映画ナタリー Power Push - 「64-ロクヨン-」
世代を超えた俳優たちの白熱演技バトル
- 三上義信(佐藤浩市)
- 元は刑事部に所属しており、「ロクヨン」の捜査にも関わった。現在は県警の警務部秘書課広報室広報官。警察内部のパワーゲームに翻弄され記者クラブからの外圧にさらされながらも、「ロクヨン」の真相に迫っていく。
「64-ロクヨン- 前編」公開中 / 「64-ロクヨン- 後編」2016年6月11日より公開
平成14年12月。県警の警務部秘書課広報室で広報官を務める三上義信は、ある交通事故の加害者の氏名を匿名で発表したため記者クラブからの突き上げに遭っていた。そんなある日、昭和64年に起こった未解決誘拐殺人事件「64(ロクヨン)」担当捜査員を激励するために、警察庁長官が視察に訪れるという通達を受け取る三上。長官の予定に被害者遺族の慰問が含まれていることから、殺された少女の父親・雨宮芳男の了解を取り付けろという命令が下される。かつて刑事部に所属し上司の松岡らとともに捜査に加わった「ロクヨン」発生時以来14年ぶりに被害者宅を訪れた三上だったが、雨宮は長官の慰問を拒否。匿名問題を巡り記者クラブとの緊張が高まる中、三上は雨宮が長官の慰問を拒絶する理由を探るため「ロクヨン」の捜査関係者を訪ねて回るが……。
スタッフ
監督:瀬々敬久
原作:横山秀夫「64(ロクヨン)」(文春文庫刊)
脚本:久松真一、瀬々敬久
主題歌:小田和正「風は止んだ」
キャスト
三上義信:佐藤浩市
諏訪:綾野剛
美雲:榮倉奈々
三上美那子:夏川結衣
目崎正人:緒形直人
日吉浩一郎:窪田正孝
手嶋:坂口健太郎
蔵前:金井勇太
辻内欣司:椎名桔平
赤間:滝藤賢一
荒木田:奥田瑛二
二渡真治:仲村トオル
幸田一樹:吉岡秀隆
秋川:瑛太
雨宮芳男:永瀬正敏
松岡勝俊:三浦友和
©2016 映画「64」製作委員会
佐藤浩市(サトウコウイチ)
1960年12月10日生まれ、東京都出身。1980年にテレビドラマ「続・続 事件 月の景色」で俳優デビューし、1982年の「青春の門 自立篇」で映画初主演を果たした。1994年には「忠臣蔵外伝 四谷怪談」で第18回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。その後も「ホワイトアウト」「ザ・マジックアワー」「誰も守ってくれない」「起終点駅 ターミナル」などで幅広い役柄を演じてきた。茶人・千利休役を務める「花戦さ」の公開を2017年に控えている。
綾野剛(アヤノゴウ)
1982年1月26日生まれ、岐阜県出身。2003年に俳優デビューし数々の映画やテレビドラマに出演する。2013年に「横道世之介」と「夏の終り」で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2014年公開の「白ゆき姫殺人事件」「そこのみにて光輝く」で第88回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞に輝いた。2016年6月25日に白石和彌監督作「日本で一番悪い奴ら」、9月17日に李相日監督作「怒り」、秋に「闇金ウシジマくん Part3」「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」の公開を控えている。
榮倉奈々(エイクラナナ)
1988年2月12日生まれ、鹿児島県出身。2004年のテレビドラマ「ジイジ~孫といた夏~」で女優デビュー。その後「メイちゃんの執事」「Nのために」などに出演。現在はTBS系ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」に出演中。近年の主な映画出演作は「余命1ヶ月の花嫁」「アントキノイノチ」「娚の一生」「図書館戦争 THE LAST MISSION」など。
瑛太(エイタ)
1982年12月13日生まれ、東京都出身。2002年の「青い春」でスクリーンデビュー。近年の主な映画出演作は「まほろ駅前多田便利軒」「大鹿村騒動記」「一命」「ワイルド7」「僕達急行 A列車で行こう」「モンスターズクラブ」「まほろ駅前狂騒曲」「殿、利息でござる!」など。
三浦友和(ミウラトモカズ)
1952年1月28日生まれ、山梨県出身。1972年にテレビドラマ「シークレット部隊」で俳優デビューし、1974年の「伊豆の踊子」で映画初出演を果たす。近年の主な映画出演作は「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」「死にゆく妻との旅路」「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」など。2016年6月18日より主演作「葛城事件」が公開される。