石黒 やらせておいて「茶番」って言うのは駄目でしょう(笑)。

──重ね重ねすみません……(笑)。「劇場版 ウルトラマンジード」の話に戻るんですけど、上映決定イベントの際、濱田さんが沖縄ロケの裏話として「青柳さんと小澤さんが毎日のように飲みに行っていた」と言われてました(参照:「ウルトラマンジード」坂本浩一にとって濱田龍臣はいい息子!ドンシャインも登場)。青柳さんと小澤さんはどんなお話をされていたんですか?

青柳 まあ基本的には「明日も朝早いな」とかそんなことですよ。あとはお芝居の話っていうよりは、30を過ぎた男たちの、それなりの悩みについて語り合っていました(笑)。

濱田石黒 (笑)

左から青柳尊哉、濱田龍臣、石黒英雄。

──(笑)。先ほど濱田さんと石黒さんからは、「ウルトラマンは子供たちに勇気を与える」みたいなお話を聞いていたんですけど、ジャグラー役の青柳さんって、ちびっ子からはどう見られてるんですか?

青柳 石黒くんがさっき、「『子供が受験なのでガイさんが応援してください』って頼まれる」って話をしていたじゃないですか。僕の場合はそこで「勉強しないなら、たたき斬るぞ!」って言います。

──応援とはまた違うんですね。

青柳 叱咤激励というか、そういうケツのたたき方ですね。「怒ってくれ」ってよく言われますね。あと親御さんは子供に「勉強しないとジャグラー呼ぶぞ」とか言うらしいです。なんだと思われてるんですかね?

──ナマハゲ扱いじゃないですか(笑)。

青柳 ですよね(笑)。

──ジャグラーって最初は悪役で、「オーブ」最終話や映画では、正義に寝返ったわけでもないけどオーブたちと共闘するという特殊なポジションです。共闘は当初から予定されていたことなんでしょうか。

青柳 いや、何も聞かされてなかったですね。でも僕の中では「共闘している」というよりは、自分の目的地に向かっていく中で、結果としてそう見えるだけなのかな、とは思っています。

「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!」より、左からジャグラス ジャグラー、ウルトラマンオーブ オーブオリジン、ウルトラマンジード ウルティメイトファイナル、ウルトラマンゼロ ビヨンド。

──なるほど。今回の映画では、予告でもジャグラーとジード、オーブ、ゼロが並ぶシーンがフィーチャーされていて、「4大ヒーロー勢ぞろい!」という印象です。今の話を聞くと、ジャグラーがそういった扱いをされることに関しては複雑な思いなんでしょうか。

青柳 (即答で)猛烈に。

──(笑)。

青柳 猛烈に複雑です。決してそんなつもりはなかったので。

テレビでヒーローになったリクが、その後どう生きるのか(濱田)

──「オーブ」のガイさん、ジャグラーさんが「ジード」の面々と共演した感想はいかがでした?

石黒 「オーブ」と「ジード」はやっぱり雰囲気が違いますからね。例えるなら「オーブ」が男子校で「ジード」が共学。

青柳 わかりやすい。

石黒 実際、「ジード」の皆さんは女性とすごく和気あいあいとしゃべってるのを見て、「オーブ」とは雰囲気が全然違うなって。

「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!」

青柳 そんなこと思ってたんだ(笑)。いや、確かに同じクルーが撮っているけど、「ジード」のほうがキラキラ感もあるし、温かさも違う雰囲気がありますね。

石黒 違いますね。「ジード」は汗臭さ感がなかったですよ。「オーブ」はとにかく、男子校の汗臭さ感というか……。

青柳 芝生とグラウンドぐらい違った(笑)。それに「ジード」と「オーブ」では、クレナイ ガイという強いヒーローに対して、朝倉リクは成長していくヒーローというのも違うし。

濱田 青柳さんは沖縄で一緒の撮影が長かったこともあって、レイト(役の小澤雄太)さんとも仲良くなってましたよ。ムードメーカーのレイトさんと一緒に雰囲気作ってくれてたんで、「あれ、本編の撮影も一緒にいたかな?」って思うところはありました。それはライハ(役の山本千尋)とかにも言われてましたよね。

青柳 「この人、25話分(一緒に)やってきたんじゃないかと思う」って言われました(笑)。

青柳尊哉

──全然違う作品と言いつつ、青柳さんはなじんでたんですね(笑)。

濱田 一方の石黒さんは、最後だけ参加されて、風来坊っていうか一匹狼っていうか。まさに「ヒーローは遅れてやってくる」って感じでした。カッコよく登場して、さっとカッコよく退場するっていう。あんまり深くお話ができなかったのは残念でしたけど。

石黒 今の話、ウルトラマンとして聞くと心地よいですけど、途中から来ていいとこだけ持っていくのって最低ですよね。(濱田に)ごめんなさいね。

濱田 いえいえ(笑)。

石黒 さっきも言いましたけど、本当に申し訳ないなって気持ちもあります。ジードの映画に、クセの強い2人が入っちゃって。謝りたいところではありますよね。

青柳 申し訳ございません。

濱田 (笑)

