松岡広大&甲斐翔真が体験「auマンデイ」|映画館へ行こう!同い歳の仲良し俳優2人が語るシネマ愛

800円安くなったら、次の映画のために貯金!(甲斐)

──今回取り上げた「auマンデイ」についてはご存知でしたか?

甲斐 映画館で、予告編の合間に紹介映像が流れるので名前は知っていました。具体的な内容はあまり知らなかったんですが。

松岡 僕も同じで、同伴者も割引の対象になるとは知りませんでした。すごくお得ですよね。1人でもスマートパス会員だったら、友達も割引対象になるってことですから。特に、6月に映画の料金が改定されて、1900円になったじゃないですか。100円の変化って大きいので、この割引はいいですよね。

──月曜限定で、TOHOシネマズの一般料金が1900円から1100円になるんですが(※一部劇場では鑑賞料金が異なる)、もしその場で800円余ったら、何に使いたいですか?

松岡 俺はもう決まっています! 翔真からどうぞ。

甲斐 うーん、次の映画のために貯めておくかな。さっき計算したんですけど、1100円で3回映画を観たら、2400円分の割引ですよね。そしたらそのお金で、また1100円の映画が2回観られるんですよ! 単純に、それってすごいなと思って。1本でも多くの映画を観るために使います!

ポップコーンセットを購入する松岡広大(左)と甲斐翔真(右)。

松岡 なるほど、堅実だね。僕は、ホットドッグとビールを買います。

甲斐 ははは! サラリーマンみたい(笑)。

松岡 おいしいんだもん! 映画館で食べるものって、謎の背徳感やぜいたく感があって……。

甲斐 わかる。遊園地で食べるときみたいな特別感。

──ではもしお二人で「auマンデイ」を使って映画を観るとしたら、TOHOシネマズの上映ラインナップの中から、どれを選びますか?

甲斐 (ラインナップ資料を見ながら)まず先輩(三吉彩花)が主演している「ダンスウィズミー」は観に行かないとですよね。あと「ライオン・キング」のCG、すごくない? もうこのビジュアルの時点ですごくない!?

ラインナップ資料を見る松岡広大(左)と甲斐翔真(右)。

松岡 うん、僕もそう思った。でも「ライオン・キング」は吹替版の主演が賀来賢人さんだよね。先輩の作品は絶対に観るという意味で、いったん置いておきましょう(笑)。僕が気になるのは「ロケットマン」。エルトン・ジョンの半生を描いているミュージカル映画で、予告を観たときに面白そうだなと思ったんです。あとはなんと言っても「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」! (クエンティン・)タランティーノ監督の新作ですから、非常に楽しみですね。

甲斐 と、言いつつ……? (資料を指さして)その下の……?

松岡 その下の「引っ越し大名!」は僕が出演させていただいたので、友達を連れて何回も観に行きます! 今まで友達を連れて自分の作品を観に行ったこと、ないですけど(笑)。翔真は何観たい? 翔真が何を観るか決めて!

甲斐 「イソップの思うツボ」って、「カメ止め(カメラを止めるな!)」のスタッフさんが再集結した作品ですよね? 予告が面白そうだったので、観に行きたいな。

松岡 では彼の意見に同意します!

甲斐 すごい柔軟!(笑) 「ロケットマン」じゃなくて大丈夫?

松岡 そのあと1人で観に行くもん。だから昼に一緒に観に行って、早めに解散しよう(笑)。「イソップの思うツボ」もすごく期待値高いし、話題になりそうですよね。はい、決議が取れました!

心臓の音が漏れてしまいそうでした(松岡)

──まさに「引っ越し大名!」の話が出たところで、ここからはお二人の近作について伺います。まず8月30日公開「引っ越し大名!」で松岡さんは、及川光博さん演じる藩主・松平直矩の小姓である綾瀬主水役を務めていますね。

松岡 及川さんとは今回ずっと一緒に撮影させていただいて、先輩のお芝居を肌で感じることができました。この作品は出演者の皆さんが非常に豪華なので、その中でお芝居できたのはうれしいです。史実にもとづいた作品で、劇中では姫路藩の藩主・松平直矩が、豊後の日田まで引っ越しを命じられてしまう。今と違って車もない中、それをどう乗り越えたかがリアリティを交えて描かれているので、楽しんでもらえると思います。

「引っ越し大名!」より、及川光博演じる松平直矩(左)と松岡広大演じる綾瀬主水(右)。©︎2019「引っ越し大名!」製作委員会

──及川さんと手を握り合ったり、見つめ合ったりするシーンもありましたね。

松岡 及川さんとは、撮影の合間もよくお話しさせていただいたので、そのおかげで和めたところはあります。あの時代って、藩主と小姓が男性同士で恋をするのは当たり前だったそうで。僕自身も同じようにドキドキしていました(笑)。唇当たっちゃうんじゃないかな!?というくらい顔を近付けてお芝居していたので、心臓の音が漏れてしまいそうでした。

──そして9月6日に公開される松岡さんの出演作「いなくなれ、群青」も、一部のTOHOシネマズで上映予定があります。本作は“捨てられた人”たちが集まる謎に満ちた島・階段島を舞台にしたファンタジーで、松岡さんは主要人物の1人である佐々岡を演じられました。“謎に満ちた島”というだけあって、イメージをつかむのが難しそうですね。

松岡 はい、一筋縄ではいかないところがありました。映画の台本をいただいてから、すべて小説の該当部分と照らし合わせていきました。真っ白なパズルを組み立てるようで難解な作業でした。

──ファンタジーテイストな作品の中でも、佐々岡は活発なキャラクターでしたね。

「いなくなれ、群青」より、松岡広大演じる佐々岡。©河野裕/新潮社 ©2019映画「いなくなれ、群青」製作委員会

松岡 パッと見たら明るい人間なんですけど、それだけでは終わらせないように役作りしました。無理に明るくしているという片鱗を見せたかったんです。自分を取り繕うじゃないですけど、明るく振る舞っていないと自分が自分でいられなくなる……というか。柳明菜監督はすべてを僕にゆだねてくださって「何も考えなくていい」と言われましたね。監督は長めに回すし、ワンカットで挑戦するところもあって、ちょっと撮影方法が海外テイストだったんです。そういうところでも、現場で刺激をもらいました。