元町映画館サポーターズクラブ発足、市民と作り手を結ぶ場所であり続けるため

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元町映画館サポーターズクラブが4月1日に発足する。

元町映画館サポーターズクラブビジュアル

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元町映画館の外観。

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2010年に映画ファンが資金を出し合って開設された兵庫・元町映画館。公的支援とそれを大きく上回る映画ファンの支援を受け、コロナ禍を乗り越えたものの、全国でミニシアターの閉館が相次ぐ中、同館も観客がコロナ前の水準に戻らずこのままでは1年後に閉館という苦境に立たされている。年間有料動員数が3万人を超えれば経営は安定するが、現在は約5000人足りず、1日あたり約14人の観客増が必要な状況だ。元町映画館サポーターズクラブは、同館が地域に密着した文化発信や交流の場所として市民と作り手を結び、映画文化の醸成や学びを深める場所であり続けるために発足される。

元町映画館の劇場内。

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入会窓口は元町映画館オンラインショップ。年間サポート額一口1万円を支払いサポーターになることで、同館では特別興行を除き、一般料金1800円のところ、いつでも1200円で鑑賞可能となる。さらに劇場公式サイトのサポーターズクラブ欄に氏名が記載される予定だ。メンバーズカードのイラストは、元町映画館の月刊スケジュールイラストなどを担当し、映画「花束みたいな恋をした」の劇中イラストでも知られるイラストレーターの朝野ペコが担当した。なお法人は年間一口5万円からとなっており、予告編上映後に協賛企業名・法人名もしくはロゴがスクリーンに映し出される。

代表の高橋勲は「当館は2010年の開館から映画ファンに支えられてきました。存続の危機にあってもそれは変わりません。喫緊の課題は経済面ですが、存続に値する映画館を営むための長期的な課題にも共に取り組んでいきます。皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます」とコメントした。

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