デジナタ連載 「HiGH&LOW THE WORST」前田公輝|4K有機ELビエラで振り返る轟洋介の戦いと成長──“噛ませ犬”だった青年は、鬼邪高の看板の意味を知った

EXILE HIROがプロデュースする「HiGH&LOW」と、髙橋ヒロシによる伝説の不良マンガ「クローズ」「WORST」がコラボした新作映画「HiGH&LOW THE WORST」が、10月4日に公開される。本作は「HiGH&LOW」の鬼邪高校全日制と、「クローズ」「WORST」でおなじみの鳳仙学園が、互いの大事なものを守るために激突するアクション大作だ。

映画ナタリーでは「Panasonic presents デジナタ」連載内で、本作の特集を2本立てで展開する。第2弾として、鬼邪高全日制の轟洋介役を務めた前田公輝にインタビュー。彼が2016年のドラマ版シーズン2から演じてきた轟の名シーンを、高画質テレビ「4K有機ELビエラ GZ2000シリーズ」とBlu-rayレコーダー「おうちクラウドディーガ」を使って振り返ってもらった。さらに轟のキャラクター誕生秘話や、山田裕貴演じる村山とのタイマンシーンの思い出なども、たっぷり語ってくれている。

取材・文 / 浅見みなほ 撮影 / 後藤壮太郎
ヘアメイク / 真知子(エムドルフィン) スタイリング / 鬼束香奈子

Panasonic「4K有機ELビエラ GZ2000シリーズ」

Panasonic「4K有機ELビエラ GZ2000シリーズ」65v

BS4K / 110度CS4Kダブルチューナー内蔵。スピーカーが上向きに設置されているので、音を天井に反射させ、立体的な臨場感を生み出すことが可能。立体音響Dolby Atmos®にも対応しており、映画館のような迫力の音が楽しめる。またPanasonic独自設計の有機ELディスプレイで、明るいシーンや暗いシーンがより高コントラストの映像に。白飛びや黒つぶれのないクリアな映像として観ることができる。ネット回線をつなげばVODやYouTubeの視聴も可能。

Panasonic「おうちクラウドディーガ 全自動モデル DMR-UBX8060 / DMR-UCX8060」

Panasonic「おうちクラウドディーガ 全自動モデル DMR-UBX8060 / DMR-UCX8060」

録画予約なしで、最大約10チャンネル28日間の放送を自動録画できる全自動モデル。Ultra HD Blu-rayの再生にも対応。スマートフォンから録画予約もできるほか、ディーガに保存した録画番組をスマホで再生することもできる。ハイビジョン放送やBlu-rayディスクを4K並みの美しい画質に補正する4Kアップコンバート機能も。

琥珀さんに見つめられているみたい

──今回は「4K有機ELビエラ GZ2000」と「おうちクラウドディーガ」を使用して、「HiGH&LOW」過去作の名シーンを振り返っていただければと思います。普段、自宅で使用しているテレビにこだわりはありますか?

僕、けっこうあるものを使っちゃうタイプなので、実家から持ってきたテレビを今でも使っています。もっと広い部屋に引っ越したら、このくらい大きいテレビ(※撮影には65インチを使用)を使ってみたいなあと思いますね。こんなに大きいと、ホームシアター用のプロジェクターがいらなくなっちゃいますね。絶対にこっちのほうが画質もいいですし。

──さらにこのテレビのオススメポイントとしては、スピーカーが上向きにも付いているので、音が天井に反射して“上から降ってくる”感覚が味わえるんです。また、映画館でも採用されている最新音声フォーマットに対応しているので、映画館のような立体音響も楽しめますよ。

Dolby Atmosですね。(位置を確認して)ここにスピーカーが……え、画面うすっ! ホワイトボードより薄いですね。僕、オーバーリアクションですけど、嘘じゃないですよ(笑)。

前田公輝

──はい(笑)。この「おうちクラウドディーガ 全自動モデル DMR-UBX8060 / DMR-UCX8060」についても説明させていただくと、全自動録画機能が付いているので、最大10チャンネル28日間分の地上波放送を録画できるんです。おうちクラウド機能を使えば、ディーガを録画した番組をスマホで視聴することもできます。

