岡田准一×藤井道人でNetflixシリーズ「イクサガミ」制作、今村翔吾の時代小説を実写化

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岡田准一が主演・プロデューサー・アクションプランナーを担当するNetflixシリーズ「イクサガミ」が制作されることがわかった。

岡田准一

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「イクサガミ」原作書影 (c)今村翔吾/講談社

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今村翔吾による同名の時代小説をもとにする本作は、明治11年の京都・天龍寺を舞台に292名の志士たちが木札を奪い合うゲームを繰り広げる物語。東京にたどり着いたものには賞金が与えられるルールとなっており、主人公・嵯峨愁二郎は妻と子を病から救うためにゲームへの参加を決意するのだった。監督は「最後まで行く」で岡田とタッグを組んだ藤井道人が務める。

「イクサガミ」原作書影 (c)今村翔吾/講談社

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企画の立ち上げから本作に参加する岡田は「役者のキャリアの中で時代劇を軸に据えるパートに入っていて『日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか』を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと僕個人は感じています」と語り、原作について「今村先生の小説は時代モノの核を大切にしながらも攻めていくエンタメ性があり、いまの人々も楽しめる作りになっているのが好きで読ませていただいていたため、(映像化に対して)非常に興味を持ちました」と振り返る。

藤井道人

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岡田は、日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作ることを目標にして、監督のオファーを検討したそう。「正直、『藤井監督が受けてくれなかったら僕は降ります』という想いでアタックしました」と回想する岡田に対して、藤井は「自分たちが生きていくうえで絶対に避けては通れないのが“時代”ですし、岡田さんがいてくれるなら面白いものができるのではないかと思い、まず今村さんの原作小説を読ませていただいて『こんなに面白い本があるのか!』と衝撃を受けました」と当時の心境を吐露する。

今村は「『原作ではこうですがこう変更して大丈夫ですか?』と最大限配慮して下さって、真摯に向き合って下さっているのが伝わってきたので、何の心配もありませんでした。小説を書いた身としても『ここは映像では違う風に表現した方が届きやすいだろうな』と思っていましたし、その見せ方については藤井監督や岡田さんのチームを信じていました」と信頼をのぞかせた。

そして岡田は「日本の皆さんに『こんなに凄いものを作れるんだ!』と認めていただけるようなものをしっかり創り上げて、そこから『これを世界に届けようぜ!』と思ってもらえるように邁進したいです。この作品は、僕の身体が無事だったらとんでもない作品になります」とアピールし、藤井も「最高のストーリーとキャスト・スタッフ、映像──その全てをアップデートして『日本、そして世界に届く』作品を生み出すことが、今回僕がチャレンジしたいと思った理由でもあります」と続く。さらに今村は「やっぱり岡田さんのアクションを一刻も早く観てみたいです。『どんな感じになるんだろう』と僕が一番楽しみにしています!」と期待を寄せた。エグゼクティブプロデューサー・高橋信一のコメントも以下に掲載している。

※取材:SYO

高橋信一(エグゼクティブプロデューサー / Netflixコンテンツ・アクイジション部門ディレクター)コメント

「様式美」のような側面も持ちうる時代劇というジャンルで「まだ語られていない物語・見たことのない映像表現」を模索することは大きな挑戦ですが、今村翔吾さんの「イクサガミ」を読み終えた瞬間、その挑戦の扉を叩いてみたい衝動を止められなくなりました。想いのままに企画書を書き上げ、岡田准一さん、藤井道人監督にお会いしました。
「時代劇を継承しながらも、新たな時代劇を作る。時代劇を新しいステージに。」
主演であり、アクションプランナーであり、プロデューサーでもある岡田さんが本作を制作するにあたって掲げた想いです。その大きな挑戦に向かってNetflixが共に挑めることが何より嬉しく思っています。
撮影が始まって数日ではありますが、その志を共にする藤井監督始めとする演出チームが「Netflixだからこそ出来るストーリーテリング・新たな時代劇」を顕現すべく、多くのスタッフ・キャストの皆さんと共に紡ぎ出すスペクタクルあふれる映像は、ご覧いただく方々に驚きを巻き起こすこと想像に難くありません。この制作発表以降にも多くの驚きが本作には隠されています。「新たな時代劇への挑戦」という戦いの火蓋は切られました。続報を、そして完成を刮目してお待ちください。

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読者の反応

てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

岡田准一×藤井道人でNetflixシリーズ「イクサガミ」 https://t.co/COSsbPiPyO

岡田「『日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか』を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと」

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