映画「
「ラストマイル」はショッピングサイトの巨大物流倉庫から配送された段ボール箱が爆発したことから物語が展開していくノンストップサスペンス。ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の世界線と交差する“シェアード・ユニバース・ムービー”となり、満島が倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ、岡田が未曾有の事態の収拾にあたるチームマネージャーの梨本孔、大倉が西武蔵野署の刑事・毛利忠治に扮した。
「アンナチュラル」「MIU404」でも監督を務めた塚原は「ドラマのファンの方々がずっと楽しみにしてくださったことが重なって、こんな素敵な映画ができあがりました。心より感謝申し上げます」と挨拶する。反響について問われた満島は「8月20日のプレミアイベントに中学校からの友達が3人来ていて、私は帰りが22時ぐらいだったんですけど『どうしても感想を話したい』と言うので、そこからうちに来ることになって。親友に『ひかり、グッジョブ!』と言われてうれしかったです」と笑顔で報告した。
岡田は「観た方も、これから観る方のためにネタバレを防止しながら(SNSなどに)感想を投稿してくれているのを知ってすごくうれしくなりました」とほほえむ。ドラマ2作にも出演している大倉が「6年前にテレビで始まったものが大きなスクリーンでかけられているのは、なかなか感慨深いものがありますね。まあまあまあ、俺は全部出てるからね」とドヤ顔をすると、岡田からは「ちょっとやな感じですね(笑)」と言われていた。
会場に来れなかったキャストの
フジオカは「ついに『ラストマイル』という爆弾がこの世に放たれました! 逃げろ! 爆発してますか?」と独特な言い回しで公開初日を祝う。その後もマイペースに言葉を紡いだフジオカに関して、満島は「ディーンさん、私の推しなんですけど面白い方ですよね。宇宙が体の中に広がっているような……」と表現し、「ディーンさんが来るとリッチな空気になるんですよ。キラキラした現場になってましたね」と撮影時を振り返った。
イベントでは、塚原、野木、プロデューサー・新井順子のタッグの魅力に迫る場面も。岡田は「3人とも、話しているときに目を離さないので圧倒されちゃうんです。3人がそろうと熱量がこっちにも伝わってくるんですけど、梨本は熱を帯びている役ではないので、(影響されないよう)自分を律して対峙していました」と述懐。大倉は「いつ会ってもカラッとしていて、馴れ合いがない。こちらも緊張感を強いられるんですけど、この3人が作るものには強度がすごくあると思います」と信頼感をうかがわせた。
満島は「この前の舞台挨拶のとき、裏で綾野(剛)さんも、星野(源)さんも、麻生(久美子)さんも、石原(さとみ)さんも、(井浦)新さんも、(市川)実日子さんも、みんな塚原さんたちのことを話してて。大好きだった幼稚園の先生の話をしているような感じだったのが印象的でした」と述べる。続けて「火が燃えるような野木さんの脚本に対して、塚原さんがさわやかに演出をしている。とても現場が“身軽”で、撮影で悩んで気持ちが重くなることがないんです。野木さんから聞いてなるほどと思ったのは『俳優本人が役柄や場面を把握しすぎる前に刈り取る』という言葉。役を生きている瞬間を撮るという意識は、人のことを信じているからこそだなと思いました」と口にした。
最後に満島は「1年半前に撮影した作品ですが、生活に寄り添ったテーマが描かれているので、いまだに自分自身で解決できないんですよ。いろんな立場の方がいて、誰かに優しくしようとすると、誰かにきつい思いをさせてしまう。野木さんに渡されたテーマをこれからもずっと考えていくんだろうなと思います。視点を変えて2回目も観てくれたらうれしいです」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
映画「ラストマイル」は全国で公開中。
映画「ラストマイル」主題歌入り予告
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