──最後に、「劇場版 ウルトラマンジード」の観どころを教えてください。

青柳 やっぱり、「ジード」のメンバーが25話かけて築き上げてきた時間があると思うんですよね。その中で彼らがリクに渡していく言葉の強さ。思いを込めて伝えていく部分は、観ていて素敵だなと思いました。ライハが渡す言葉、モアが渡す言葉、ゼナさん、ペガ、レイト……みんなが力を込めてリクに渡していく、そのつながっているもの。それが「ウルトラマンジード」だと思います。

──仲間たちの思いを受け取って、リクがまた新たな成長をしていくという。

青柳 そうですね。そしてガイとジャグラーという部分に関しては、「あーっ!」っていう感じで心臓にグッと来てくれればそれでいいかと思います。

──あくまで主役はジードだけど、ガイとジャグラーは「あーっ!」っという部分で華を添えるということですかね。

青柳 ですね。ジードが盛り上がる何かになったんであればいいなと思います。

石黒 僕としては、今回の映画はウルトラマンファンならとても楽しめる映画になったんじゃないかなと思います。濱田くんが8年前に(ナオ役で)出ていた「(ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!)ベリアル銀河帝国」とのつながりを思わせるシーンもありますし。あとはやっぱり坂本浩一監督なので、アクションや画力があるカットも見どころだと思います。

──ありがとうございます。それでは最後に濱田さんから。

濱田龍臣

濱田 はい。本編25話が終わって、しっかりヒーローになれたリクが、「その後どう生きていくのか」っていうところを描いたのがこの映画だと思います。

──ヒーローになったあと、映画では「僕がやるしかない」と気負ってしまうんですよね。

濱田 はい。そして予告映像にもあるんですけど、「僕1人じゃ地球は守れない」と挫折をしてしまう。何があってそうなるのか。それをどう乗り越えていくのかという部分を観てほしいです。リクの感情の動きも、今までの25話とはまたちょっと違うものになっていると思うので、そこも観ていただきたいなと思います。

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「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」特集 濱田龍臣×坂本浩一
「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」
2018年3月10日(土)公開
「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」
ストーリー

知的生命体が住む星々を破壊していく巨大人工頭脳ギルバリスが、ギャラクトロン軍団を率いて地球に接近。彼らが狙う“赤き鋼”についてジャグラス ジャグラーから話を聞いた朝倉リクは、その手がかりを求めて仲間とともに沖縄へ向かった。沖縄でガイドとして働くアイルは、リクがウルトラマンであることを見抜き、重大な使命を託そうとする。一方、ギャラクトロン軍団は沖縄に襲来。ウルトラマンオーブやウルトラマンゼロらも駆け付けるが、自分の使命にこだわり焦るジードの行動がさらなる危機を招く──。

スタッフ / キャスト

監督:坂本浩一

主題歌:May J.「絆∞Infinity」

出演:濱田龍臣、石黒英雄、小澤雄太、本仮屋ユイカ、青柳尊哉、山本千尋、長谷川眞優

声の出演:小西克幸、潘めぐみ、三森すずこ、宮野真守、神谷浩史、緑川光、関智一、入野自由

「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」特集 濱田龍臣×坂本浩一
濱田龍臣(ハマダタツオミ)
2000年8月27日生まれ、千葉県出身。子役として、2010年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」やテレビドラマ「怪物くん」に出演して注目を集める。その後も「ガッチャマン」「疾風ロンド」といった作品に参加。特撮ドラマ「ウルトラマンジード」に続き、監督の坂本浩一とタッグを組んだ主演ドラマ「モブサイコ100」はテレビ東京で放送中のほか、Netflixでも配信されている。4月放送スタートのテレビドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」ではメインキャストの1人である平海斗を演じる。
石黒英雄(イシグロヒデオ)
1989年1月10日生まれ、栃木県出身。2005年、テレビドラマ「ごくせん」第2シリーズで俳優デビュー。主な主演作に2009年公開「激情版 エリートヤンキー三郎」、2010年公開「彼岸島」などがある。2016年放送の特撮ドラマ「ウルトラマンオーブ」に主人公クレナイ ガイ / ウルトラマンオーブ役で出演。舞台にも活躍の場を広げ、2017年上演「黒薔薇アリス」に主演、2018年9月には舞台「オセロー」に出演する。
青柳尊哉(アオヤギタカヤ)
1985年2月6日、佐賀県出身。映画・テレビドラマ・舞台など多数の作品に出演。2016年放送の特撮ドラマ「ウルトラマンオーブ」では、主人公の宿敵ジャグラス ジャグラーの怪演が話題に。主な出演作に「怒り」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」「Father『手を伸ばせば』」、テレビドラマ「緊急取調室2」「わにとかげぎす」、舞台「BLOODY POETRY」、アニメ「怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画」第2期、「寄生獣 セイの確率」「HUNTER×HUNTER」などがある。2018年4月には主演映画「HE-LOW」が公開予定。

2018年4月20日更新