1カ月丸々全部録れるんですか!? 確かに録画予約を忘れちゃうことってあるので、助かりますね。すごいなあ……スマホで観られるのもいいですね。

──ではまず、「HiGH&LOW THE MOVIE」から特に画質と音質のよさが伝わりそうなシーンを選んでみましたので、試しに視聴していただければと思います。

「HiGH&LOW THE MOVIE」チャプター8

山王連合会、White Rascals、鬼邪高校、RUDE BOYS、達磨一家のSWORD連合軍が、MIGHTY WARRIORS・DOUBT連合軍と戦うため、一斉にコンテナ街へ向かう。そのとき、MIGHTYたちを率いる琥珀(AKIRA)は、人知れずある決意を固めていた。

「HiGH&LOW THE MOVIE」を視聴する前田公輝。

うわあ、画質がすごいですね! 砂の粒子まで見える。この画質で観られちゃうと、役者側は肌のメンテナンスも必要ですね。あと、琥珀さんの目に入る光まできれいに見えるのがすごい。ちょっとリアルすぎて緊張しますね。琥珀さんに本当に見つめられているみたいです。

ここまでみんなに見返してもらえるシーンになるとは

──本日は「HiGH&LOW」全作のBlu-rayを用意しましたので、前田さんがご出演された轟洋介の登場シーンから、印象深い場面を選んでいただければと思うのですが。

ドラマ「HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」シーズン2より、前田公輝演じる轟洋介。

現時点で一番思い入れがあるのは、本当は新作映画「HiGH&LOW THE WORST」冒頭の(山田裕貴演じる)村山(良樹)と轟のタイマンシーンなんです。でももちろんまだBlu-rayになっていないので、それは抜きで考えると……やっぱり一番好きなのは、過去の村山と轟のタイマンですね。

──ドラマ版シーズン2第8話の名シーンですね。

はい。アクションシーンは画面の切り返しも多いし、人物もずっと動いているから、画質の違いがわかりやすいんじゃないかな。

ドラマ「HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」シーズン2 第8話

鬼邪高全日制に転校してきた轟洋介(前田公輝)は、定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)を狩って鬼邪高の頭になろうとしていた。一度は勝負を断られた轟だったが、定時の面々を奇襲することで村山を挑発し、ついにタイマンを挑む。村山は、そんな轟の姿にかつての自分を重ね……。

すごいな、画面の先で本当に2人が戦っているような感覚になります。特に人物が止まっていて、カメラだけが動くときの映像がいいですね。普通のテレビと違って、背景も全然ぶれないです。

「HiGH&LOW THE WORST」より、前列左から龍演じる芝マン、前田公輝演じる轟洋介、鈴木昂秀演じる辻。

──この有機ELパネルなら、暗いシーンでの黒の違いがはっきり見えるほか、通常のテレビでは白飛びしてしまうような明るいシーンもクリアに見られますよね。

すごくよくわかります。あ、ここ、轟のインナーが見えてる! 初めて気が付きました。白シャツの首元に白いインナーが見えるのも、白のコントラストがきれいだからですね(笑)。あと、がれきに飛び込む場面は音もすごい。(画面内の村山のセリフに合わせて)「てめえが強えのは認めてやる……でもなあ……拳が強えだけじゃダメなんだよ……」いいシーンだなあ。いやあ、画質も音質もすごさがよくわかりました! 僕、このシーンは何度も見返していて、今回の映画の撮影前にも観ているんです。今改めて観て、現場にいるような感覚になれましたね。

「HiGH&LOW THE WORST」より、山田裕貴演じる村山良樹。

──撮影しているときから、このシーンは特別なものがあったのでしょうか。

もちろんいいものを作ろうという意志はありましたが、当時の僕らは、ここまでみんなに見返してもらえるシーンになるとは思っていなかったんです。何事も全力で取り組むことは大事だと思えました。このアクションは当日の朝に手を付けてすぐに撮影していて、アドリブ部分もあるんですよ。

──アクションでアドリブが……?

つかみ合いしている2人を俯瞰で撮っている画は、「好きなようにつかみ合ってください」という指示でした。あの空気感って、僕たち2人だけではできないものなんです。それまで鬼邪高の主役は定時だったのに、突然全日が出てきた。それでもうちの辻(役の鈴木昂秀)と芝マン(役の龍)を含め、全日生役の皆さんが現場で轟を応援してくださったから、ああやって張り合うことができたんだと思います。

ドラマ「HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」シーズン2第8話の撮影を振り返る前田公輝。

──「HiGH&LOW」といえばアクションのイメージが強いですが、ほかの現場との違いを挙げるなら?

「HiGH&LOW」の現場って、アクションを1シーン撮り終わるごとに、周りのスタッフさんやエキストラの皆さんが拍手してくれるんです。それで僕らの士気も上がりましたし、生半可なアクションをやっている場合じゃないと思えました。


2019年10月4日更新